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牛首峠 (うしくびとうげ)

【標高】1060m
【行政】長野県上伊那郡辰野町
【経緯度】北緯:36°01′34″/東経:137°54′35″
【水系】信濃川水系奈良井川〜天竜川水系飯沼川
【二万五千図】北小野:NJ-53-6-4-2 高山4号-2
【五万図】塩尻:NJ-53-6-4 高山4号 \ S52編
【ツーリングマップル】中部北陸 P72 6-B

 県道楢川岡谷線(県道254号)。名前の由来は峰の形が牛の首を連想させたから。

『初期中仙道の峠。のちに、中仙道は塩尻経由となって、この峠は中仙道から外れた。東側の峠道は一里塚などがある。東側はダート。』[銀輪'95・P251:安川]
『中央分水嶺の一つ,牛首峠に行って来たのですが,峠の西側(塩尻側)も舗装工事が始まっています.
東側(辰野側)は元々舗装でしたから全舗装になります.
舗装路とはいっても抜群に雰囲気のいい峠ですね.夕暮れ時にいったのですが,ツーリングマップ(ル)に書いてあるとおり道筋に一里塚があり,峠には句碑が建っていました.黄昏時に南アルプスをバックにした枯れススキ.すばらしかったです.西側(これから舗装するところ)は鬱蒼とした林の中を抜けますが,すでに夕闇で少し怖かったです.(辰野→R19の方に越えた)』(H9.11.植松氏)

■編集者のコメント

 西側の入り口は少々唐突でわかりにくいが、分岐にHOTELαがあるのでそれを目印に。のっけからえらい勾配でびびってしまうが、JR線路を越えるとその見返りがくる。しばらくは沢に沿った緩やかな登りで、涼しく心地よい走りが楽しめた。勾配が上がって暗がりを出ると町境。ずっとこの町境が峠だと思っていたため少々ハナタレル。日差しも厳しくなって、勾配が緩くなる最初のヘアピンすぎまでかなりダウン気味。峠の段に入ればようやく一息、といったところ。
 峠の東側、切り通しの上に向かって小さな鳥居があり、何だろうと思って入っていくがそのまま山の中へ入っていくばかりであった。あれは何だったのだろう。また峠のカーブを曲がった先には何やら石像らしきもの(道祖神?)と辰野町の水道局が再建した句碑が、貯水槽と思われるコンクリートブロックの上に建っている。この水溜には峠の西側からビニールパイプで水を引いており、地味に分水線が引けない特異点を形成しているようだ。ひょっとしたら権兵衛峠と同じような歴史があるのかも知れない。
 東へ下るとまず現れるのが飯沼の集落。赤で統一された集落の屋根、緑の森、そして八ヶ岳の遠景がいい味を出している。この飯沼は初期中仙道の宿場町だったらしく、どの家にも必ず立派な土蔵があるのに目を引かれる。奈良井のようにレプリカっぽくない素朴な感じもいい。下りつく小野の街並みも立派な建築物が多く、地味ながら見どころの多い道である。そうそう、道は全線舗装済であった。(2002.7.:ながとみ)

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■関連リンク

・国土地理院地形図閲覧システム:牛首峠 
・国土地理院『うぉっ地図』:牛首峠 非出・・・
・国土交通省空中写真:CCB-75-15-C23-10 / CCB-75-15-C32-10 / CCB-75-15-C23-8, 9 / CCB-75-15-C24-7, 8, 9 / CCB-76-11-C3-1, 2 / CCB-76-11-C4-1, 2 / CCB-75-15-C32-7, 8, 9 / CCB-75-15-C33-6, 7, 8, 9
・こだわりの分水嶺:分水界特異点


牛首峠
 西から峠。(な)

牛首峠の碑
 峠の東手にある句碑。乗っている台はコンクリートの貯水槽のようだ。(な)

牛首峠道
 東に下る道より。(な)

飯沼
 飯沼集落。どの家にもこのような立派な蔵がある。(な)


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