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109峠碑。自転車のサドル破れてます

峠碑側面

109峠

Ichi-Maru-Kyu-pass

DATA
標高:600m
行政:徳島県市場町〜同阿波町
地形図:脇町・徳島16号
TM:中国四国TM P67 2-G
走行:'98.3.


 峠に石碑というシチュエーションは苦労して登った峠の印象をさらに深めてくれるスパイスだ。どの峠にもあらまほしきものであるが、地形図にもTMにも出ていないこの峠にあって、その名前を声高に宣言している『109峠』碑などはそのいい例だろう。これがなければ109峠もただの林道としか認識されなかったであろうからな。

 上部に大きく「109峠」と彫り込まれた峠の石碑は50×70×50cmほどの直方体の御影石で、圧倒的な存在感を伴って鎮座ましましている。どこかで見た文字だなあと思ったが、そうそう、500円玉のあのフォントに似ているのだ。側面には善通寺の自衛隊109施設大隊により開削され、それを記念した命名である旨も刻まれている。

 道を挟んだ反対側には開通記念碑。意外と古く昭和36年の完成である。北側は岩を削ってつけた荒々しい道、南側は折り返しと勾配の厳しい砂利道。もちろん道的にも面白い峠である。


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