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旧道倶樂部録"

nagajis不定記。
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2021-09-01 [長年日記] この日を編集

[独言] 抄録

以前からここにこういう橋があるということは知られていた

2005年(平成17) 近代土木遺産2800選 Bランクの評価

2014年(平成26)-1 奈良県近代化遺産総合調査

建設時は府県道御所五條線

昭和3年3月竣功

昭和2年5月に赴任した百済文輔知事が道路改修に理解ある人
→昭和3年度から15カ年で116里(455.6km)を改修する計画→起債年限の都合と昭和恐慌の影響で縮小
※竣功年度とあわない それ以前から改修の計画があったはず

昭和4年 国道15号の延伸を和歌山県知事と連盟で上申
→翌年認可 御所五条線のラインが国道になる
※当時奈良県には4kmしか国道がなかった
※国道になると改修費用の半額が国から補助される

(昭和15 奈良跨線橋)

改修は八木辺まで 以降は戦後に持ち越される

昭和6年修正1:25,000地形図『御所』に記載 御所高等女学校の前から県道表記?

吉田登 第三高等学校工学部土木課卒 東京市愛知県技手、兵庫県宮崎県岩手県技師を経て奈良県

広石一匡(かずまさ)、駒田普明 名古屋高等工業学校土木科卒

川島精三 工手学校土木科卒 村田鶴と同期!

上記三人はT15長尾橋の工事銘版に名がある。奈良県土木科技師・技手はhttp://www.kyudou.org/cgi-bin/tdiary/?date=20120327&

山崎博 月ヶ瀬橋設計 S8~S11 S12内務技師 土木工業社刊『橋梁と暗渠実例集』第六編に繋拱コンクリート橋を執筆

S13末時点で17のRCアーチ橋 うち特定できているのは

大正15年(1926)
長尾橋(充腹Cアーチ) 府県道 線(旧山辺街道)
昭和3年(1928)
端駈橋(充腹Cアーチ) 府県道御所五条線→国道15号
昭和5年(1930)
高橋(5径間連続開腹Cアーチ) 府県道上市木本線(指定府県道第2号、3号)
昭和5年?
瑜伽橋(充腹Cアーチ) 市道登大路大森線 
昭和8年(1933)
前鬼橋(3径間連続開腹Cアーチ)/池原ダムに水没 府県道上市木本線
昭和11年(1936)
月ヶ瀬橋(4連下路Cローゼアーチ) 府県道奈良月ケ瀬線(指定府県道旧9号)/高山ダムに水没
昭和12年(1937)
天ヶ瀬橋(充腹Cアーチ) 府県道上市木本線

の7橋。うち5橋が現存。


2021-09-02 [長年日記] この日を編集

[きたく] 夏の星座

昔ライオン座という映画館があった→漢字で書けば獅子座→それじゃ夏の星座になっちゃうじゃん→aikoぶら下がっちゃうじゃん という連想をして、それが一日中頭を離れなかった。こんなくだらないことで笑えるというのはよほど果報な頭をしている証拠である。

[独言][産業遺産][近遺調] JR御所駅(四角ボルト・ナット)

画像の説明

六角形のボルトが普及する以前の四角い頭のボルト・ネジの実例について尋ねられていたのだが、どこで見たんだったか思い出せず適当な答えしかできなかった。そこここで見たような気もするのだがいざ写真をほっくり返しても出て来ない。ORJ全文検索でやっと近遺調のときだったことがわかったけれど、肝心のモノの写真を撮ってなくて役に立たなかった。

それが今日、御所駅の入り口の柱に使われているものだったことがわかった。確かにそうなのだ、御所駅も一応一時調査票を書いて提出した。鉄道関係は放っておいても拾ってくださるだろうと思っていて、しかし近くを通ったので折角だから書いておこうと思ったものである。そんな気乗りしない報告だったのでボルトのことまで書いたかどうかは覚えていない。とにかく御所駅の車寄せの柱に使われているのは四角ボルト・ナットである。

