|行政:山形県米沢市〜福島県喜多方市 標高:□1157.6m
|1/25000地形図:飯森山(新潟2号‐1) 調査:2002年8月


■背景 Background

 「大峠」という名前の峠は日本各地に掃いて捨てるほど存在するが,ここで報告する福島・山形県境の大峠ほど大きな大峠はない.そしてまた,この峠ほどつづら折れの激しい大峠もないだろう.比較対象の集合を「全ての峠」に広げたとしても,それは恐らく真.個人的には「ザ・ツヅラ」と定冠詞を付けて呼びたくなるほど,見事なつづら折れの峠である.

 旧国道121号,山形県米沢市と福島県喜多方市をつなぐこの峠は,標高1100m付近を大峠隧道で抜けるものである.福島側の標高差800mを綴るつづら折れが,この峠のメインといっても過言ではない.本来ならば福島側から登るべき峠だが,報告者は訳あって山形側から越えている.報告はこの国道が米沢市街を出たところから始めてみよう.


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