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入山峠 (いりやまとうげ)

【標高】1020m
【行政】長野県北佐久郡軽井沢町〜群馬県碓氷郡松井田町
【経緯度】北緯:36°19′12″/東経: 138°39'03 "
【水系】信濃川水系矢ヶ崎川(支川)〜利根川水系遠入川
【二万五千図】南軽井沢:NJ-54-36-7-1 長野7号-1
【五万図】御代田:NJ-54-36-7 長野7号 / S54修
【ツーリングマップル】関東甲信越 P69 6-A

■編集者のコメント

 1996年に西側からピストンしていたが、2002年に改めて全部越えてみる。軽井沢市街の県道43号には「入山峠口」というずばりそのものの交差点があり、ここから東へ向かうのがもっとも確実でかつ楽だ。ゴルフ場の間を縫っていくと記憶の通り高架のバイパスをくぐり、そのまま2車線巾の砂利道となる。ちょっと登ると荒れて狭くなるのも、今から6年前の3回の秋合宿前に訪れた時そのままであった。バイパスと並行し、簡易コンクリ橋でこれを越えて対岸へ。すぐにピークとなるのも、峠付近で石製の幣(ぬさ:短冊のような形をしており、旅の道中や家族の安全を祈って神に捧げるもの)が発見されたことを示す看板も記憶の通り。軽井沢で変わっていないのはここだけかも知れぬ。が、あの時には気づかなかった旧峠道、しかも石畳があること、その隣に文化年間の経塚があることを初めて知る。車道旧道のほうは相変わらず1.2km先で橋欠損のため通行止とある。前回はここで引き返したのだが、まだそのままなのか。
 有無を言わせず先に進む。コンクリート道と砂利道が交互に現れる道は程よく寂れていて風情あり。新道を橋で越えたりトンネルでくぐったりと三次元的に絡まりながらの下りは想像以上に面白い。道はそれらしき橋はいくつも渡ったが、どれもみなしっかりしていて、いったいどこがいかんかったのかいまいち判らず。とことんバイパスと並走し、常に手の届きそうなすぐそこにあるものの、旧峠からそちらへ移ることはできない。その必要があるとも思えないが、もし移りたいならフェンスを乗り越えて無理に入るしかない。
 そのうちバイパスから離れてエンジン音も聞こえなくなり、そのまま赤坂集落へ。久保のあたりではカエデの大木と李の木の下にあまたの道祖神。(2002.7.:ながとみ)

■みなさんのコメント

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■関連リンク

國學院大學学術フロンティア/椙山林継氏写真資料に入山峠における出土品の写真ほか多数の写真あり。上で触れた「幣」の実物と思われる
・国土地理院地形図閲覧システム:入山峠 同葉に和美峠
・国土地理院『うぉっ地図』:入山峠 1/75000には非出だがMapion:1/21000には載っている
・旧道倶樂部活動報告書総覧:入山峠


入山峠道・軽井沢側
 西側の峠道。森に入って行く幅広道は旧東山道の名にふさわしい貫禄あり。(な)

入山峠
 旧車道の入山峠。右手に国道8号バイパスが通っている。(な)

入山峠石畳
 コンクリートで補強されているが石畳が残っている。その下はべちょべちょの登山道。(な)

入山峠の経塚
 旧旧道わきにある経塚。街道の安全を願って建てられたものだそう。(な)

入山峠道・松井田町側
 東側の峠道。バイパスを縫うように走る。(な)

入山峠道・松井田町側
 下るにつれて少々荒れてくる道。(な)

入山峠道
 麓の集落・赤坂の辻には多くの道祖神。(な)


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