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水分峠 (みずわけとうげ)

【標高】 □707.0m
【行政】大分県玖珠郡九重町〜大分郡湯布院町
【経緯度】北緯:33°14′59″/東経:131°17′43″
【水系】筑後川水系玖珠川〜大分川水系大分川(支流)
【二万五千図】湯平:NH-52-5-9-4 大分9号-4
【五万図】別府:NI-52-5-9 大分9号 \ S54修
【ツーリングマップル】九州TM P24 5-G

■編集者のコメント

 大学に入る前に2〜3度登ったことがある。九州のうちでは有名な部類に入る峠で、国道210号最高所であり、リッパナドライブインもある、大変にぎやかな峠である。昔は峠というとここのイメージがあって、(峠が)あまり好きではなかった。自転車で由布院側から登るならば、少々遠回りになるが旧道を登るほうをおすすめする。国道は路側帯が広いとはいえかなりの交通量であり、狭いトンネルもいくつかあり。
 名前の通りここは瀬戸内と日本海(東シナ海)を分ける分水嶺だが、この峠と名前ができたのは昭和以降のようだ。いろいろな資料を総合した結果、やまなみHWの完成の頃にようやくその名が出てくることを考えると、この観光道路が完成した頃に合わせて命名されたのではないかと思う(少なくとも私の親が大学生の頃はまだデコボコ道であったそうだ)。もっと本気になって探せば正確なことがわかるはず。
 現210号ができる前の日田(あるいは福岡)と大分とをつなぐ幹線道路は、日出生台のほうを抜けていく道と、九重町野矢を経てやまなみHWのそばにある立石池附近を越え、由布院のはずれに降りてくるという2つがあったようだ。前者は江戸時代に森藩の参覲交代道としても使われており、玖珠町のなかに当時の石畳道がわずかではあるが残っている。後者はそれよりも古い時代のものである(次の立石峠参照)。
 当然のことかも知れないが、この峠は地形としての界だけでなく、言葉の境界にもなっている。ここより西はいわゆる大分弁に福岡のフレーバーが加わったような言葉を使う(例えば疑問の助詞「と」の使用)。東側がたぶん標準の大分弁だと思う。この峠の西側に生まれ育ち、高校生になって東側で生活するようになって初めて気付いたことであった。
 もう一つ、地図を見ていて気づいたのは、峠から直接東へ下る道(実線道)があること。峠の北から降りる道はよく知っているが、こんなのもあったんだなあ。(1993.3.他:ながとみ)

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■関連リンク

・国土地理院地形図閲覧システム:水分峠
・国土地理院『うぉっ地図』:水分峠
・こだわりの分水嶺:分水界特異点


水分峠
 有名な(?)植木による「水分峠」。ちょっと見づらいかな?。はっきりとは覚えていないが、僕が子供の頃に始まったようで、「あれ、こんなんあったかえ?」と訝った記憶がある。峠はとても栄えていて、ドライブインやガソリンスタンドがある。近年は信号までできてしまった。(な)

水分峠
 車道のピーク。由布院側から。(な)


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