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あの時拾った地形図には洞峠に星印
洞峠みち(西側)。K氏の姿つき

洞峠

Hora-pass

DATA
標高:650m
行政:京都府綾部市〜同美山町
地形図:小浜・京都及大阪8号
TM:関西TM P22 2-D
走行:96.11.他


 あれだけこの峠に一生懸命だつたのも、もうずいぶん昔のことなんだなあと思ふと何やら感慨めいたものを感じる。擬丸谷才一調で。そしてあの頃の自分には思ひもよらなかつた旅馬鹿峠摩訶に私は成つて仕舞つたのです。摩訶とは何だ馬鹿。自画自贊か。

 地形図には峠名だけで峠道が載っていないというこの峠、東側の峠麓に案内看板があるのでそいつを見つけさえすればOK。歴史的背景については、やはり「北山の峠」を読んでいただくのが一番であろう。最後に訪れてからもう6年も経つ私がつけ加えることはあまりない。強いて言えば「洞」という地名であるが、国語統一以前はいわゆる谷を中部でウレといい九州でツルというのが一般的であったのと同じく、関西巻においてはそれをホラというのが元々であったらしい。だからあの洞集落が特に特異なものという訳ではなさそうだ。

 そういえば新道はどうなった。洞峠に注目するきっかけとなったあの道はもう完成しているのだろうか。それとも徳山ダム並に遅れているのだろうか。急に気になりだしたぞ。


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