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鞍掛峠 (くらかけとうげ)

【標高】□624.1m(トンネル西側)/800m(峠)
【行政】滋賀県犬上郡多賀町〜三重県員弁郡藤原町
【経緯度】北緯:35°12′08″/東経:136°24′57″
【水系】淀川水系犬上川〜員弁川水系員弁川
【二万五千図】篠立:NI-53-8-9-2 名古屋9号-2
【五万図】彦根西部:NI-53-8-9 名古屋9号 \ S56修
【ツーリングマップル】関西 P24 6-H

 国道306号の鞍掛トンネルの上にある。西からだとトンネル西口の所から1kmの150up ほど。点線道。トンネルの方は走行記録がある。

■編集者のコメント

 滋賀県側から。佐目トンネルは旧道を辿ってみる。遊歩道か何かとして整備されつつあったようだが、現在の道は荒れ放題のヌケ放題である。それにしてもなぜ日タイ連名の蛇塚があるのか。永源寺ダムのそばにもあった佐目という地名とともに気になるところである。このトンネル旧道を抜けた所からフラットになるが、それは逆に峠手前の大ヘアピンを引き立てるスパイス的な役割。峠直下から見上げるような高さにあるガードレールが涙で霞んでしまう(大げさか)。一段目三段目の勾配がきつく、真ん中の段で少し足を休めないと一気に登れたものではない。
 三段目の途中で休んでいると車が一台やってきて、目の前で止まる。何じゃろうと思っていると、中から下りてきた人がおもむろに語りかけ、「これでうまいものでも食べて」と熨斗袋を渡してきたのだ。ええっ??? 何でこうなるんだ?(しかも熨斗袋入り?!)
 以前自転車旅行をしたことがあって、「その時にいろんな人に世話になったからね・・・」と語るその人。果たして自分がこの旅を終え、自転車に乗れなくなったときに、この方と同じことができるだろうか。きっとできないだろう。本当はこの峠を越えたら近々帰るつもりであったのだが、このことが大きな励みになる。ただしこのお金、どうしても使うことができなかった。
 さて、続き。旧峠へはトンネルの右手より。付近の山への登山口として整備されており地図看板も充実。かなりの急斜面ではあるが苦労するのはこの角度だけだ。つづらを登り切ればフラットな道がゆるやかに続く。峠へはゆっくり登って20分ほど。比較的新しいお地蔵様に並んで摩耗しかけたお地蔵様もおられる。越える方向に鋭く尖り幅も狭い峠。鞍部というよりも土崖の切れ目といった趣だ。峠を越えれば三重側の展望が雄大。木がまばら&日に照らされる東側斜面なので少々草深いが、これもありがたいことに草刈りされた直後であった。しばしトラバース気味に下った後、斜面を垂直に近いつづらで下りる。こちら側は車道よりもやや下方に下りてくるため、国道に戻るには再び登り返さなくてはならない。国道に出たところには峠の解説看板もあり。トンネルを抜けて自転車の所へ戻ってきたのはちょうど1時間後であった。なおトンネルは昭和49年3月完成。(2002.6.:ながとみ)

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■関連リンク

・国土地理院地形図閲覧システム:鞍掛峠      
・国土地理院『うぉっ地図』:鞍掛峠
・国土交通省空中写真:CKK-75-10-C14-9 / CKK-75-10-C15-8, 9 / CKK-75-10-C16-9 / CCB-82-5-C15-10, 11, 12 / CKK-75-10-C14-10, 11 / CKK-75-10-C15-10, 11 / CKK-75-10-C16-10, 11
峠名覚書


佐目トンネル旧道
 佐目トンネル旧道はこんな感じで車は通行不可。(な)

峠道
 下から見上げた峠直下のヘアピン。正面の土崖のところにガードレールがちらり・・・

峠
 現在の国道はトンネルで越える。トンネル西口。この脇に旧峠経由の登山道ができている。(な)

峠道
 旧峠への峠道。ちょいと勾配きつめ。(な)

峠
 鞍掛峠を横から(左→右に越える)。狭い峠にはずんぐりむっくりのおじぞうさま。(な)


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