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この分水嶺辞典について

最終更新 2003年1月30日

″分水嶺辞典″とは?
この辞典の使い方
謝辞
書架(サーバ)について
リンクについて
作者紹介


分水嶺辞典とは?

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あらまし

 この″分水嶺辞典″は、日本の大分水界(いわゆる分水嶺)に相当する山と峠のデータベースです。日本海と太平洋とを分ける見えない線、分水嶺に関する情報を集め、紹介することを目的としています。
 「分水嶺」という言葉は日常的にも使われ、学術的にも興味深いものですが、その包括的な情報はほとんどないのが現状です(実は「分水嶺」の定義も)。この辞典では分水嶺に相当する山や峠を全て登録していくことにより、分水嶺を明らかにしていくと同時に、分水嶺の魅力について紹介していこうと考えています。

 辞典内には分水嶺に相当する山や峠が項目ごとに収められ、全てについて標高や所在地、その項目が分ける水系といった基本データを収録しています。また、名前の由来や実際にその地を訪れてのコメント、写真といった情報も随時登録していきます。「分水嶺のデータベース」としてだけでなく、登山やサイクリングなどの参考データとしても利用できることをねらったものです。

 ″分水嶺辞典″は読者参加型のコンテンツ作成プロジェクトでもあります。有志によって構成される編集陣によって随時編集が行なわれるほか、辞典の各ページにはコメントを投稿する欄を設けてあり、この辞典を見てくださった方からのフィードバックを受け付けています。

経緯

 分水嶺辞典の素地は、私(永冨)が所属していた「大阪大学サイクリング部(OUCC)」がかつて計画した「中央分水嶺走破」という企画です。1986年に創部20周年を迎えたのを記念して計画されたもので、文字通り中央分水嶺に懸かる峠を走り、それらのデータを編集した冊子を発行することを目的としたものだったそうです。が、残念ながらこの企画は途中で挫折し、分水嶺の峠一覧と断片的な情報が集められたノートだけが残りました。

 1996年夏、偶然このノートを発見した私は、ちょうどその頃流行りはじめたインターネット上でこの企画を再現できないかと考えました。すべての峠を走るのは無理かも知れないけれど、ハイパーリンクを使って辞書風に組み立てたら、なかなかのデータベースになるのではないかと。

 以来、ある時はそれ以外手につかないほど熱中し、またある時は際限なくだらだらと更新を続け、とうとう今年で6年目を迎えました。2003年からは峠だけでなく山も取り入れ、1200余りの項目が登録されています。また、後述するように「編集者制度」を導入して、さらなる発展を計画中です。

編集者制度について

 

 もともとこの辞典は、サイクリングによる峠越えという視点で作成され、個人的に運営してきましたが、山の項目を加えたところで「編集者制度」へ移行することにしました。これは私以外の誰でもが辞典の編集に当たれるようにするもので、「編集者」に登録すればページの内容を(HTMLの段階から)編集できるようになります。また、新たなページを追加したり削除したりといった操作も可能です。これらの操作はすべてCGIによって行なえるので、ネットワークに接続している人ならば誰でも参加可能です。

 編集者制度のねらいは、多くの人に参加してもらうことで記述の偏りをなくし、分水嶺辞典をよりパブリックなものにしていきたい、ということです。私は登山の経験や知識が浅く、山の項目に関するメンテナンスが行き届かないでしょうし、これまで行なってきた峠の項目のメンテナンスも(辞典と名打つには)必ずしも客観的ではありません。この辞典をより良いものに、というのが私の願いです。

 編集者制度への移行にあたって、私は既存のコンテンツに対する著作権を放棄し、編集者の集まり(仮に「編集陣」と呼ぶことにします)に譲渡しようと思います。もちろん法律的に云々ということではなく、個人としてこのコンテンツで儲けようとかオリジナリティーを主張するとかいったことをしないということです(そもそもこの辞典の基礎は他人から引き継いだものですし)。一編集者、あるいは編集陣代表として辞典のメンテナンスに当たり、コンテンツを維持することに専念するつもりです。

 この辞典の趣旨に賛同して下さる方であれば、どなたでも編集者になることができます。また、編集者間で連絡が取れるよう、MLも用意しました。みなさんの参加をお待ちしています。
(2003年3月現在は移行期間ということで以前のままのコンテンツで発信しています。編集者がある程度の人数になったところで辞典の編集方針を話し合いましょう。)

この辞典の使い方

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・フレーム対応ブラウザ

 トップページがこの辞書の「目次」です。この目次の中から見たい地域を選んで下さい。このとき、「北海道編」「東北編」などの地域のリンクをクリックすればフレーム構成のページが表示されます(図1)。リスト形式か地図形式かを選択したのち、それぞれの項目名をクリックすれば、その情報が右欄に出てきます(図2)。
 また、「目次」のリンクをクリックすることでフレーム版を表示させることもできます(図3図4)。

 検索エンジンなどから直接本文へ飛んできたときには、左上の「フレーム版で見る」リンクが便利でしょう。今開いているページをフレーム版で表示させることができます(図5)。四国編では同じ方法で分水嶺地図を表示させることもできます(実験的なものなので他の編には導入されていません)。

 すべての編について、分水嶺と道のつき方を簡略化して描いた「分水嶺地図」を用意しています。この地図は近藤善則さんが独自に作成された分水嶺地図を参考にさせていただきました。地図はクリッカブルマップになっているので、項目名をクリックすることで本文を表示させることも可能です。はじめに出てくるウィンドウで「地図表示」を選んでください。

