nagajisの日不定記。
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待っていただいた分、完成度はとても高い。nagajisの原稿の中身は棚の上にあげておいて、リンク類や誤字脱字も徹底的にチェックすることができた(「喪われた〜」はあんまり良い写真がなかったし、写真をサブにしてみたくて拡大リンクなしの方向で)。これもすべてTUKA氏のお陰だと思う。ケツを引っぱたいてくれる人が必要だ。感謝の言葉が貧相で申し訳ないのだが、その分、働いたつもりでいる。この号は(本気で)TUKA氏に捧げたい。
今回、バックリンクをAcrobat8.0でも機能するようにした。これまでフォームのボタン+JavaScriptで実装していたのをリンク+JavaScriptに変更。それがちゃんと機能するかが未チェックだ(間違いないとは思うが)。しかし自分の気力が尽きた。準備しただけで落ちる。堪忍。
「押忍!」と「堪忍!」って、似てるよな。
寝過ごして5時頃に目が覚めた。慌ててそのままupしようかと思ったが、やはりWindowsで見ておかないとと思ってチエック。したら、Raeder8.0でバックリンクが動作しないっ。泣きそうになった。app.goBack();自体が機能していないようだ。
やっぱり4.0/5.0で作り続けるのは無理なのか。。。と思ったのだが、リンクの設定に「メニュー項目の実行」というのがあることを思い出した。文字通り、上のメニューにある項目を作動させることができる。これで「前の画面に戻る」したらいいんじゃね? こっちのほうが機種依存しそうだし、手間が2倍になるので避けていたのだが。
急いで仮テスト版を作ってチェック。動作OK。残りも小一時間かけて修正。これで最新版を使っていただいても大丈夫なORJになりました。手間がかかるけどな。
時間がかかったのは各企画ページと統合版とをそれぞれ触ったから。最初に各企画ページを作る時にきっちり作っておけば(統合版はそれをくっつけるだけなので)問題にはならないだろう。
というわけで、大変お待たせいたしました。
一息ついたのでパソコンの中のデータ整理をしていたら「tmp.txt」なる面倒臭い名前のファイルが出て来た。日付は昨年の10月19日になっている。開いたらこんなんだった。何をやっているのか>おれ
夢を忘れない、というと聞こえはいいが本題は一昨日見た夢の話だ。決して何かの比喩でも寓話でもない。天地天命に誓ってもいい。余りに変な夢だったので記しておく。つまらないことを書いてしまい申し訳ない。
寝ているところを蝙蝠の赤ん坊に噛まれた。そいつはおれの右の耳の穴に口を突っ込み、耳の穴の側面、耳腔とでもいうべき場所に噛みついている。痛くはないが感触がたまらなく嫌だ。耳の穴からぶら下がる生暖かくてもぞもぞする物体。口を突っ込んだままのそいつを右手でわし掴みにするが全然離れる気配を見せず、むしろより奥に、より強固に食らい付かれてしまう。ふにょふにょした皮膚と筋ばった指の骨の感触が混在した奇妙な感覚が手に伝わる。臭ったらかなりなことになりそうな気がしてかえってその手を離すことができない。
が、どうもこの蝙蝠は○○王国の「時期国王を探す使者」だったらしい(この辺りのいきさつははっきり覚えていない)。はからずも一国の国王候補になってしまったおれ。いかにもそれらしい、豪奢な恰好をした王様の前に連れて行かれる。王の証として渡される一つの指輪。しかしそこには最後の試練が待っているのだ。
指輪には次のような図が書いてある。ここで「角2」に相似な角を答えなければならない。しかも直ちに。一瞬で。間髪入れずに。1秒たりとも間を置かずに。
現実世界でも「即答しなければならない」というシチュエーションはとても苦手で当意即妙とかいうのとは縁遠い人間な自分である。「答えなきゃ」という焦りで一杯一杯になってしまい、ごく当り前のことでも間違えてしまう。下手をすると間違いを間違いだと解っていながらその間違った答えを言ってしまうことさえある。この場面でもなぜそんなことを答えなきゃならないんだという疑念などハナから存在しない。ネジが右廻りか左廻りか解らなくなった時のような、sin30°が1/2だったか√3/2だったか断言できなくなった時のような嫌な思いばかりが先に立つ。口の中が苦くなる。
