【標高】 450m
【行政】大分県日田市〜下毛郡山国町
【経緯度】北緯:33°22′09″/東経:131°01′26″
【水系】筑後川水系森川(支流)〜山国川水系?
【二万五千図】深耶馬渓:NI-52-4-16-2 中津16号-2
【五万図】耶馬渓(やばけい):NI-52-4-16 中津16号 \ S48編
【ツーリングマップル】九州 P24 2-B
国道212号・奥耶馬トンネルが現在の大石峠だが、明治18年に作られた初代の大石峠(トンネル)が現存する。石灰質の土壁を掘り抜いた素掘りのトンネルである。落磐が激しく当時の姿そのままとは言えないかも知れないが、明治期に作られたトンネルで改修を受けずに残っているものとしては最古級。「おしがとう」という読みも九州では珍しい(集落名としても字大石峠があり、おしがとうと呼ばれている)。
■編集者のコメント
詳細は旧道倶樂部活動報告書総覧を参照。車がぎりぎりすれ違えるくらいの幅のトンネルだが、そこまで至る道が狭い一車線であることから考えると明治にできてからほとんど手を加えられていないものと見られる(大正の初めには伏木峠経由の車道ができているし)。土質が非常に脆く冬凍っては落磐を繰り返すと、この道を畑に通う道として使っておられる方も言っていた。一時期は落ちた土砂をトンネルの外へ出したりしていたそうだが、今はもうそんな手間をかけることもないようである。(2002.9.他:ながとみ)
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■関連リンク
・国土地理院地形図閲覧システム:大石峠
・国土地理院『うぉっ地図』:大石峠