『朽ちた道標があるので寂しい』(『道』'89:写真あり)
■編集者のコメント
オホーツク/太平洋分水界の最西端の峠ということになる。TMLのガイドにあるようにフラット気味の道でさくさく進める。こんな道は上勝北林道(TMLの白道)との合流点まで。あとはざくっと登ってゆるゆる、ざくっと登ってゆるゆる、を繰り返す。さっきまで道と同じくらいの高さだった沢がいつのまにか見下げる存在となって、道は開けた斜面を走っていく。登りの途中で何度も「あれが峠かな?」と思い、何度もだまされるほど複雑な道であった。柚木氏の頃の峠には朽ちた標識しかなかったそうであるが、今は営林署の立派な2つも看板が建っていた。実際に当時を見知っている訳ではないのだが、変化ぶりには感じ入るものがある。置戸町のほうは常呂川町営林道が大雨で寸断されていた。上幌加林道や旭林道は大丈夫のようであったのだが、無理矢理担いで越えてしまう。晴れていて助かったね。それにしてもこの林道、鹿の骨がゴロゴロしていてまさに死々累々であった。(1999.8.:ながとみ)
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■関連リンク
・国土地理院地形図閲覧システム:勝北峠
・国土地理院『うぉっ地図』:勝北峠 峠名非出