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峠の碑と解説看板
梼原側の峠みち

九十九曲峠

Tuduramagari-pass

DATA
標高:830m
行政:愛媛県城川町〜高知県檮原町
地形図:檮原・松山4号
TM:中国四国TM P94 1-H
走行:'98.3.


  日本百名峠であるが、撰者は峠へ至れていない。が、地味に自転車向きの道である。

 私は西側から越えてみたのだが、城川−東津野林道からの登り口にはしっかり「維新の道」という看板があって迷うことはない。九十九曲の名にし負う道で、1スパンが10mもない小刻みなつづら折れである。ここから登る以外にもどこからか林道が峠までついているようであったが未確認。

 峠は広場のような空間で、その両脇に九十九曲峠の碑と勤皇脱藩志士の碑(坂本竜馬の脱藩の道として日本百名峠では紹介されているが、現在は韮が峠がその地とされているようだ)。昔関所があった宮野々へは、西側とは打って変わってなだらかな幅広の山道となる。サイド付でも乗ったまま下れるのが心地よい。湿地になっている個所ではネコヤナギも見られ、春に行けばのどかなこと限りなし。山の奥ではあるものの、むしろ里山みたような安心感すら感じる。 頑張って処理したらここまで見えるようになったが、元の写真は高さ制限の看板しか見えない。が、それがこの隧道の全てではないかと思う。「おらおら、通れるもんなら通って見ろ」とでも言いたげな威圧感のある隧道。日陰のじめじめした空間に狭くて明かり一つない隧道。しかも床には石がゴロゴロしていて危険窮まりない。幸いなのは旧道だけあって車がほとんど通らないことだろう。押してじっくり味わってみてほしい。


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