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勢至堂峠 (せいしどうとうげ)

【標高】□732.0m
【行政】福島県郡山市〜岩瀬郡長沼町
【経緯度】北緯:37°19′54″/東経:140°07′32″
【水系】阿賀野川水系小屋川〜阿武隈川水系江花川
【二万五千図】岩代長沼:NJ-54-23-13-1 白河13号-1
【五万図】長沼:NJ-54-23-13 白河13号 \ S50編
【ツーリングマップル】東北 P18 5-F

 国道294号・白河街道。白河側からは会津本街道・会津越後街道・会津通り佐渡道などと呼ばれた。若松城(福島県会津若松市)から東進して滝沢峠、沓掛峠を越え、猪苗代湖の西岸をまわり、黒森峠、勢至堂峠を越えて白河へ至る。会津藩や越後新発田藩、村上藩藩主の参勤交代をはじめ、江戸幕府の役人の会津入りの街道、あるいは佐渡の金の搬送路として利用された重要な道。(参考・無明舎出版「東北の街道」)

■編集者のコメント

 南から。始めの100up程は良く整備された二車線道が続く。そのうち工事箇所に行き当たり、これより1.5〜2車線道の断続となる。車も多めでやや難儀。勢至堂の集落は今は昔、いずれも近代的な家屋の集まりであった。但し集落の中央に大きなクランクがあるのは枡形の名残なるべし。
 新道への登りを上がらず道形にそのまま進むと、見事な一里塚が道の両に残っている。ここまできれいに残っているのは珍しい。この先へも進んだが新道に上がることができす無駄足となってしまう。続きは現国道のトンネル口より。如何にも旧道らしい緩い道で、ヘアピンも一回りして5m登るか登らないかといふような緩さである。このヘアピン付近には「殿様清水」という水場があったが町の水源也との掲示があるので手を付けず。またその脇には「太閤道」なる碑もあったが何処を指すものなのか不明瞭也(のちにこの道が旧街道と知る。旧峠には國界碑があるらしい)。峠は普通のコンクリート吹き付け切通し。峠に集落があるものと思って登った私は大いにハナタレタ。また虻の数も尋常でなく、大いに悩まされかつ恐怖すら覚える。手拭いを振り回して防戦するがなかなか効果がなく、汗が引いてようやくその数が減る。思えばこの峠が後の虻地獄の始まりであった。
 北へ向かう下り道では右手の沢が大きく崩れて道を覆っている箇所があった。が、自転車ならばさほど困難なものではなし。(2002.8.:ながとみ)

■みなさんのコメント

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■関連リンク

・国土地理院地形図閲覧システム:勢至堂峠
・国土地理院『うぉっ地図』:勢至堂峠
・国土交通省空中写真:CTO-76-27-C1C-41, 42, 43, 44 / CTO-76-26-C17B-10, 11, 8, 9


一里塚
 勢至堂集落の一里塚。道を挟んで反対側にも残っている。(な)

旧道
 集落から新道へ登る旧国道。(な)

旧峠
 旧道ピーク。北側から、のはず。虻のことしか覚えてないな・・・(な)


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