画像の説明

ナット側。幅7分ぴったり。座金のほうは適当な金属片を加工して利用したものらしくて幅2寸だったり1寸5分だったりした。真四角でないものもある。

画像の説明

ボルト側。角を少しナメてしまっているので四角には見えづらいかも知れない。触って四角だと確認した。ボルトのほうをナメているということはナットを固定しボルトを回して締めたことになる。ここに使われている四角ボルトは大半がナメられていたので法としてボルトを回していたことがわかる。

画像の説明管財票は明治29年4月になっている。南和鉄道時代の建設年月をそのまま使ってあるだけでなく構造物も確かにその頃のものだろう。

掖上駅にも似たような庇がありボルト・ナットが使われていたのだが、こちらはすべて六角だった。組手の構造も若干違ったので後年作り直したのかも知れない。あるいはボルト・ナットだけ取り替えたか。御所駅のも六角ナットがいくつか混じっていた。


2021-09-08 [長年日記] この日を編集

[独言] 甲殻機動隊

カニやエビが蕁麻疹の原因かも知れないと思い始めてから気をつけて食事をするようにしている。お陰でずいぶん収まってきた。あと一息である。

普段エビやカニを食いたがる人間ではないので何でこんなに長引いたのだろう(そんなしょっちゅう食ってたっけ)と訝しく思ったりもしたのだが、気をつけて食事を摂るようにして以来、昼の弁当にかなりの頻度で入っていることに気づいた。前回エビチリに散った翌日はエビ二匹の天丼(こんな時に限って!)。その翌日にはエビ入りのかき揚げ。さらにその翌日にはエビの姿煮?。一日置いてカニ足の天ぷら。それが今日も出た。以前からこんなに頻繁に入ってただろうかと思うような甲殻類攻めである。そりゃこのペースで食っていれば、一つ一つは少量でも蕁麻疹が出続けることになるだろう。

しかもそれが弁当のメイン食材扱いだったりすることが多い。食わないとその弁当の価値の1/3を失うような弁当である。悔しいが残すしか無い。蕁麻疹が収まったらむしゃむしゃ食ってやるからちょっと待て。

あと、カップヌードルにも小さなエビが入っている。あれもよくないようである(実証済み)。かっぱえびせんは試していない。


2021-09-24 数学者「ほら、Nつんばいになれよ」 [長年日記] この日を編集

というタイトルのクソスレのまとめを見てしまい、

数学者「イッちゃうううううう」ビブンビブン

という米に腹を抱えて笑ってしまった。ここ2、3日そればかり頭を巡っている。悔しいこんなのでビブンビブン。

[独言] paypal

何故か立て続けに入金反映されてないぞゴルァがあった。びくびくしながらログを確認したら、その二つのゴルァの間の入金はちゃんと反映されているのだった。どういうことだ。

