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独自規格の看板に注目
峠。一応看板がある

高野峠

Kouya-pass

DATA
標高:740m
行政:兵庫県波賀町〜同一宮町
地形図:山崎・姫路6号
TM:関西TM P27 1-G
走行:'98.8.


 私には舗装の登りのUPを計らないという癖がある。舗装=楽という慢心もあるだろうが、「行ってびっくり」を楽しみたいという思いがそうさせるようだ。しかしながらこの峠に対しては、それが見事に裏目に出た。鼻をくじかれかつ泣かされた峠である。

 西から登ろうとしていた我々の前には巨大な峰が横たわっていた。四国やどこかで体験したような、見上げるような高さの峰だ。オプションいう位置づけでここまでやって来て(この後山崎町へ向かう予定だった)、この時点になってようやく距離と勾配を読む。高野峠6km550up。平均勾配はほぼ10%。しかも半分近くらいは普通の勾配なのが明らかであり、そのしわ寄せが峠手前のこの小さなカーブ群に集中しているのは誰もラマヌジャンの代わりになれないことくらい当然のことであった。途方に暮れつつも登った我々を待っていたのは、20Tのインナーが効かなかい登りと、独特な2段カーブの看板と、うねり続ける道であった。禎姫の悲しい言伝えもどこ吹く風状態であった。申し訳ない。


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