nagajisの日不定記。
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いつものようにばたばたとした月末。でもナントカ今号は8月1日に発行したぞよははは(乾いた笑い
一息ついてデスクトップの片付けやらORJの投書箱の整理やらデータのバックアップやら。今号データは2Gにもなった。何がこんなにでかいんだ・・・
いんたらくちぶ(笑なpdf。マウスオーバーで表が拡大するぞ! エッヘン(って作り方はマニュアルに書いてるんだよね。ちゃんと嫁>nagajis)
これ、次号で使ってみようっと。
治ったり治らなかったりで困る。今はまた違う動作音でがりがり言ってるし。。。日曜日には片付けたいが、今時10G前後のHDDなんて手に入るのか?(新品で)
Comm(ノーパソ)に続きPrecision(デスクトップ)も起動せず。。。。。mac以外全滅。
HDDは生きているたぶん。BIOSが狂ってる。ブートターゲットを選択できず例えばFDDから起動してどうこうとかCD起動とかさえもできぬ。Windowsが使えないのはともかくBeが使えないのは致命的だ。
おまけにCommのほうも外付けCDがUSBなのでリカバリするための特殊なフロッピーを造らなければならず、そのためには98で動いていないとダメらしいことが判明(2000にあっぷぐれーどしちゃってるよとほほ)。何らかのOSを入れるには別のマシンが必要であり。そうして今すぐ動くものもなし。
修理する金もないぜ!!! orz
腐っている訳にもいかないので何か書いて気を紛らす。ミシシッピ川に架かる橋が落下して騒ぎになっている件について。
ニワカ橋マニアとしても興味のある事件。今だ行方不明者の捜索が行なわれていて原因究明はまだまだ先の話のようだ。日本語のニュースを見ても「古いトラス橋」程度の情報しかなく、何故落ちたのかよくわからない。
先日から「minnesota bridge structure」で検索するとJohn Weeks氏のページ”The Bridges And Structures Of The Major Rivers Of Minneapolis And St. Paul”(ミネアポリスとセントポールの著明河川に架かる橋とその構造)がヒットするようになった。落下する前の同橋(橋自体に名前がなく、高速道路名I-35WをとってI-35W bridgeと呼んでいるらしい)の写真もある。
形式がちょっと興味をひいた。下曲弦の3連連続トラス。日本ではあまり見られないタイプで、少なくとも戦前の橋では存在しない。写真から構造を推測して書くとこんな感じになる(比率とかは適当。左右はもっと長いかも知れない。全長1,907フィート、最大スパン458フィート)。
補鋼入りワーレントラスで下弦がアーチ状になっている。一瞬アーチに見えるがあくまでもトラスの連続体。アーチ弦に相当する部材が特に太かったりはしないし何よりライズがほとんどない。non-redundant(非冗長)な構造と言われる所以はこの辺にあるようだ。
支点が8カ所(片側4カ所)あって、中央の径間は細いピラーの上に置かれローラー支承で支えられている(橋のたもとは不明。どちらとも固定ヒンジか片側だけローラーだろう)。鋼材は熱でわずかに伸び縮みするから、こうした可動式の支承を置いてひずみが生じないようにすることが多い。リンク先ではこの支承が大変錆びていることを指摘している。ローラー支障が機能しなくなったために部材に応力がかかったのではないかと。案外この支障が折れたんじゃないだろうかとも思ってみる。大きさの割にはこの細い支承4カ所で支えてるんだから、ものすごい力がかかっていたはず。
当然ながらYoutubeにも動画がupされてる。何でこんな風景を撮ってたのかと思うような監視カメラ映像(アメリカってそこここにあるんかなあ、こんなのが)。手前が南側、向こうが北側で、北側ピアの真上が割けるような格好で南側が落下する(ピアから1、2番目の下弦材が座屈しているのも見える)。その後北側の陸橋になった部分が折れるようにして落下。中央径間の落下にピアごと引きづられて裂けたような感じだ。
日本でこの形式が少ないのは何でだろう? よくあるのはトラスではなくアーチにしてしまってスパンドレルブレースドにしたタイプ。深い谷をこれでひとまたぎする。もしくはさらにリブを補強して、栃木の晩翠橋みたようなブレースドリブタイドアーチに。高速道路のような高規格道路はRC技術が発展した後だったのでほとんどRC橋なんではなかったか。いずれにしても単純トラスとして設計されたのはほとんどないように思う。あったとしても梁川橋のようなタイコ型?の曲弦トラスだし(これはこれでまた不思議な選択だが)。
やっぱり地震国だけあって、変位には気を使ったのかも知れない。そういえばI-35W橋をひっくり返せばランガートラスに似たシェイプになる。決定的に違うのは橋を分割しヒンジを入れて不当沈下に対応している点だ。ランガー桁なら変位が起きてもある程度は吸収する。ひずみがたまって一気に破断・崩落するということもない(多分)。
ソクラテスとプラトンの対話。
ソクラテス「同じ荷物でもリアに積むと重く感じるのは何でやろね」