この場面で正しく答えられれば国王になれる。しかしそのために越えたいとは思っていない。それより何より間違えずに答えなければならないと己れに迫る脅迫観念との葛藤。その焦りだけが鮮明に尾を引いて、それ以外の場面がフェードインしぼやけてしまう。
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指輪を受け取った。どうやらおれは答えられたらしい。何と答えたのか自分にもわからない(素面で考えれば間違えようもない図であり問題なのであるが)。王になった自覚などない。あるのは無事に答えられたという安堵ただ一つだ。
王の証として受け取った指輪。それはその図形のごとく輪の内側に突起がある。この突起が邪魔をして、指の太いおれの指には入りそうにない。入らないが王であることは確か。自分の好きなようにすればいいだろうと、どこからともなくルーターを取り出して削り出すおれ。王国3200年の歴史だとか次に王になる人物のことだとかなど考えていないおれ。回るルーターの刃先。
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…気がつけば、それは夢だった。右手に蝙蝠の赤ん坊を握り締めたままだ。そっと掌をほどくと、よろよろと弱くはばたいて、母親蝙蝠の懐へ帰っていった。寄り添う2匹の遠景。掌にはふにょふにょの感覚だけが残っている。おかしな夢だとは思わず、蝙蝠が離れ、何事もなく親元へ帰っていったことへの安堵で心が和む。さ、寝よう。
…本当に目が覚めた時もその感触が残ったままだった(自分の夢には色や感触、匂いが関係することが多い。多分変なのだろう)。いったいおれの頭のどこにこんな愉快な発想が残っているのか。そんな未発見な自分を見させてくれる夢。大好きだ。
我ながら嫌になるのだが、やっぱりノーミスで発行することができない。いい原稿をくれたヨッキ氏にも申し訳が立たぬ(しかも最後の校正で入れた修正をミスっているのがほとんど。編集者としてもオペレーターとしても失格じゃ)。
次回はゼロを目指す。目指すったら目指す。全紙打ち出して赤入れするくらいのことはやらないとだめだ。
一部日本語化。「書き込みが少ないのはSubmitなど英語表記のせいでは?」という意見をもらって、まさかそうではなかろうと(本気で)思ってしまったnagajisなのだが、冷静になって考えてみれば要因として全くゼロである訳がない。たぶんこういう時こそロシア語で考えるべきなんだろうなと思う。なおどう頑張ってもnagajisの発言は日本語になりません葦刈らず。ソースが結構XXXなのでちと困った。
書き込みできないという現象はリファラのチェックが原因か。もしくは英数字のみの投稿を問答無用でdieするようにしたのがいけなかったのか(まさか)。これは投稿者さんの責任ではなくノートンほかのセキュリティソフトが悪いのだ多分。
一応解説みたいなもの。Aというページに張られた、Bというページへのリンクをたどることを考える。リンクをクリックして、ブラウザがサーバーへページBを取りに行く(アクセスする)とき、ページAから来ましたよっていう情報をサーバに渡す。これがリファラ。サーバ側にとってみれば有益な情報なのだけど、ユーザーにとってみればあんまり知られたくない情報かも知れない。ほら例えばそのURLを晒し上げしているページから飛んできたことがバレたりしたりするかもとか。そこでセキュリティソフト(確かNorton Internet Securityとか)はReferrerをXXXXXXXX...みたいな伏字にしちゃうものがある。2chでいうところのime.nuみたいなもの。ちょっと違うか。
