国見峠

　盛岡と秋田を結ぶ峠として古くから利用された道筋。ではあるのだが、現在の状況からすれば迷峠と呼ばざるを得ない。西側は尾根筋をたどる道で道幅もあり、さすがは国見峠というような眺めもあるのだが、2002年現在、完全なネマガリダケの海と化している。その道を発見するのも難儀なほどに。この側を自転車担いで行くには相当な気力と体力が必要。かといって反対側も、仙岩峠からの縦走路が途中から廃道化している。峠の石碑も草に埋もれて寂しそうであった。仙岩峠の東側とまでは言わないが、もう少し整備しても良さそうなものだ。