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差杉峠(西杉峠)(さしすぎとうげ(さいすぎとうげ))

【標高】800m
【行政】奈良県吉野郡東吉野村〜宇陀郡御杖村
【経緯度】北緯:34°28′04″/東経:136°04′56″
【水系】淀川水系西杉川〜紀ノ川水系野川
【二万五千図】高見山:NI-53-9-14-3 伊勢14号-3
【五万図】高見山:NI-53-9-14 伊勢14号 \ S54修
【ツーリングマップル】関西 P54 5-A

 地形図には上記2つの名称が併記されている(読みは閲覧システムのほうから)。主要地方道榛原菟田野御杖線(県道31号)がこの峠でつながる?

■編集者のコメント

 滝野にかかる県道28の橋を渡った右手に木の道しるべがあり、これには「西杉峠」のほうが記されている。峠道は道幅や道の流れはほぼ地形図の通りで、林道終点からの登山道も要所要所に赤テープがあるのが有り難い。この区間は緩やかな谷が幾重にも重なっており、地形図に現れないような細かい起伏があるため、この赤テープがなければずいぶん迷ったであろうと思う。峠にかかる最後の尾根筋には明治の頃のお地蔵様(馬頭観音?)もおられる。峠下のアップはさすがにきつく、すぐそこに見えている凹みへのラストスパートがきつい。笹藪気味の峠には、かつては峠の目印であったろう一抱えもありそうな杉が、青々とした葉を茂らせたまま峠を塞ぐように倒れていた。役行者像と思われる頭巾を被った姿の石像がある他、高さ1mほどの石柱があったのだが、後者は摩耗が激しくて何と書いているのかさっぱりであった。峠東は黒黄のロープでガイドされている。迷うことはなかろうが不安定で急傾斜な岩土の地面に加え、担いでいる自転車がロープに引っかかりそうで鬱陶しい。(2002.6.:ながとみ)

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■関連リンク

・国土地理院地形図閲覧システム:差杉峠(西杉峠) 福島の中山峠とともに別名が括弧書きで付されている珍しい例
・国土地理院『うぉっ地図』:差杉峠
・国土交通省空中写真:CKK-76-4-C2-7, 8, 9


西杉峠西側
 西側の峠道。これはまだきれいなほうかな?(な)

西杉峠
 杉の倒れている下に峠道が通っている。(な)

西杉峠
 杉の下の空間。(な)

石像
 峠に立つ石像。これも杉の下に埋まるような恰好。(な)

峠東
 東側の峠道が林道に合流する地点を振り返る。右手が峠道。道そのものは西側よりも急な荒れ道。(な)


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