国道38号の峠。十勝平野の眺めが良い。
『富良野側から行くと雰囲気がいいし、楽。帯広からは少し急かな?』
『鉄道にまつわる話は色々ある。』[いずれも分水嶺ノートより]
『0合目(標高__m)の標識がある。』(峠ファイル:裏谷)
■編集者のコメント
うーむ。全くの霧の中であった。新得からはただひたすらに緩き登なり。パーキングにはドライブインやトイレもあるので補給や排出はここで。○合目の看板がキャンプ場のあたりから始まり、登坂車線もあるものの、それすら5%もないという緩さ。そうしてこの登坂車線も6合目で終わってしまうのである。そのかわり以降は路側帯が狭くなり、やや峠らしくなったかなと思うのも束の間、9合目から峠まではすべて覆道。霧さえなければ眺めを楽しめただろうにと思ったが、ここまで濃い霧というのもなかなか味わえまいて。隧道の隙間から吹き込んでくる霧もまた味のある光景であった。
そして当然、峠は真っ白。本当に白しか見えぬ。展望台のある側から目を凝らしてようやく売店があるのがわかるくらいに真っ白。いい感じだ。南富良野への下りも同様な緩い道。カーブもアップダウンも少ない素直な道である。
ちなみにこのパーキング脇には、日本最大の虫害とも言われる明治のイナゴ災害の跡、捕獲したバッタを埋めた「バッタ塚」がある。それにしても1000立方メートルの卵が目の前にあったらどう思うだろうか。もっとも酷かった2年間に駆除されたイナゴは、成虫換算で3×1011匹也。(1999.8.:ながとみ)
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■関連リンク
・国土地理院地形図閲覧システム:狩勝峠
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・峠名覚書