そうすると今度は、ここで使っている掲示板みたいに表示スクリプトと書き込みスクリプトが分かれているような掲示板が困る。スパム業者が書き込みスクリプトを直接叩いて大量書き込みするのを防止するため、書き込みスクリプト側に表示スクリプトから飛んできた(ことを示すReferrerを持つ)アクセスだけを許可する設定をすることが多くて、間抜けなスパマー抑止に効果がある。だけどもReferrerを偽装するタイプのセキュリティーツールを使っている人も巻き添えになる、というワケ。あ、この書き方どっかで見た覚えがあるぞ。
昨年夏にへばってた頃、掲示板がスパムの海になってしまったことがあって、業を煮やしてreferrerチェックをオンにしたのと英語のみ投稿をkillするようにいじったっけ(※ただしソースはnagajis。間違ってるかも)。SPAMは大分減ったけど、やっぱり影響を受ける人はいたんだなあ。逆にいうと最近書き込まれているSPAMは正真正銘SPAMMERが手づから投稿しているものということになる。ご苦労様です>手入力
とはいえ本気でSPAMしようとするならサイトに合わせてRefrereを偽装するようなプログラム書けば通ってしまうわけで。そういう所に狙われないようにしないとな。
罰ゲームも兼ねて、会社から自転車を担いで帰ってみる。
考えてみれば最近、自転車を担ぐことが少なくなった。廃道好きとは言い条、ここ1年間はそれらしい活動ができていない。「日本の廃道」を作成している本人が廃道に御無沙汰している現状はいかがなものか。どうにかしたいがそれに充てる時間がない。しかし実際はないないと思っているだけで創り出せば時間などあるのではないのか。そんな一人問答が毎日続いている。
昨年末からの案件も一段落して、日曜日が休めそうな塩梅。どこかに行きたいと思う。しかしどっちにしても体が鈍っていることを痛切に感じる。そこで、担ぐ訓練という発想に至ったわけだ。
人はどう思うか知らないが、自分にとっての体力のバロメーターは「自転車を担げるかどうか」だ(もちろん、ただ担げるか否かだけではないけど)。それができなくなったとしたら、自分は自分でなくなると思っている。だからいつでも担げる自分でありたい。と、書いてみてこんなに変なやつだと思わなかったぞ>nagajis
会社から自宅まではそれほどの距離ではない。歩いて小一時間程の距離。繁華な国道沿いだが帰りは24時を過ぎるからそれほど怪しまれることもあるまい。そう思って、今日は自転車を担いで帰った。
自転車を担ぐという行動は、ハタから見るほど大変なものではない。モノを頭に載せて歩くのと同じことで要はバランスの問題だ。ただ担いで歩くだけなら仕事量としては限りなくゼロである。事実担いで歩きながら煙草を吹かしたって息が上がることもない。ただし歩道橋の上りは効果てきめんだった。位置エネルギーを得る代償としてのエネルギー消費を体で払わなければならないから、とたんに息が上がって暖かくなってくる。高々5m前後の高さなのだけど。
あとは、担いだ時の自転車の位置把握。自転車やバイクにお載りの方なら、マシンを含めた自分の横幅がどれくらいかを感覚として知っておられると思う。もちろん車の方だって、自分の体と同じくらいに前後左右を熟知しておられる方も多いだろう。多分電機屋さんなんかは車体の下まで感覚があるんではなかろうか。自転車を担いだ時はこの「サイズ感覚」が狂う。上に掲げたタイヤが木に引っかかったりツタを引っかけたりして余計に疲れる。しばらく担がないとこの感覚が悪くなって、久しぶりに出かけたりすると余計に酷い目にあうことになる。だからこの感覚を養っておきたいのだが、ちょうど良いものが見つからなかった。せいぜい工事中で歩道が狭くなったところくらい。しかもぶつけた。
初日はこれといった事件もなし。帰宅コースは起伏がないゆえ、汗をかくこともなく帰宅してしまった。最後に公園の小山を登ってみたけれどあまり変わらず。意外なような妥当のような、つまりはしてもしなくてもどっちでも良かったような結果。ココを毎晩100本ダッシュとかしないと、往時の感覚と体力には戻りそうにない。
部内MLにて「表紙を変えては?」という声があって、検討中。確かにこのところ、表紙が目次の出来損ないみたいになっているのは否めない。毎回最後の最後でドタバタ作っているというのもあるし。しかし新たなデザインとなると大変だな。リニューアルが一息ついたと思ったらこっちでもか。
