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野麦峠 (のむぎとうげ)

【標高】□1672.3m
【行政】長野県南安曇郡奈川村〜岐阜県大野郡高根村
【経緯度】北緯:36°03′09″/東経:137°36′19″
【水系】信濃川水系奈川〜木曽川水系益田川
【二万五千図】野麦:NJ-53-6-8-4 高山8号-4
【五万図】乗鞍岳:NJ-53-6-8 高山8号 \ S51編
【ツーリングマップル】中部北陸 P71 5-D

 主要地方道奈川野麦高根線(県道39号)。

■編集者のコメント

 俗化された峠の代名詞のように言われている峠。とはいうものの、車道の峠道も、東側に残る旧道も、かつての女工の苦労を忍ばせるに十分な趣がある。一回の秋と二回の夏合宿で登った。飛騨側に偽の峠(登りの途中の大きなピーク)があることも有名だが、これは明治の頃から「びっくり峠」として知られていたようだ。(1994.9./1995.7.:ながとみ)

 2002年の夏に3度目の登坂。朝日村中心部から峠(県道39号分岐)まで3つのダムを通るが、そこまでのアップはこのダム群のダムアップが全てである。中洞の向こう、地蔵尾の渡しがあった付近は、この上流に本当に町があるんだろうかと思ったに違いない断崖絶壁の淵。今のような立派な車道がなかった当時はさぞかし大変な道だったに違いない。高根村は名前のとおりすべてのものが山の斜面にある。小学校も中学校も役場も、そして民家もみな斜面に引っかかるようにして建っている。
 2回の夏合宿で通れたはずの川沿いの道は2002年の時点で通行止。びっくり峠経由の迂回路はのっけの集落前からかなりの急勾配で、橋場まで来て力尽きてしまった。びっくり峠の直前はTMを見てイメージするのとは大違いのつづら道。かなり疲弊する。そうしてせっかくゲインした200upを丸々失う下り。川まで下って登り直すのは精神的にもつらい。
 野麦集落には「野麦の館」というお土産屋兼食堂があり、ここの自販機のコーヒーで一休みして改めて登る。野麦集落の前後もまた勾配看板があってもおかしくないような急坂狭路である。大きな谷を迂回し、見えていた尾根の向こう側に達するとまた同じような谷と尾根、そしてその尾根の向こうに消えていく道が見える、そんな典型的な山道を登る。覚えているようないないような光景だ。2回の夏の登りではこのあたりから調子がよくなってきて、幾重にも続く谷をがんがん踏み込んで登った覚えがある。今じゃとてもできないから、道と光景とをじっくり味わうようにインナーでちんたら走る。峠直前の谷を渡ればあとはほぼフラット。
 峠には新しく峠の博物館とやらができていた。が、休館日なのか閉業したのか、そこへ入ることはできず。峠のお助け小屋もなぜか閉まっている。そういえば高根村の道の駅も火曜定休とかで閉まっていたから、火曜日は高根村全体がお休みなのかも知れぬ。東側はもう少し複雑な道形で勾配もきつめ。(2002.7.:ながとみ)

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■関連リンク

・国土地理院地形図閲覧システム:野麦峠 
・国土地理院『うぉっ地図』:野麦峠 
・国土交通省空中写真:CCB-77-10-C11-25, 26, 27, 28 / CCB-77-10-C10B-11, 12, 13, 14


びっくり峠へ
 川沿いからびっくり峠へ向かう道。あんまりいい眺めではない・・・。(な)

野麦峠
 県道とお助け小屋への道とが複雑に絡まっている峠。峠峠した写真を撮ることが難しい(写真はお助け小屋の側から)(な)

乗鞍
 晴れると乗鞍岳がよく見える峠。(な)


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