[an error occurred while processing this directive]
フレーム版で見る |

Previous | Self | Next
西山 | 油坂峠 | 滝波山

油坂峠 (あぶらざかとうげ)

【標高】740m
【行政】福井県大野郡和泉村〜岐阜県郡上郡白鳥町
【経緯度】北緯:35°52′25″/東経:136°49′34″
【水系】九頭竜川水系九頭竜川〜長良川水系長良川
【二万五千図】白鳥:NJ-53-7-1-3 岐阜1号-3
【五万図】白鳥:NJ-53-7-1 岐阜1号 \ S46編
【ツーリングマップル】中部北陸 P62 4-B

 国道158号・越前街道。

■編集者のコメント

 伊勢峠を越えてダム上流部から登り始め。ここから上流部はそのまま高速道としても通用しそうなゆったりした道。とんとんと進めて、いつのまにか油坂峠道路分岐になり、いつのまにか油坂トンネルになってしまう。トンネルの銘は1999年になっているが、これは以前のものを改修した日付であろう。旧油坂峠を探すためにトンネル脇を遡上するつもりだったのだが、実地に来てかなり愕然とする。ほとんど90度に近い斜面にコンクリートの格子による法面。ううむ、これを行くのか・・・。
 垂直登坂で20mほど登れば、その上には鋭くとがった谷。しばらく谷底を歩き、左右の斜面に上がれそうなところを探す。初めて上がったところは道の跡のようなそうでないような空間で、そのまま斜面をトラバースしていくと峠に出ることができた。峠は土手のような低い峰を斜めに越えている。その手前には峰の一角を削り取った格好の広場。真新しい石碑と「南無阿弥陀仏」の碑があり、前者は峠に湧く蝶々水を詠んだ句碑であった。その脇にある石組みの水場がそうであるらしかったが、残念なことにほとんど枯れてしまっていて、ただの汚い水たまりにしか見えない。そういえばさっきの車道の登りで蝶々水のことについて触れた看板があったのを思い出す。あの脇の木道が谷の右岸を伝ってここへ繋がってくるのかも知れない。

 トンネルをくぐって白鳥町へ。初めて地図でこの付近を見た時に、こんだけ空中を道が走っていたらさぞかし息苦しいだろうと想像していたのだが、実際に見るとそうでもなかった。ゆったりつけられたループの柔らかな曲線がポイントなのかも知れぬ。勾配の差は歴然、岐阜側の坂のきついこときついこと。(2002.7.:ながとみ)

■みなさんのコメント

コメントを投稿する

■関連リンク

・国土地理院地形図閲覧システム:油坂峠 
・国土地理院『うぉっ地図』:油坂峠  
・国土交通省空中写真:CCB-77-11-C6-24, 25, 26, 27 / CCB-77-11-C7B-1, 2, 3 / CCB-77-11-C7A-25, 26, 27


箱が瀬橋
 伊勢峠からの道が合流するところには箱が瀬橋という橋。これは瀬戸大橋の実験モデルとして建てられたものだそうで、重量制限がないというのが(あまり意味のない道ではあるんだけど)驚きだ。(な)

油坂トンネル
 油坂トンネル。福井側から。正面の編目状法面を、私は登ってしまいましたさ。(な)

旧油坂峠
 旧峠の歌碑と蝶々水。(な)

旧油坂峠
 土手を切り通したような油坂峠。(な)


Previous | Self | Next
西山 | 油坂峠 | 滝波山

ページの編集 | 目次へ戻る