[an error occurred while processing this directive] フレーム版で見る
Previous | Self | Next
土蔵山 | 八草峠 | 金糞岳

八草峠 (はっそうとうげ)

【標高】750m
【行政】滋賀県伊香郡木之本町〜岐阜県揖斐郡坂内村
【経緯度】北緯:35°34′37″/東経:136°19′22″
【水系】淀川水系日の裏谷〜揖斐川水系八草川
【二万五千図】近江川合:NI-53-7-11-4 岐阜11号-4
【五万図】横山:NI-53-7-11 岐阜11号 \ S50編
【ツーリングマップル】関西 P16 1-F

 現在の車道の峠(国道308号)は以前からの峠道ではない。明治ごろまでは人が通れる程度の道が、現在の峠から北に1.5kmのあたりを越えていた。これが不便であったことから、峠の両側の集落が協力して自主的に林道を開削し、それが今日の八草峠の基礎となっている。峠にある「国道昇格記念」の碑には、そういう思いも込められている。
 ここはよく通行止めになることで有名だが、滋賀県側、峠に最も近い金居原から峠までの区間が通行止めになりやすいようで、この場合は金居原の入り口のあたりから峠のすぐ手前まで伸びる「日の影林道」を使うことで工事区間を突破できる。金居原から登るなら、郵便局近くの大きな橋を渡って「右」。左でないことに注意すればあとは迷うこともないだろう。
 そもそもこの通行止は、峠のかなり下の所でトンネルを建設中であることに起因している。ずいぶん長いものになりそう(峠東側は橋を渡る地点よりももっと下流の所から、西は登谷から100mほど上流)。2000.9.の時点では路面の舗装を残すのみのようであった。(な)

■編集者のコメント

 ホハレ峠に三度足を運んでいる手前、この峠は実に5度も越えている。初めて登ったのは1997年、 上空1500mで0度という寒気団がやってくる中のことであった。ずいぶんと改良工事が進んだらしく、それほど危険に思えたところはなし。ただ、荷物が多かったのとナイトラン気味になったので、登り谷の所で一泊した。雹が降った。霙も降った。
 翌日は雨も上がる。峠ではガスったけれども、昭和25年の銘のある「八草峠」の碑と、昭和45年の「國道昇格記念」の碑、そしてりっぱなお地蔵さまがある。岐阜側の展望が開けており、はるかかなたまで山が連なる光景を見ることができる。視界中には本当に山しかない。こちらへの下りはいくぶん緩めだ。
 ちなみに峠西の小学校では、毎年秋に徒歩でこの峠に登る「チャレンジ・ザ・八草」という行事を行なっているようだ。2000年に登った時は新しい標柱が増えていなかったようだが、やはり工事のせいなのか。ちょっとだけ気になる。(2000.9.他:ながとみ)

■みなさんのコメント

コメントを投稿する

■関連リンク

・国土地理院地形図閲覧システム:八草峠
・国土地理院『うぉっ地図』:八草峠
・国土交通省空中写真:CCB-75-25-C18A-7, 8, 9 / CCB-75-25-C18B-1, 2 / CCB-75-25-C19A-8, 9 / CCB-75-25-C19B-1, 2 / CCB-75-25-C18A-10 / CCB-75-25-C19A-10, 11
峠名覚書


八草峠
 晩秋の八草峠。左手の高台にお地蔵様あり。秋は紅葉を観に多くの人が訪れるようだ。(な)

八草峠
 国道開通記念碑とお地蔵様。(な)

八草峠
 お地蔵様の視点で美濃側の峠道を。(な)


Previous | Self | Next
土蔵山 | 八草峠 | 金糞岳

ページの編集 | 目次へ戻る