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浮島峠 (うきしまとうげ)

【標高】820m
【行政】上川郡上川町〜紋別郡滝上町
【経緯度】北緯:43°56′37″/東経:142°58′52″
【水系】石狩川水系五十九線沢〜渚滑川水系ポンルベシベ川支川
【二万五千図】手塩岳:NK-54-7-1-1 旭川1号-1
【五万図】上川:NK-54-7-1 旭川1号 \ S53修
【ツーリングマップル】北海道 P53 6-C

 国道273号、浮島トンネル旧道。峠から1.5kmほどのところに浮島湿原があり、この湿原はちょうど分水界上にあることになる。

■編集者のコメント

 √273と√333分岐までは、駅はあるものの民家の類は全くなし。分岐からははじめにくくくっと登ってのち緩くなる。旧道への分岐は浮島湿原の看板が出ているし、何よりトンネルのすぐ手前であるのでわかりやすい。1.5車線の砂利道は全体的に緩め。特に騙されたりすることはない素直な登りだが一部に深砂利あり。浮島湿原へは峠手前1kほどのところから登山道で山中へ分け入っていく形になっており、入り口にはトイレや休憩スペース、立派な看板など。残りの峠道はほぼフラットロードである。峠の北側も同じ様な道だが、こちらのほうが急勾配区間が多く砂利も深め。登るとなると少々難儀するはず。
 私は途中で浮島湿原に立ち寄った。車道から1.6km、サンダルでも行ける程度の登り下りで30分ほど。もちろんサンダルよりも運動靴以上が推奨。湿原はさすがに時期を逸していた。エゾキキョウもほとんどが種子になってしまっていて、咲いているのは日陰の数輪のみ。いかにも蛙が似合いそうな沼地のヒツジグサ、小さな白い花が真っ黒な水面に映えて印象的であった。あまり時間がなくて奥まで行けなかったのが残念だが、それでもこの湿原は本当に嶺の上にあって、まごうことなき分水界也。最盛期には蚊やブヨが多いそうなので注意されたし。
 トンネル北側にある浮木浮樹LANDOは実は無料のようである。トンネル脇の谷を広く開いて、キャンプサイトやバンガロー、水場などなどを設置している。このバンガローは滝上町役場か市街にあるパーラーきくち(電話番号忘れたなー)の方に申し込めば使わせてもらえるらしい。訳の解らぬなどといっては失礼だ。ここにあった浮島トンネル資料によれば、この道の国道昇格は1970.4.だそうで、トンネル建設にはその5年後、1975に着手。で、トンネルのプレートには開通が1984.1.とあったから、完成までに実に9年近い歳月がかかっていることになる。このトンネルのおかげで車で19分の難所がわずか3分に短縮されている。(1999.8.:ながとみ)

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■関連リンク

網走開発建設部のページに情報あり。但し新道のほう。
・国土地理院地形図閲覧システム:浮島峠 地形図には峠名非掲載 西のほうに浮島湿原
・国土地理院『うぉっ地図』:浮島峠 峠名非出


峠
 こちらは浮島峠。浮島湿原の入り口から少々離れたところにある。(な)

浮島湿原
 こちらは浮島湿原。水の流れはほとんどないに等しく、唯一南側に小さな滝沢があって、湿原から染み出る形で流れ出ているようだ。(な)

浮島湿原
 湿原は思ったより広いので迷子にならないよう注意。(な)


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