あんまり大きく変えられる自信もないが、頑張ろう。夢のある表紙にできたらいいな。。。
写真拡大から戻るバックリンクがうまく機能しないものがあるという報告も。写真拡大→バックボタンを押す→拡大前の状態ではなく一つ前のページに戻ってしまう、というもの(Reader7.0.9 on Xp Home/SP1)。Windows2000上のReader7.0.8、8.0では再現できず、検証ができない。。。みなさんはどうですか?おかしな挙動をするリンクありました? 見つけたらこっそり教えて下さい。いやこっそりでなくてもいいですが。
自サイトのpdbqを持ってくるための準備を始める。いきなり躓く。
pdbqはちょうど市町村合併の嵐が吹き始める前に作成したので、ほとんどが旧市町村名で登録されている(一部は不可逆的に書き換えている)。量が量なだけに一つひとつを書き直すのも手間だ。なので今回はs/旧市町村/新市町村/gなプログラムを書いて一発、と目論んだものの、pdbqに入れたデータが独自仕様なために困った。そのうえJISの市町村コードで分類することを目論んだためさらに壷にはまる。
同じ郡内の違う町に跨る峠、例えば能勢郡能勢町と能勢郡豊能町の境にある峠は「能勢郡能勢町/豊能町」と省略した地名で登録している。これをこのまま登録してもいいが、せっかくなら合併に備えたデータ構造にしておきたい。tdbでえらい目に遭ったしね。そこで市町村コードでいわゆる正規化しておこうと思い立ったのだが、webで見つけた市町村コード一覧は郡名+町名のレコードになっていて、省略したとこを補完してやらないといけない。そうして補完するアルゴリズムは至極単純なハズなのに、実装するのに2時間近く費してしまった。結局は凡ミスが原因だったのだけど凡ミスなだけに落胆もひとしお。続きは明日以降。
ざっくり調査。この地方の1/50,000図は明治の半ばが最初の発行で、その次が大正九年の鉄道補入だとか昭和二年修正だとかと飛んでしまうためちょっと悩みどころだった。そこで府立図書館へ行って旧版の1/25,000地形図集に目を通し、候補を絞り込むことにした。
大正以前に発行された三重県の1/25,000は、おおよそ1/200,000の名古屋の範囲内まで。かなり端折った見方をしたのだが、その限りでは新たな隧道記号を見つけられなかった。時間がなくて1/20,000には目を通せなかったが発行範囲はほぼ同様(2万図はもう一度見直す必要があるな)。これ以外の範囲を複写請求することになる。
三重県の隧道数は「明治工業史」に記載がない。昭和のあれはどうだったっけ? いま把握しているものだけだと寂しくなりそうなので、少し範囲を広げて「明治期に着工したもの」も含めようかと考えている。これだと棚橋隧道や長島・尾鷲隧道も入ることに。
一時期のラッシュに比べてずいぶん下火になったとはいえ、受注開始から今まで毎日受注が途絶えたことがなかった。すごいことだと思う。そろそろ注文の来なくなる日が来る事を覚悟しなければ、、、と覚悟した途端にまた一つの注文が。有難いことです。
トータルとしてはまだ半分以上残ってますから、注文がお済みでない方はぜひ。
一昨日は仕事のルーチンで帰りに伊丹空港へ寄った。その帰りをどうしようか迷ったが、結局担いで帰った。距離は1.5倍。肩が痛くなったが幸いに筋肉痛になったりはしなかった。
昨日も担いだがちょっとしたハプニングあり。目の前でスクーターが転倒した。
慌てるな諸氏。正確に言えば「柵のある歩道を担いで歩いていた自分の目の前で、車道で自分を追い越したスクーターが何故か転倒した」のだ。決して自分が邪魔したわけでも引っかけた訳でもない。普通でない状況を醸し出して幻惑させたという罪はあるかも知れないが。
