旧 | 釧 | | | 行政:北海道津別町〜阿寒町 | 標高:610m |
北 | 峠 | ■ | 1/25000地形図:阿寒湖(斜里16号-3) | 調査:1999年8月 |
『開拓記念碑 釧北峠の麓、津別町相生の集落にある小さな神社。その境内に、上の石碑はある。ここでいう『釧北國境に至る道路』が旧釧北峠、現在の国道240号旧道である。 位置的には現釧北峠の東約3kmのあたりにあり、より阿寒湖寄りになっている。足寄へ抜ける国道241号が 年に完成していることを考えると、より妥当な道の付け方と云えよう。(この道は旧北海道ツーリングマップには載っていたものの、新ツーリングマップルでは消えている) 登りに適しているのは北側。国道240号のわきにある小さな距離看板で、73.5kmから73kmの間(釧路を起点としているので登りの時には道路の反対側にある)のあたりで分岐する道が旧峠道である。また、ここには北海道電力の「釧北51線」看板があり、この小さなオレンジ色を目印にしてもよい。1車線の、白っぽい小さな砂利道である。 道は全体的になだらかな作りとなっている。慌てなければそう辛い登りではない。終始森の中で展望はないが、報告者が訪れた8月中旬には、道端に紫のりんどうがポツポツと咲いていて趣があった。枝林道(もどき)が多くて惑わされるが、本道の砂利道の白をずっと追いかけていれば大丈夫である。
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打ち捨てられたような道ではあったが、このカルデラ側の下りでは、送電線の通っているあたりで阿寒湖が一望できる。電線が少々邪魔ではあるが(といってもこの送電線のおかげで伐採されているのだが)、現国道からは恐らくこれほどの展望はないはず。最終的にこの道は、国道から阿寒湖北岸へ伸びる白線道に出てくる。
もう一つ、下りの途中に一個所だけ看板がある。営林署の建てたその看板には、この旧釧北峠が旧でなかった頃の地図が載っている。ただし、「設置 明治45年」というのは、恐らく何かの間違いであろう。
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