【標高】940m(国道トンネル:800m)
【行政】鳥取県八頭郡若桜町〜兵庫県宍粟郡波賀町
【経緯度】北緯:35°17′44″/東経:134°30′36″
【水系】千代川水系八頭川〜揖保川水系引原川
【二万五千図】戸倉峠:NI-53-20-5-3 姫路5号-3
【五万図】大屋市場:NI-53-20-5 姫路5号 \ S50編
【ツーリングマップル】関西 P19 4-E
ずいぶん以前に新聞で読んだのだが、冬期に降り積もった雪をこの峠の旧道トンネルに詰めて保存しておき、夏にイベントで使おうという計画があるという。自然の冷蔵庫として使うと専用の施設を利用するよりも安価であるそうだ(実際に稼働しているものとして、岩手県の山伏峠にある「雪っこトンネル」がある)。(な)
■編集者のコメント
その旧隧道の上に、旧旧道としての戸倉峠は現存する。戸倉隧道の手前から分岐する林道を登っていけば本当の戸倉峠へ。峠は高さ10mの岩崖切り通しで非常に迫力がある。峠から西に少し下れば若桜方面の展望も得られる。新道のほうは全く展望がないので、ちょっとした寄り道に最適である。ただし、この林道(から先)は国有林となっていて、国道のほうへは下れないようだ。旧峠道と思われる地形図点線道を探したものの、跡形もなく消滅している。林道自身もやはり国道へは下らず、あさってのほうへいってしまう。
そうそう、トンネルはまだ使われていなかった。一応入ることができる。中央部に県境を示すプレートがはめ込まれていたが、路側帯もまともにないあのトンネルが道として機能していた頃に、これに気付いた人はいたのだろうか。(1998.9.:ながとみ)
■みなさんのコメント
■関連リンク
・国土地理院地形図閲覧システム:戸倉峠に相当する2.5万図 峠西・南側の点線道はすでに消滅。同葉に氷ノ山林道
・国土地理院『うぉっ地図』:戸倉峠
・国土交通省空中写真:CKK-76-2-C12-3, 4, 5, 6 / CKK-76-2-C11A-2, 3, 4, 5
・峠名覚書