さすがに何もせず過ぎる訳にもいかず、「大丈夫ですか?」と声をかけて近寄ろうとしたものの、下ろしたつもりの自転車がヒップバッグに引っかかって右往左往。そうこうしているうちに自分の前を歩いていた方が駆けよって介抱してくれた。どこまでも間抜けなnagajisである。スクーターの方にとっても転倒した挙げ句に何故か自転車を担いでいる謎の男に心配されたりしていい迷惑であったかも知れぬ。幸い大きな怪我はなかったようで、その場は無事収まった。
それよりショックだったのは、additionalな特訓として始めようと思っていた懸垂が5回しか出来なかったことだ。以前は楽に10回はできたはずなのに。。。地味に腕力が要求される自転車乗りとしてはちょっとどうかと思う出来。真面目に腕立て伏せとかから始めた方がいいのかも知れない。
凹んでいるうちにもうこんなに時間が経ってしまった。凹んでる場合じゃないぞ>nagajis
何が凹むかって、長年使ってきたLogitechのマウスがバッタもんだったこと気づいたのだ。どうりでコンパネ効かないわけだ。というのは言うまでもなく冗談、いろいろあるのです。すみません。
前回からいくつか。
ええーっ、これだけ?!orz
全線調査してきた。正直言って「抜けがけしちゃったんじゃ・・・」と申し訳ない思い。次号で全貌が明らかになる前に、行ける方はぜひ行ってください。いやマジで。こんな物件は、今後出て来ないかも知れない。
地図の必要な方はメールでお送りします。nagajis@blue.ocn.ne.jpまで。自転車の担ぎ込みで全線踏破に計9時間、ただし実質的に自転車に乗ったのは西笠取黒出〜横峰峠〜醍醐寺の区間だけだから、山歩きにある程度慣れている方なら朝9時に醍醐寺を出発すれば日が暮れる前にスタート地点に戻れるはず。西笠取からタクシーで帰っても価値はある。nagajisが言うんだから間違いない。きっと。恐らく。多分。おもへらく。
なんとなくpdfの製作手順を書いてみる。
最初にQuarkやIllustratorでページを作る。手持ちのバージョンでは直接pdfを出力することができないor出来ても使いものにならないため、別の形式に保存して、それをDistillerというpdf変換ソフトにかけている。distillという動詞は「蒸留」の意味だそうで、確かに変換前のファイルからすれば驚くほどスリムになって出てくるのが心地いい。ただし変換には1ページ平均1分強、画像点数の多いもので数分かかる。うちのマシンは非力だしね。
基本的に、pdfのファイルサイズは画像の大きさ(解像度)で左右される。ここでいう大きさってえのは画像の密度と考えなせぇ。拡大してもザラつかない、密度の濃い画像にすればするほどファイルサイズはでかくなるのす。で、pdfの画像の大きさはDistillerを通す時に決められる。上限でこのくらい、画質はこのくらいと指定してやれば、越えるものはそのサイズまで自動的に下げてくれる。
もちろんpdfにした後で画像をレタッチして解像度を下げることもできるけれども、不思議なことにDistillerを通したものとレタッチしたものとでは同じ解像度にしてもpdfのファイルサイズが違う。Distillerを通したほうがはるかに小さくなる。Acrobatで別名保存しても同様。このへんの仕組みが未だによくわからない。
1024×768の画面で見ることを想定すると、一画面で見るだけなら解像度は100〜150dpiくらいでいいと思う。実際、表紙や次号予告の背景画像はそのくらいか、72dpi以下にしているものもある。ただし今回のTUKA氏の企画のように本文文字まで画像にしているものは少し解像度を高くしないといけない(ここだけ文字のアウトラインがかからないからね)。さらに拡大表示に耐え得る画質にしようとすると300dpi以上は必要だ。特に全画面に対する割合が小さな扱いの画像など。このへんのバランスは、考えてないようでちゃんと考えながら調整しているつもりだったりする。
出来上がったpdfは連結して、しおりをつけたりリンクをつけたり。リンクを貼る作業は1.リンクを設置する範囲を選択(ドラッグ) 2.リンク先を表示or指定 3.OK押す、という作業の繰返し。URLリンクはもう1手間、BACKリンクはさらに2手間ほど工程が増える。一つ二つではたいした作業ではないのだけど、誌面全体分をやろうとすると小一時間どころの話ではない作業になってしまう。
