【標高】 280m
【行政】大分県大分市〜臼杵市
【経緯度】北緯:33°10′05″/東経:131°43′41″
【水系】丹生川水系丹生川(支川?)〜末広川水系末広川
【二万五千図】戸次本町:NI-52-5-6-1 大分6号-1
【五万図】犬飼(いぬかい):NI-52-5-6 大分6号 \ S51編
【ツーリングマップル】九州TM P34 2-B・N
主要地方道大分臼杵線(県道21号)。岩本氏命名「グロッキー峠」。銀輪'93・P192。
『九六位山
黒越山ともいう。大分市東部にある山。標高451.7m。山麓東側は臼杵市との市境。古生層からなり、三波川結晶片岩が分布。大野川水系と臼杵市の末広川水系の分水嶺に当たる。山頂の北東約800mに九六位峠ある。鶴崎・丹生と臼杵の交易の要所であった。山頂近くに天台宗円通寺がある。九州西国10番札所にあたる。古代百済の修行僧日羅上人が9匹の鹿と猪に案内されて登り、円通寺を安置し、九鹿猪山円通寺を建立。建久年間に大友能直が祈願料として寺領を寄進し、大友貞親が再建。寛文8年に臼杵城主稲葉氏より「九六の方位」として九六位と改称。現在、円通寺付近に5戸の民家があり、キャンプ場などの市民のレクリエーション基地となっている。山頂から大分市・別府湾・臼杵湾が展望できる。「豊後国志」は「一名両儀峯。白山(九六位山の東北東約4km)の西南に在り。翆巒層畳。郡峯に秀出す。古刹有り。観音大士の霊場なり」とある。』[角川日本地名大辞典:44 大分県・P349]
■編集者のコメント
臼杵側から越えた。道は2車線舗装だが、ダムを過ぎてしばらく行ったあたりは所々1.5車線になる。ダム付近を除いて全体的に傾斜がきつく、特にダムまでは急激に登らされる。どうでもいいことだけど途中に「昭和64年竣工」の橋あり。
峠は四つ辻。九六位山に向かう道、再進林道、そしてTM緑道(県道21号)。この道は昭和49年竣工、自衛隊第五施設団が昭和45年から4か年かけて作ったそうである。このことを記した完成記念の碑が峠にある。
注目すべきは大分側の道。これが恐ろしいほど勾配がきつく、下りで前転するかと本気で思ってしまったような勾配である。舗装といえどもあなどれない。この傾斜は下のゴルフ場付近まで続く。(1996.12.:ながとみ)
■みなさんのコメント
■関連リンク
・鹿島建設のページより
現場の風景 東九州自動車道がこの峠の下を通る。あっNATM工法だっ
・国土地理院地形図閲覧システム:九六位峠
・国土地理院『うぉっ地図』:九六位峠
・峠名覚書