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中峠 (なかとうげ)

【標高】940m
【行政】滋賀県神崎郡永源寺町〜三重県三重郡菰野町
【経緯度】北緯:35°04′52″/東経:136°26′10″
【水系】淀川水系神崎川〜朝明川水系?川
【二万五千図】御在所山:NI-53-8-10-2 名古屋10号-2
【五万図】御在所山:NI-53-8-10 名古屋10号 \ S56修
【ツーリングマップル】関西 P33 5-A

 八風峠のすぐ隣にある。

■編集者のコメント

 八風峠から縦走で。はじめのピークを越えるまでは全く歩きやすいのだが、その先の40upが完全な藪漕ぎになる。1時間ほどかけて至った峠は、八風峠に比べるとただの峰としか思えない。看板はあるものの八風峠と釈迦ヶ岳を指し示すものであって、その隙間にマジックで「中峠」と書かれているだけなのが哀れであった。
 西への下りは広いコルの中央付近から。私のように看板のうしろから入ろうとすると壺にはめられるので注。峠近くは先の八風峠道くらいの巾の道があって、それが草に埋もれつつある。このまま行ってくれんかなあと思っていたが、やがて道とも沢とも区別がつかなくなり、そのまま広葉樹のまばらに生える複雑な尾根となる。道は痕跡もないほど消えてしまい、残されたのはひどく色あせた赤テープ(もしくはひらひらとそよぐビニールの紐)のみ。自分としては間違いなく赤テープをたどったはずなのだが、細いひょろひょろの木々をくぐっているうちにぷつりとテープが消えてしまった。道らしい道もなく、かといって全く下れない訳でもないのがまた恐ろしい。調子に乗って下ったら壺にはまりそうで、恐る恐る下ってみる。15分ほど迷い下ったところで偶然に白いビニールひもを発見。この時ほどテープの有り難さを感じたことはない。
 とはいってもこの先に道があるわけではなかった。完全に沢下り・山下りとなる。数mあるような滝の脇を下ること数次、足を濡らして沢を渡ること十数次。自転車はずっと担ぎっぱなしである。本当にこの白テープ(あとで見たらピンク色が色抜けして白くなっている!)と紫のテープだけが頼りである。小一時間ほど沢と格闘して、ようやく杉林の中の平坦な道に出る。この道が途切れた所に、「○○谷道出合・下流2分」という例の青白看板。大きな川を左から渡ったら、ここにも看板があるが、「√421まで70分」という文字に対してマジックで大きくクエスチョンマーク。他にもなにやら書き込まれているがさっぱり不明な地名ばかりで役に立たぬ。とりあえず紫テープに従って行くと、10分ほどの登りで峰を越え、反対側へ下っていってしまう。地形図にはない道なので少々不安に感じたが、辿っていけば林道へ出ることができた。おー、これで生きて帰れそうだ。見たことがあるようなないような林道を下っていけば、八風峠へ登る時に見た 分岐看板。なるほど、峰を越えて八風谷に出てくるわけか。(下ってきた道と林道との合流点には看板もなにもなく、しかもその合流点は道によって分断された谷の側面という全く道らしくない場所なので、逆から行くのはほぼ不可能と思われる)(2002.6.:ながとみ)

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■関連リンク

・国土地理院地形図閲覧システム:中峠 
・国土地理院『うぉっ地図』:中峠 非掲載
・国土交通省空中写真:CCB-82-5-C21-12, 13 / CKK-75-10-C21-11, 12, 13 / CKK-75-10-C22-11, 12, 13, 14


中峠
 東側から峠を見上げる。(な)

中峠道
 西への下り鼻。はじめはこんなに道巾があったんだけど・・・。(な)


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