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笠ヶ森山 | &T217D62;峠 | 八幡岳

&T217D62;峠 (にわとりとうげ)

【標高】860m
【行政】福島県郡山市〜岩瀬郡岩瀬村
【経緯度】北緯:37°21′09″/東経:140°10′30″
【水系】阿賀野川水系中地川〜阿武隈川水系金喰川
【二万五千図】岩代中野:NJ-54-22-16-2 福島16号-2
【五万図】猪苗代湖:NJ-54-22-16 福島16号 \ S48編
【ツーリングマップル】東北 P18 4-G・N

 諏訪峠の峠道から分岐する登山道の峠。笠ケ森山の南。ずうっと鶏だと思っていたのだが(だってそうルビが振ってあるのだもの)、実は&T217D62;なのであった(一般のOS上では「〓峠」と出る。コードは振られているがフォントによって表記できない)。(な)

■編集者のコメント

 結果から言えば、猪苗代湖側の峠道は完全に消滅していて薮漕ぎで辿ることすらできない。反対側の峠道は笠が森山への登山道として残っているが、これも峰をかすめていくだけである。そうとは知らずに猪苗代湖側から登り、迷いに迷った挙げ句に南へ伸びる沢をたどって峰に出、縦走する形で峠に向かうハメになったのであった。まあ、ハメとは言い条「道なき道歩き」を結構楽しめたのではあるが。
 峠には「砲台陣屋跡」と書かれた木柱と「にわとり峠」の木柱。ここも戊辰戦争の戦蹟なのだろうか。登山道は鞍部の橋をかすめて山へ向かうが、ネマガリタケが茂る広い鞍部の底には古い道と思われる幅広の溝が残っている。もちろん西側へ辿ると100mほどで崩れて消えるが・・・。砲台を運び上げるくらいだから、かつては結構立派な道であったろうと思う。
 帰りは別の沢で下る。これも沢というよりただの荒れ地みたようなものなので、猪苗代湖側から登るのはあくまでもおすすめできない。(2002.8.:ながとみ)

■みなさんのコメント

吉永敬さん:

93/10/03のことですが、中野側からにわとりとうげを目指しました。結論から言うと、非常につらい道です。地形図にない植林林道があるため、杉が植林されており、峠への道の取りつきは判りませんでした。適当に取り付いた斜面から、谷を挟んだ隣に旧道らしいものが見えたため、ヤブ漕ぎで小さな谷をひとつまたぎました。杉の植林帯はそれほど広くないため、じきに広葉樹林帯に入ると、幅広の旧道が現れます。ここからはのんびりとMTBを押して登れるのですが、峠が近づくと、笹の類(ネマガリタケというのでしょうか?)が、斜面の道にせり出して生えているため、100m進むのにも10分以上かかる状態でした。さらに峠付近は2mを越すネマガリタケのヤブ。生えている潅木に登って、周囲を確認するような状態でした。峠から強いられました。岩瀬村側は、笠ヶ森への登山道になっているため、乗車率の高い下りが楽しめます。友人と2人で入ったため越える事ができましたが、単独で自転車を携帯するのは非常に困難なルートです。 (2003.04.25.)

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■関連リンク

高山の原生林を守る会の「奥羽山脈花回廊」にこの峠周辺の花事情
・国土地理院地形図閲覧システム:&T217D62;峠
・国土地理院『うぉっ地図』:&T217D62;峠 峠名当然ながら非出
・国土交通省空中写真:CTO-76-26-C17B-12, 13, 14, 15 / CTO-76-26-C16B-16, 17, 18


峠道・麓
 県道40号から分岐した直後。正面の山並みの左手奥に峠がある。(な)

林道終点
 林道の行きどまり。正面の薮に赤テープがあるもののすぐに消え失せてしまう。右手の沢をたどって峰へ。(な)

沢の上流
 この沢の上部は若いブナの木が点在する斜面。沢も歩きやすく、ちょっと幻想的な雰囲気すらある。峰に登った地点も山中とは思えない平地。(な)

峠を見下ろす
 峠南の小ピークから笠が森山とその下にある&T217D62;峠。(な)

旧峠
 登山道から薮に突入すると、道であったはずの空間に出る。ネマガリタケの密生で地形がわかりづらいが周囲よりも50cmほど低くなっている。木の茂り方を見ても道であったことがわかる(はず)。(な)

峠道
 東側の道。(な)


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