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鳩峰峠 (はとみねとうげ)

【標高】790m
【行政】山形県東置賜郡高畠町〜福島県福島市
【経緯度】北緯:37°58′14″/東経:140°16′25″
【水系】最上川水系有無川〜阿武隈川水系摺上川(支川)
【二万五千図】稲子:NJ-54-22-9-3 福島9号-3
【五万図】関:NJ-54-22-9 福島9号 \ S49編
【ツーリングマップル】東北 P34 5-A

 国道399号。ここも有耶無耶の関があった所とされる(笹谷峠参照)。明治のしゅう製地形図(だと思われる)ではこの峠を越える山道を稲子峠としていた。どこで見たのか定かに思い出せないのだが・・・。(な)

■編集者のコメント

 ぶどうマツタケラインとの合流点には鳩峰峠まで9kmと全面通行止の電光掲示。何でやねんとボヤキつつ峠へ向かう。初めは2車線フラットで楽だが、森に入ったあたりで一気に一車線となり、すさまじいヘアピン群が開始される。このヘアピンには独自規格のカーブ看板が多く設置されており、これらを見ながら登ると結構面白い。何とも形容し難い形状にねじ曲がった矢印を見ていると、ヘアピンの形状を忠実に再現し注意を喚起しようとする努力がひしひしと伝わってくるのだ。砂防ダムのあたりから道はさらに険しさを増し、登るべき道がガードレールと法面ともども見上げた高さで待っている。しかも1段2段なんてものじゃなく、山の斜面全体がこんな感じなのだ。この威圧感・高度感はピカ1である。よくもまあこんな所にこんな道をつける気になったものだと思う。
 ヘアピン群を登るに従い大きく開けて見え出す山形の盆地は、峠に至って極大値を迎える。この展望は特筆すべきものであろう。峠にある石碑は高畠町出身の童話作家・童謡作詞家、濱田廣介の詩碑。「ないた赤おに」の作者といえばピンとくる人も多いはず。

「むくどりの 夢のかあさん 白い鳥
さめて見る 枯れ葉の上の 白い雪」(「むくどりの夢」)
 うーん、何とも東北らしい寂しげな歌ではないか。福島側は山形側とは正反対の、一本の谷をまっすぐ下っていく緩やかな道。下りの途中で宮城県入りするが、何でこんなところが県境なのだろう。稲子集落が仙台藩山守足軽村であったそうなのでその関係かも知れない。心配していた工事は稲子集落の先、福島県との県境あたりであったので何も心配することはなかったのだった。(2002.8.:ながとみ)

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■関連リンク

 三上 昭さんの峠行の記録
・国土地理院地形図閲覧システム:鳩峰峠
・国土地理院『うぉっ地図』:鳩峰峠 
・国土交通省空中写真:CTO-76-23-C4-7, 8 / CTO-76-23-C5-6, 7, 8


峠道1
 道すがらには、こーんなのや、

峠道2
 こーんなのや、

峠道3
 こーんなのがある。(な)

峠道4
 見上げる峠道。すさまじいの一言。(な)

峠
 広く開けた峠。置賜の眺めは実際に行って見てくださいませ。(な)


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