![]() 西側峠みち。ゴミ袋は雨対策したシュラフとテント ![]() 切り通されちゃってます | 当別峠DATA アイヌ語でトーベツという読みはto-pet、「沼川」を意味するが、恐らく無関係である。大石峠と並ぶインパクトをもつ旧道トンネル。否、トンネル「であった」。 東津野村に位置するこの峠、付近に多く見られるような幕末志士たちの行き交った峠であろうが、他の峠に比べて随分ぞんざいな扱いを受けている。それもそのはず、トンネル「であった」からである。 西側の分岐は少々解りづらい。特にふもとから全て辿ろうとすると確実に迷う。ここはおとなしく途中の分岐から入ったほうがよい。民家の脇の私有道という呈の小路を行くと、その先にはしっかり道が残っていて、このあたりの雰囲気は絶品である。養蜂の箱が置いてあったり草茫々だったりするこの道を登り切ると、右のようになる。かつては素堀りの隧道であった筈だが、天上が落ち尽くして空の下、という状況なのだ。 東側はかなり廃道化している。こちらの入り口は新設林道に塞がれた格好であり、見つけるのに苦労しそう。やはり西からが正解也。 |