  なお、本ページに掲載している分水嶺地図は、画面の都合上かように細長いものになっていますが、近藤さんの本式の地図は横書きで、より精巧なものになっています。近藤さんの承諾を得て縦書きにかつ簡略化させていただきました。また、四国編、九州編と関西編の枝分水界については本式の図が手元になかったため、永冨が見よう見真似で作成しています。(ここに限らず)抜けや誤謬、誤字脱字がある場合は永冨に責任があります。
  (注:2003年2月現在、分水嶺地図の山へのリンクはまだ機能していません。また、辞典に登録されていない項目が地図に記されていたり、その逆の場合もあります。リスト形式は現在の辞典の内容を正しく反映していますので、こちらを基準にしてください)

・フレーム非対応ブラウザ

 フレームに対応していないブラウザやテキストブラウザをお使いの方は、次のような方法で本文へアクセスできます。表示される内容はフレーム版と全く同じ内容のものです。

目次には地域ごとの分水嶺を山名や峠名で概説しています。項目名には本文へのリンクが張ってありますが、これはフレームを使わずに直接その項目のページを表示させます(図6)。また、峠のページそれぞれに、分水嶺上における前後の峠へのリンクがありますので、ここから次のページを開くことができます(図7)。
・あるいは、フレーム版で用いている各編のリストも利用できます。目次の各編のリンクからリスト形式を表示させ、項目名をクリックすれば(複数のウィンドウを表示できるブラウザならば)別ウィンドウで項目を表示します。

・Namazuによる全文検索

 辞典内の語句を検索したい場合はNamazuによる全文検索が利用できます。検索対象の「分水嶺辞典」にチェックを入れ、調べたいキーワードを入力して下さい。

・コメントの投稿

 分水嶺辞典ではみなさんのコメントを募集しています。各ページのなかほどにある「[コメントを投稿する]」というリンクをクリックすれば投稿用のフォームが表示されます。詳しくは投稿の流れをご覧下さい。

・その他

 辞典に収録されている項目の一覧として行政でラベルした全リスト水系でラベルした全リストがあります。ぢつはこれが一番使いやすいかも知れません(が、サイズがちょっと大きすぎるかも。峠だけを知りたい場合は、峠の項目を抜き出した全峠リストもあります)。

 峠や山を紹介する「本文」の他にも、編集陣が特にこだわって調べた峠の話「こだわりの分水嶺」や、辞典作成にあたって参考にした文献のページ「参考文献」、本文中の略号やその他の書式についての詳細をまとめた「分水嶺辞典・書式」などがあります。これらは付録という形式で目次も用意しております。独り言的な編集記録もあり□。

 おっと、その前に、「中央分水嶺とは何ぞや?」という場合にはこだわりの分水嶺・分水界の定義をご覧下さい。分水界の定義と、分水界を日本地図に記入したものが置いてあります。また、点でつなぐ分水嶺図では辞典に登録されている項目を利用した分水嶺図を見ることができます。

謝辞 [Ret.to.list]

 もともとこの「分水嶺辞典」は、学生間でのみアクセス可能な、大学の情報処理教育センター内のページでした。それがはじめて外部に公開されたのは、サイクリング部OBの升谷さん(現在基礎工学部で講師をしておられます)の御協力によるものでした。升谷さんにはサーバ領域の提供からweb作法に至るまでいろいろとご指導頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。(なおその後、研究室に移ってからは自分の学科のサーバを使わせていただきました。双方とも配信は停止しています)

   また、多くの記録・資料を残して下さったOBの方々にも謝辞を忘れるわけにはいきません。ありがとうございます。

書架(サーバ)について [Ret.to.list]

 さて、2003年現在、このサイトは私の下宿にあるサーバマシンからお送りしています(一応辞書なので、個人的には「書架」と呼んでいますが)。非力なマシンと一般回線経由というボトルネックのため、以前よりも反応が格段に遅いことと思いますがご了承ください。特に夜中は私が裏でWebを見てたりデータを引っ張てたりして格段に重くなるかも知れません。さらに言えば、個人的なメンテナンスやらで不定期に停止することがあると思います。

リンクについて [Ret.to.list]

 2003年度からはログのRefererを自動的に解析して逆リンクを作成するシステムを導入しています。ですので、この辞典に向けてのリンク作成を報告していただく必要はありません。批判・要望の対象としてリンクを貼っていただいても結構です。一般的な本と同様の扱いでお使い下さい。ただし、2003年1月現在のURIは将来変更される可能性もありますし、ファイル名の変更により個々のページのURIが変わることも予想されますので、そのことだけ御注意ください。

 逆に、「うちのリンクも張って」「勝手にリンクを張るな!」という方は私までご連絡下さるか、コメント投稿機能の中に「参照リンク」をつける機能がついていますので、そちらを利用して下さい。

 リンクという形式以外にこの辞典に書かれている内容を引用する場合、商用に用いるのでなければ自由に使っていただいて構いません。ただし、それなりに体裁を整えて正確性を追及しているつもりではあるのですが、間違った情報を掲載している場合が多々あると思われます。そうした偽情報を引用あるいは利用したことによる損害については対応しかねますのでご了承下さい。

作者 [Ret.to.list]

 え、私? 私ですか? 私はしがない1細工リストですよ(by CLARE)。


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Drafted by Osaka Univ. Cycling Club 20th Anniversary Project committee
Restored & Revised by Ken Nagatomi [E-mail: nagajis@mail.ru]

































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