前回のアップデートの時、かなりad hocな修正で凌いだので、正直つらいのである。これ以上変えないでくれ>Paypal


2021-09-26 [長年日記] この日を編集

[独言][きたく] しなかった/チャリ整備

せっかく出る準備をしたのに雨だということが判明し、諦めて自転車整備をする。懸案だったいろいろを片付ける。

  • 泥除けを装着。前の自転車から、というよりもちゃりぶ時代から泥除けをつけたことがなかったのだけれども、今乗っているのはタイヤが小さい上に細いので雨の日に走ると阿呆ほど水を拾い、それがちょうど顔にかかる。背負っているザックも予想以上に濡れてしまう。それで悲しい思いをしたことが度々重なったので、諦めて泥除けを装着することにした。
    後輪は問題なかったのだが前輪はひとつ金具を拵えなければならなかった(20インチで正ダイヤモンドフレームなもんだからクラウンから泥除けを釣る金具を作らなければならなかった。ふつうのミニベロだとヘッドチューブを長くとって前三角が台形のような感じになっているが、乗っている自転車は正ダイアモンドでフォークのクラウン下に空隙を取ることで調整されている。故にふつうのミニベロ向けの泥除けだとクラウンのところで固定できない)。ホームセンターでよく売っている穴開きスチール板を切って吊金具を作成。見た目はスマートじゃないが他に仕様もないし。
    それよりもフロントフォークのダボがM6だったのに魂消た。まさかこんなところに6mmネジ使ってあるとは思わなんだ。当然泥除けステーの取付金具のネジはM5なのでその大きさに穴開けられている取付金具をドリルでもって拡張せねばならなかった。
  • ブレーキワイヤーの交換。ついでにブレーキシューも交換。そろそろ替えねばと思って購入してから半年以上放置していたブレーキシューである。ブレーキワイヤーもそうだ。こっちは1年近く置きっぱなしにしてなかったっけか。
  • そのブレーキシューを取り付ける段階になって後輪のセンターがズレていることを発見。スポークが緩みまくってオチョコが余計にオチョコっていた。振れ取り台なしで振れ取りするのは慣れているので構わんのだが久しぶりにニップル回して締める緩むの向きの感覚がわからなくなっている自分を発見した。
  • ワイヤー交換のついでにブレーキのバナナも交換。何であれあんなに錆びるんだろうな。&あの中でワイヤーが錆びるのはどうにかならんもんか。口にしこたまグリスを塗っておいたが役に立つかどうか。アルミ製のとかじゃないと根本解決せんだろうな。
  • リアエンド(ディレーラーハンガー)の修正。最ローに入れるとディレーラーがリムにあたっていたのをそういうものだと諦めていたのだが(だってもともと6段ボスフリーがはまってたのをHG7段カセットフリーハブに交換したようなフレームなんだもん)単にディレーラーハンガーが曲がっているだけだった。担いでボコボコぶつけたからに違いない。
  • このハンガー、普通のよりも薄く、ディレーラーを取り付けるとそのボルトの頭がトップに入ったチェーンと干渉してしまうという困ったちゃん仕様(だからボスフリーがついてたんだろうな。トップも12Tだったし)。思い切ってロード用のディレーラーに交換しようかとも思っていたのだがエンド修正で解決したので実現せず。
  • RDは完成車についてきたTOURNEYを使い続けていたのだが、上記のこともあるし全体的にガタが来ているしで交換したいと思っていた。ボルト干渉問題はボルトの頭に大きなワッシャーを挟むことで誤魔化していた(これ、ディレーラーの固定ネジがすっぽり抜けるTOURNEYだからこそできた芸当だった。もう少し上のランクのになるとEリング固定になってしまうのでネジが抜けない。内側に挟めば何とかなりそうではあるもののそうすると内側の各種突起とワッシャーが干渉するのであっちこっち刻まないといけない)。しかも公称キャバ28Tなのを無理くり誤魔化して31Tに使っていた。チェーンを交換した時にシマノ指定のコマ数で切ったらアウターローが入らなくて初めてキャパオーバーだったことに気づいたのだった。コマを+2リンク以上すればちゃんと切り替わる不思議。
    今までディレーラーのキャパシティーなんて考えたことなかったな……。貰い物とか余り物とか、とにかくすでに手元にあるものを何とかして使うことばかりやってきたし、それで全然困りはしなかったし。旅先でチェーンが切れた時の備えとしてチェーンを長めに使う癖があったのもキャパを意識する機会を逸した理由に違いない。コマが捻れて使い物にならなくなったら切り詰めるしかないからな、シマノ指定のセッティングだと切り詰めたらトップが入らなくなってしまう。
    とにかくも、そんなこんなで交換したがっていたRD、しかし躊躇われるところがあったあれこれは、エンド修正ですべて解決したのであった。
  • 以上の整備をするために工具をあれこれ引っ張り出している時、工具棚の奥底からサンツアーのXC-PROが出てきた。以前の自転車で一時期使っていたやつだ。それほど酷使はしなかったはずで可動部のガタも少ない。しかしプーリーが一つなくなっててもう一つも半分に割れているという悲惨な状況。だがこれでプーリーさえ手に入れればこれが使えるということに気づいてしまう。(あとでプーリーの一つは改造して三脚のハンドルネジにしたのを思い出した。その三脚はどこへ行ったものか……多分捨ててしまったかネジだけまた落として再起不能になってしまったはず)
  • というわけで昼から梅田に出てプーリーを買ってきた。今はプーリーのネジ細いんだな。合うのを探すのに苦労した。どっかへ行ってしまっていた固定ネジは新たに買うことができなかったので部品箱の中から別のディレーラーから取ったものと思われる六角頭のを見つけ出し、これを流用することにする。XC-PROが泣くかも知れないが抽斗の底で錆ているよりはいいだろう。
  • 本題のディレーラー固定ネジ干渉問題。ちょうどよいワッシャーが見つからなかったので、いっそのことボルトの頭を削って短くしてしまえということになった。而してその切削のために電動ドリル用の円盤型研磨モジュールを買う羽目になる。同じものがすでに手元にあったはずなのだが見つけられず、仕方なく新規に購入する。これがないとメガネも作れないしな……。
  • で、リアディレイラー交換と相成り、ワイヤーを取り替えようとしたら、頭の付近でブチブチ切れていて引っ張り出すのに苦労した。
  • ウエパでプーリーを買うついでにトゥークリップ(パワーグリップ)500えんというのを見つけてしまい。これまではトゥークリップ+ベルトをつけていたのだがほとんど活用しないうちに折れたり千切れたりしていたので潔くポイする。さらについでに担ぎパッドがわりの三角バッグを見つけたので贖ってみたがこれはちょっと失敗だった。担ぐことが想定された作りでないのでへにょへにょに曲がる。deuterよ、必要なのは容量じゃないんだ。担ぎパッドがわりになる頑丈さなんだ。(つーてもそう頻繁に担ぐ機会はないだろうし、今後ますます減っていくのは確実だし。いざという時に捨て石になってくれればという程度のでいいんかも知らん)

