nagajisの日不定記。
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『琵琶湖疏水要誌』を改めて熟読してみると安朱川水路橋の竣工年がちゃんと載っているじゃないか。ついでに第三隧道も竣工年とされる年月以降に西口洞門工事が着手されているのに気づく。そして何故かその竣工がない。東口もない。
で、膳所監獄での煉瓦製造はM21.4からで、安朱川水路橋はそれ以前に出来ているのだった。“カ二”が膳所監獄製かもと考えていたのは間違い。
煉瓦工場は南北二箇所あって、そのうち北工場はM21.2.28に京都監獄の?管轄になり囚人労働で製造し始めている。
小判型の疏+英数字はT9の資料にある煉瓦寸法なんだが、四角で囲った疏+英数字は九吋長なんだよな。そうしてT9疏水寸法は監獄則煉瓦の寸法に近い。このことと各構造物の刻印とを考えないといけない。安朱川水路橋は疏水形≒監獄則形。
安朱川水路橋:M20.8.10~12.25:ソ+漢数字、カ+漢数字
ねじりまんぽ:M20.9.16~M21.6.:□疏+英数字、ソ+漢数字
第三隧道:M20.7.18~M21.9.25西口洞門工:□疏+英数字、ソ+漢数字3吋
第一隧道第一竪坑の露出部:たぶんM23竣工ギリギリかその後:□疏+英数字
M21.2.28:監獄に委ね囚人製造
M22.5.31:煉瓦古城廃止
監獄で製造し始めた頃から□疏+英数字だったら合う?ソ・カ→小判疏→□疏だったら流れ的に合わんことはないが囚人製造になった頃から九吋になってしまうな。ううむ。