熊野街道第二期改修のトリを飾った隧道.その勲章よりも,内部に残された難工事跡の生々しさを推したい.掘り越しを補正するための煉瓦による片洞門,それすら追い付かないほどにえぐれてしまった天井を支える丸太柱.この姿で昭和30年代まで使われた−−−しかも,国道として−−−という所にこの隧道の真価を見るべきである.

同期の六隧道中最も廃な雰囲気を有していたが,近年紀勢道の建設に伴って雰囲気が激変したと聞く.紀勢国道工事事務所のことだから良からぬことは起きないと信じている. EOP; include("./template.php") ?>