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梅津越 (うめづごえ)

【標高】 440m
【行政】大分県大野郡三重町〜南海部郡宇目町
【経緯度】北緯:32°52′37″/東経:131°32′59″
【水系】大野川水系中津牟礼川〜北川水系長淵川
【二万五千図】中津留:NI-52-5-7-4 大分7号-4
【五万図】三重町:NI-52-5-7 大分7号 \ S51編
【ツーリングマップル】九州TM P41 4-F

 主要地方道宇目清川線(県道45号)。

『標高400m位。宇目町と三重町を結ぶ峠。相当鼻タレル。全舗奏。西南の役激戦地だそうです。』[銀輪'94・P338:重田]

■編集者のコメント

 峠はコンクリート吹きつけの切り通し。本当に殺風景である。宇目町側の葛葉集落に「梅津道路碑」があり、この道が整備された頃の情況が細かく残されている。

『想フ二除ケ葛葉部落ハ山岳起伏セル渓谷ニ介在スルヲ以テ地勢上ノ交通不便ニシテ文化ノ恩澤ニ浴スルコト薄キヲ憂ヒ竟二大正五年縣道宇目佐伯線二連絡スル車道ノ開鑿ヲ為スニ内谷ヨリ分岐シ區内ヲ貫通スル村道ヲ完成シ昔日ノ面目ヲ一新シタリ・・・』
 この碑文は大げさに映るかも知れないが、実際この集落は陸の孤島と表現しても憚られないような山中である。北側は梅津越の峠によって隔たり、南側は急峻な渓谷。川沿いに道が造れないため、山の端を何度も越える道が一本だけ。こういう所に住む人に対し、畏敬の念を感じずにはいられなかった。(H9.3.:ながとみ)

 この葛葉集落、実は椎茸栽培の発祥の地であるそうだ。鉈で瑕つけた木から椎茸が生えるのを発見したその人物の名が炭焼の源五郎さんだったというのも、いかにも豊後の国らしくて良い(柳田国男「炭焼小五郎ガ事」参照)。(1997.3.:ながとみ)

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■関連リンク

・国土地理院地形図閲覧システム:梅津越 
・国土地理院『うぉっ地図』:梅津越 


梅津越
 峠から三重側。殺風景だが晴れていたので悪い印象はない。三重側に少し下った所、林道との合流点に、古戦場の解説の標柱が建っている。(な)


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