平隧道

ORJ#13 明治隧道project@大分県(竹田・直入・犬飼) 大分県]



■概略 Abstract

 竹田市街から玉来へ向かう道として古くから利用されていたルート.玉来は玉来川(大野川)に臨む水運の町で,岡藩時代は第二の商業都市だった。そのため交通量も多く、早い段階から隧道開削計画があり,寺道隧道とともに明治7年に掘削願が出され,同年中に完成した記録がある.のちに川下隧道とともに大分県道熊本県道に取り込まれた時,馬車が通行できるよう拡幅改修を受けている.その後も国道57号の隧道として活躍していた時期があり,そんなこんなで当時の姿は全く残されていない。現在は狭い2 車線舗装にコンクリート巻き+ロックシェードのうえ,新山手トンネルの完成で旧道化している.

(日本の廃道第13号掲載)


山川隧道 | 三砂第一隧道

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