このリンク貼り作業が地味に大変だ。しかも統合版と分割版の2種類を作らねばならない。同じことを2度3度繰り返すのははげらしいし、できるだけ手間やミスを防ぐために、いろいろ工夫はしている。例えば最初に分割版のページをしおりやリンク込みできっちり仕上げておいて、最後にこれらをつなげてから、目次からのリンクやしおりの配置などを調節すれば、少なくともリンクを2度貼る必要はなくなる。
しかしこれをやるにはよほど分割版をしっかり仕上げておかないといけない。後で間違いが見つかったら2つとも修正しなければならないからだ。文字の一つ二つならまだAcrobatで直せるけれども、行がずれていたりして1ページまるごと差し替え、なんて日には目も当てられない。そうなると冒頭の別形式で保存して・・・という所まで戻らなければならぬ。
しかも悪いことに、pdfを直接いじるソフト(Acrobat)では文字や画像のコピー&ペーストはできてもリンクのコピペができなかったりする。pdfのリンクは本文や画像とは別の次元のもので、先述のような作業が必要になるし、同じリンク先のリンク---例えばbackボタンのリンクなど---を作りたいときは馬鹿正直に一つひとつ指定or入力し直さなければならない。1ページ丸ごと差し替える必要がある時にもリンクを作り直さなければならんので同様に困っていた(ページまるごとの差し替えは、新しく作り直したpdfから文章+画像をコピペしてくることで今は解決している)。このへんは上のバージョンで改善されているんだろうか。
解像度を最適にする、というのも同様に苦労する。連載もので勝手がわかっている企画ならいいが、新しいデザイン?のページになると最適解を見つけるために解像度や画質を変えて何度もテスト出力する。経験的に言うと解像度より画質の選び方で大きくファイルサイズが変わるようだ。無闇やたらと重いページにはならないように気をつけてはいるけれども、その辺りのノウハウを書いたページなり参考書なりを見たことがないので、すべて手探り状態でやっているのが現状。何かよい参考資料はないものか。
これでも自分は、ORJをHTMLで出すよりは楽だと思う。というのも、HTMLにし出すと連載企画も全て一から作り直さなければならないだろうからだ。HTMLの性質上、自分の思ったようにレイアウトするのは至難の技。しかもブラウザごとの検証だとかリンクチェックだとかし出すと、今すぐ今のpdfのクオリティ以上のものを作る自信がない。プロのデザイナーに頼むとかしないことには。
以前一時期、軽量版を作っていたことがあったけど、その時は最終の統合版をAcrobatのレタッチ機能で後付け修正していた。どれくらいかかったか忘れてしまったので今号で試してみたところ、ちょうど1時間かかった。作業に集中すれば45分くらいか。その割にはサイズが半分にしかならず。もっと下げるにはDistillerにかけてリンクを貼り直して(あるいは全ページコピペで)という作業をせねばならぬ。正直言ってそこまでする気力がないと思う(特に発行前後のドタバタ具合から鑑みるに)。
リスクを背負わずにいいもの・新しいものが作れるもんか>某幹部。非常にうまく言い回してはいるが結局は自分が苦労したり手を煩わせたりすることが嫌なだけなのだ。何が訴訟か、1か10かしか言わねえのはどっちだ。
お前の下で人が育たない、っていう理由がはっきり解ったよ。
Before...
_ TUKA [具体的に挙動を言いますと、 P5を全画面表示>P5にある画像を拡大>BACK>P4に飛ぶ となります。]
_ MIMIZUK [TUKA 様: なるほど.それはちょっと奇妙ですね.当方 Mac 環境にて OS X にて検証してみます.異常があれば報告させて頂きます.]
_ nagajis [そうなんです。TUKAさんにはReaderのアップデートもしていただいたんですが、なぜか奇妙な動作をしてしまうようです。 (Reader8対応版も、そうでないものも) それほど特殊な環境でないと伺..]