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知谷峠 (ちやとうげ)

【標高】500m
【行政】京都府北桑田郡美山町〜京北町
【経緯度】北緯:35°13′49″/東経:135°37′11″
【水系】由良川水系原川〜淀川水系弓削川(支川)
【二万五千図】四ッ谷:NI-53-14-5-4 京都及大阪5号-4
【五万図】四ツ谷:NI-53-14-5 京都及大阪5号 \ S55修
【ツーリングマップル】関西 P22 5-G

 昔は「血谷峠」と書いたらしい。正確なことは忘れたが、何かの戦の戦場になったことから(『北山の峠』)。

■編集者のコメント

 ツーリングマップルでいうと「美山鉱山」のある白道の先になる。実際に行って見ると鉱山よりもログハウス村(別荘地?)のほうが目立っていたが、この谷の奥も見事な杉の植林地也。途中で一度分岐があり、「原清水丸林道」の看板があるほうが峠への道である。
 平成に入ってから修正された地形図では、この林道(実線道)の行き止まりから登山道が始まることになっているが、今は嶺のほうまで林道がつながっていた。この林道はさらに京北町側の嶺付近に左右に手を広げつつある。たぶん深見峠にあった原深見林道とつながるのであろう。この新設林道が峰よりもわずかに低いところを通っているため、知谷峠そのものはギリギリで残っている。そのかわり峠道は林道で寸断され、例えば下から登ってきた林道が谷の上部でくるっと回るあたりで、切り通しの崖の上に峠道の「断面」が見えている。気をつけていないと見逃すかも知れぬ。崖につけられた道でそこまで登り、ざくざくと進めばすぐに峠である。風格のある、傾げた杉が目印。峠はちょうどU字型に美山側に入り込んでいて、ここからは展望がない。しかし京北側の空は開けている。いい景色を期待しつつ、ちょっと高みに登ると…。この眺めはびっくりすること受け合い。
 京北側の斜面は伐採の済んだ谷。見晴らしはいいものの、峠道は非常にわかりづらい。地形図にあったような、峠から峰沿いにスライドしてから一気に下る道ではなく、峠から直接したのほうへ下っていく。何とかふもとまで下れたが、こちら側から行くと迷うに違いない。最後のほうはどろどろの沢であった。あとは国道162号までのんびりの道である。(1999.4.:ながとみ)

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■関連リンク

・国土地理院地形図閲覧システム:知谷峠に相当する2.5万図。同葉に原峠神楽坂
・国土地理院『うぉっ地図』:知谷峠
・国土交通省空中写真:CKK-75-7-C16B-3, 4, 5 / CKK-75-7-C16A-14 / CKK-75-7-C17-15, 16, 17 / CKK-75-7-C18-15, 16, 17


知谷峠
 峠を横から撮ってみる。右手が美山町、左が京北町ということになる。狭いような広いような、なんとも言い難い独特の峠。京北町側にはたいへん開けているが、足元を林道が通過しているので少々殺風景かつ興ざめなり。(な)


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