そんなこんなで一日中自転車をいじくっていた一日。XC-PROをDEOLEのラピッドファイヤーで使う非道も問題なく動いてくれている。ローギアでホイールに接触する危険な状態も解消でき、6、7段目がスムーズに入るようになったし、泥除けついたしブレーキもいい具合になったし。あとはシートポストの交換くらいか。

といってノギスで寸法を計ったくせに注文し間違えた。馬鹿nagajisめ。必要なのはφ25.4mmだろうが。

この自転車は細部でとことん困らされる。価格を低く抑えるためか逸般規格な部品が多い。ブルホーンハンドルだってノーマルサイズじゃなかったし、ヘッドのリテーナーは30mmだし、フォークのダボはM6だし。FDを取り付けるためのガイドを取り付けるための穴が用意されていると思ったらただの穴でネジ切ってないし。リアはボスフリーだし。シートポストのφ25.4mmはそこそこ多い規格だからそれくらいしか汎用性がない。

フレーム以外ではブレーキ本体が残っているだけになった。これはまだ交換する必要性を感じないので放っておこう。


2021-09-29 [長年日記] この日を編集

[独言] 分県地図の発掘に成功

調査の最初期に購入していた兵庫県の分県地図をやっと発掘することができた。といっても地図置き場のごちゃごちゃの上に置きっぱになっていただけなのだが。大正14年発行のこの地図が最大の武器になるので失くすと非常に悲しいことになるし、この時期の分県地図が役に立つことなどかなりレアなことなので、絶対に使わないといけない。出てきて良かったと思う。


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