【標高】810m
【行政】秋田県雄勝郡雄勝町〜宮城県玉造郡鳴子町
【経緯度】北緯:38°52′42″/東経:140°34′26″
【水系】雄物川水系マダゴ沢〜北上川水系(鳴瀬川水系?)軍沢川
【二万五千図】鬼首峠:NJ-54-20-7-4 新庄7号-4
【五万図】秋ノ宮:NJ-54-20-7 新庄7号 \ S56.2編
【ツーリングマップル】東北 P55 4-G
国道108号。新道がH8.8.8.に開通し、峰越えの道は旧道化。
『秋ノ宮温泉と鳴子温泉を結ぶ仙秋サンラインの峠。周辺には小野小町伝説が多く残っている。』[CF'95-10]ふーん、そうなんかーと以前は感心していたが、実はこうした「小野小町ゆかりの地」は日本中にあるのだそうだ。例えば関西の穴浦峠にも、今の福知山の地にいた小野小町の元へ通い続けた男の話が残っているそうだ(100日目の晩に大水に取られて死んだという下りも同じ)。一体どれが本物か、ということよりも、それだけあちこちに逸話が残っていることが不思議で面白い。(な)
■編集者のコメント
花立峠を登って下ってその次に登る。国道はさほどきつい道ではなけれども、登っている途中で雨が降り出して厭になる。しかも降ったり止んだり日が差したりで、どれか一つにしてくれと叫びたくなる。・350の水準点の先は下りで、登るべき道が正面にどうだといわんばかりに見えるのが圧巻。うへ、あれを登るんスか。
カーブの底から登り上げ、さらに奥まで回り込んでからその見えていた道へ入る。旧道もやはり2車線でたいへん贅沢。新道にはない登りの緩急があるので走りやすく、鍋越峠にあったのと同じタイプのスノーシェッドをくぐって大きな谷を回り越える。尾根の向こうに越える道まで行くとさらに同じ光景が広がるという例のパターンを三度ほど繰り返し、送電線の鉄塔が見え始める頃から山中に入り込んで峠へ向かう。トラバースにはならないため峠の位置は最後までわからず。峠直下の厳しい登りを登り上げ、ややフラットになったのち、峰を斜めに横切る形で分水嶺越え。私が訪れた日、峠付近の天候は最悪で、秋田県の側からごうごうと風雨が吹き込んでいた。それに向かって、何故か犬が一匹吠え続けていた。何とも言えぬ印象的な光景である。時間が押していたのとこの天候とでこの日は旧道泊。下り鼻で現れるスノーシェッドの向こうに沢を見つけてテントを張った。
翌日も朝から雨でどうなることかと思ったが、11時すぎに一瞬の止み間を突いて出発。が、秋ノ宮トンネルをくぐるとまた雨が戻ってきて、結局はびしょ濡れになってしまう。おかげで赤倉大橋の架橋記念碑らしき碑も見て見ぬふりをしてしまう。うーむ。
現√103に乗っても降ったりやんだりで大変なのは変わらない。しかも道は南側に比べて狭く、全線二車線とは言い条、その太さは明らかに違う。整備は行き届いていないぞTML。ついでに言えば現国道の周囲にブナの原生林を見ることもできなかった。どこのことを言っているんだろうか。新道開通で変わったのか?(2002.8.:ながとみ)
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■関連リンク
・国土地理院地形図閲覧システム:鬼首峠
・国土地理院『うぉっ地図』:鬼首峠
・国土交通省空中写真:CTO-76-13-C17A-17 / CTO-76-13-C15B-1, 2 / CTO-76-13-C16B-2, 3, 4 / CTO-76-13-C17B-3, 4, 5, 6 / CTO-76-13-C15A-17, 18, 19 / CTO-76-13-C16A-16, 17, 18