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瓶割峠 (かめわりとうげ)

【標高】390m
【行政】兵庫県氷上郡春日町〜篠山市
【経緯度】北緯:35°07′30″/東経:135°07′32″
【水系】由良川水系竹田川(支川)〜加古川水系大山川
【二万五千図】宮田:NI-53-14-14-1 京都及大阪14号-1
【五万図】篠山:NI-53-14-14 京都及大阪14号 \ S54修
【ツーリングマップル】関西 P29 3-C

 瓶割の名は、丹波の立杭焼を運んだ商人が、この峠の急峻さに転倒し、ここで多く瓶を割ったことからついた異名とのこと。正確には「国領峠(こくりょうとうげ)」と言うらしい(峠北には国領温泉がある)。古代では山陰本道から福知山・宮津に抜ける丹後支路の一つだった。また、室町時代に入ってからは西国三十三箇所巡礼の道としても栄えた。「丹後志」中の記述によれば国領は牛馬通れず、佐仲は牛馬通れるとあり、私も実際に二つの峠に行ってみて、佐仲峠の方が楽だと感じた。だが距離的には瓶割峠を通った方が近いし、国領温泉などもあるから、旅人の多くはこちらを選んだのであろう。上田秋成の旅行記「秋山記」にもこの峠の険しいことが書かれている。

■編集者のコメント

 南から登れば勾配自体は緩いが、倒木が多く不愉快になる。これさえなければ気持ちいい道なのに。峠手前50m位が急坂のつづら折れ。峠には小さな看板がある。北側はかなりテクニカルな岩場下り。四十度近い岩場の急斜面をジグザグに下る。峠からふもとまで200downほどだが、ずっとこんな道が続く。MTBなら楽しめるかも。(1996.8.:ながとみ)

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■関連リンク

・島田一志さんの「山であそぼっ」より金山〜瓶割峠 島田さんはこの他にも兵庫県の山や峠を中心に活動しておられます
・国土地理院地形図閲覧システム:瓶割峠に相当する2.5万図 同葉に佐仲峠鏡峠あり
・国土地理院『うぉっ地図』:瓶割峠
・国土交通省空中写真:CKK-75-8-C16A-16, 17, 18 / CKK-75-8-C17-16, 17, 18
峠名覚書


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