地方主要道美深雄武線(道道49号)。調べた5万図では点線道で、「美深峠」という名がついていた。新しい5万図でもやはり美深峠。だが、峠にはしっかりと松山峠と書かれた看板が。ツーリングマップルでも「松山峠」を採用している。
■編集者のコメント
南側は分岐からくくっと登り、すぐに驚くほど平坦な世界に出る。でまた峠手前でくくっと登り。なかなか面白い。平坦なあたりではきれいな沢沿いを走ったり、シナノキやミズナラのひょろっとした木々の林があったりして変化がある。あの多重スクロールな林を誰にもわかるような表現で表現したいといつも思うのだが適当な言葉が見つからない。とにかく多重スクロールなのだ。途中にはいくつか橋があって、福禄橋、毘沙門橋、と来るからもしやと思ったらやはり次は弁天橋であった。次は大黒橋かなと思いきやさにあらず、宝橋。高砂、老松ときて最後は幸橋であった。7つなのに何故?と思うものの、<43はこの区間だけではないので下のほうでは七福神なのかも知れぬ。峠には鉄製の看板のほか、営林署の建てた大きな大きな木柱の峠看板もあり。これらは全て「松山峠」であった。思うに、朱鞠内湖のそばにある美深峠のほうが有名なので(あるいは観光資源として有益なので)、そちらに名前を譲ったのかも知れない。朱鞠内湖のあたりも美深営林署の管轄であることを考えるとあながち当て推量でもないのでは。(1999.8.:ながとみ)
■みなさんのコメント
■関連リンク
・国土地理院地形図閲覧システム:松山峠(地形図では美深峠)
・国土地理院『うぉっ地図』:松山峠 やっぱり美深峠
・国土交通省空中写真:CHO-77-11-C6-12, 13, 14 / CHO-77-11-C7-12, 13, 14