主要地方道士別滝上線(道道358号)。
『紋別・士別間をつなぐ。標高800m、全舗装。部分的に急勾配あり。峠の看板は、スノーシェルターの西側にある。』[銀輪'93・P469:重田]藻瀬狩山の両側に「モセカル川」がある。東側の水系はサクルー川とするよりモセカル川の一支流としたほうがよさそう。西側も熊の沢川か北見沢川か微妙なところ。
■編集者のコメント
東側から荷物つきでピストン。なんというかこう、芸術的な道である。特に上紋橋を渡ったあたりからの4%単一勾配、上紋覆道の遠近感、ヘアピンのカーブの絶妙なカントと曲線美。峠手前の道から見える横一文字の陵線・・・。気がつけばどこか違う。OUCC百名峠だけあるな。峠は藻瀬狩覆道というスノーシェルター。峠の向うは青い空と冷たい風が印象的な風景たり。
看板の解説によれば、付近の森は昭和29年の洞爺丸台風で甚大な被害を受けたそうである。それを地均しなどしてダケカンバの自然更生を計った結果がこのどこまでも青い森なのだった。営林とは何とスケールの大きな仕事であることかと思わずにいられない眺めである。(1999.8.:ながとみ)
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■関連リンク
・国土地理院地形図閲覧システム:上紋峠
・国土地理院『うぉっ地図』:上紋峠 峠名非出