国道230号静狩トンネル旧道。昭和56年修正の5万図では実線道になっている。
■編集者のコメント
西側の旧道入り口は「静狩金山砕石場」への道。ただしこちらがわの旧道が荒れているので、いったんトンネルを抜けて東から入ることをおすすめする。こっちは黒松内市街との分岐のちょうど反対側に入り口があって、目の締まった砂利道で峠まで。峠で3手に分かれるが、正面に見えている切り通しが峠である。ここからさきほどの砕石場手前の谷まで趣のある旧道が楽しめるが、そこから先、突如廃道となる。自転車よりも背の高い蕗が密生していたり、クマザサやらクッタラやらが切り放題であった。ナタ必携。最終的には砕石場奥に出てくるが、おそらく砕石場の人にびっくりされるであろう。もし行く人がいたら、ここの方に「自転車だったら通れましたよ」と伝えてあげて下さい。
静狩の語源はアイヌ語のsirar-tukari(岩磯のこちら側)ではないかと思う。静狩の町はあの突出した山塊の手前にあって、ふもとから見るとなかなか壮観である。(1999.8.:ながとみ)
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■関連リンク
・国土地理院地形図閲覧システム:静狩峠 西側の本来の峠みちが消えている・・・
・国土地理院『うぉっ地図』:静狩峠 峠名非出
・国土交通省空中写真:CHO-76-12-C5A-24, 25, 26 / CHO-76-12-C6A-24, 25, 26
・峠名覚書
・こだわりの分水嶺・分水界特異点