鳩峰峠

　初めは2車線フラットで楽だが、森に入ったあたりで一気に1車線となり、凄まじいヘアピン群が開始される。このヘアピンには独自規格のカーブ看板が多く設置されており、これらを見ながら登ると結構面白い。何とも形容し難い形状にねじ曲がった矢印とその通りの道なりを見ていると、ヘアピンの形状を忠実に再現した設置者の苦労が伝わってくるというものだ。砂防ダムのあたりから道はさらに険しさを増し、登るべき道がガードレールと法面ともども見上げた高さで待っている。しかも１段２段なんてものじゃなく、山の斜面全体がこんな感じであって、この威圧感・高度感はピカ１である。よくもまあこんな所にこんな道をつける気になったものだと思う。
　峠からは置賜の平野がよく見渡せる。この展望もまたなかなかのもの。