プラトン 「いきなり何やねん」
ソクラテス「ほら、自転車が後ろに引張られるっちゅうか」
プラトン 「人の話聞いてへんやろ」
ソクラテス「思うにあれ、リヤキャリアやとモーメントが発生するからやと思うんやわ」
プラトン 「対話ちゃうんかい」
自転車旅行では嫌が応でも自転車の重さ(荷物の重さ)のことを考えさせられる。特に峠を登っている時など。自分の食う食物あるいは自分が食うものを作るための道具あるいは自分が一夜を快適に過ごすための寝具が積まれているということは百も承知なのだが、極限状態下に置かれるとそんなことなど構っていられず、彼我の境地を乗り越えてあらぬ方向へ怒りが炸裂する。こんなに載せやがってクソが。誰や米5kgなぞ買うたんは重いんじゃボケ。ハンドル回されへん。次のコンビニで皆なほかしたる。出て来い責任者。と。そういう荷物への恨みつらみが募って余計に自転車を重くする。そうして峠に着き、下る頃にはもう忘れている。
在部時代に「リアに積むより前に詰め」という経験則を得た。リアが重過ぎると「後ろに引張られるような感じ」がして漕ぐ足が鈍った。そういう時、重いものを前に移せばーーー総重量は変わらないはずなのにーーーなぜか軽く感じるのだ。だからブスやピークワンなど重いものは必ずフロントやフロントサイドに入れた。リアはできればシュラフやロールマットだけに。4サイドで旅をする時も無意識に「後ろ一つはゴミ入れ」的な使い方をしていた。わざとかさばるゴミを入れて軽くしていたのだった。
あれは何だったのか。重心が高い故に左右に振る力が必要となるからか。あるいはただの錯覚、リアカーを引くか押すかの違いでしかないのか。見えない所で小人さんが加勢してくれているのか。峠に登りながら何度そんなことを考えたことだろう。
結局納得いくような答えは出ずじまいだったのだが、それが自転車旅をあまりしなくなった昨今、ようやく解ってきた。「モーメント」が作用しているのではないか、というものだ。
モデル化のため荷物を一つの質点と考える。フロントサイドは前輪のハブの辺り、リアはサイドとキャリア上の荷物を勘案して、タイヤの上辺あたりにあることにする。
ソクラテス「で、平地を走っとる時は単に支えとるだけやから、 仕事量はゼロや」
プラトン 「そういってあなたは何人の弟子を騙しましたか」
これが坂道にかかると、荷物にかかる重力は斜面からの反力に拮抗する成分(A)とそれに垂直な成分(B)に分解される。
ソクラテス「いわゆるひとつのベクトル分解や」
プラトン 「ほんまや」
最初はこの力Bが後ろに引っ張る力なのではないかと思ったが、そうではあり得ない。なぜならフロントサイドのBとリアのB'の和は結局は荷物の質量和に比例する。どちらが重かろうと軽かろうと変わらない。
ソクラテス「そこでモーメントですよ」
自転車のハブを支点と考える。フロントの荷物による力成分は支点そのものに作用するため何も起こらない。
プラトン 「適当なこと言うとるやろ」
ソクラテス「黙って聞き」
ところがリアの荷物はタイヤ円周上にある。坂道と水平の成分B'とタイヤ半径Rの積、すなわち回転力が生じるのだ。
ソクラテス「な、モーメントやろ。このモーメントが自転車を後ろ向きに回転させんねん。これが『引っ張られる感覚』の原因やで」
プラトン 「言いたいことはわかった」
プラトン 「で、何でおれがこんなしょうむない談義に加勢せなあかんねん」
ソクラテス「黙って聞き」
この回転力すなわちモーメントは、坂道が急になればなるほど大きくなる。
プラトン 「その前に、あり得へんわこんな坂」
そうして終いには転倒に至る。
ソクラテス「な、転倒したやろ」
プラトン 「あり得へんっちゅうねん」
落ちもなく終わる。哀れ、プラトン。
TRDBに寄稿をいただいた! その処理を進行中。今回は周辺図がちょっと広いかも知れない。ポップアップを使ってみようかと画策中。
自身の「地方通信」を読むも少しずつ進めている。現在8年10月を了。時局匡救事業や農村救済事業などの成果が出揃う頃で、7年度よりもさらに竣工・完成の記事が増えてくる。1号分打ち込むのに1時間近くかかったりする。ちょっと丁寧に追い過ぎたか・・・旧AppleKeyboard IIを取り出して気分転換したりしつつ入力しているが、しかし次号で全部終えられるんだろうか。かなり弱気。
そのなかで京津国道・京阪国道・神明国道が一気に完成して大津〜神戸まで開通してみたり(その後間を措かずに神戸〜加古川間も改修)、黄金道路の工事が始まってみたり(当時はまだそんな名前じゃなかったか)。また大峠や栗子峠の拡張工事もこの頃に計画され、すでに福島側が着手されている。日本の幹線がものすごい音をたてて構築されていく有り様を追体験している今。
正直言って、これで誰かが得をするとは思えない。全部を把握してくれる人が多数出ることなど期待できないし、「ひょっとしたら誰かの参考に」に賭けるしかないような、そんな八卦な企画だ。あまり迷惑にならないよう気をつけよう。
次回はもう少し「まとめ」が書けるといい。気になった工事のことを今のうちからピックアップしておこう。
そういえば、それ以外に何を書くか、考えてなかったな。。。旧橋は突然違う角度になるかも知れない。「喪われた・・」は徳川道次第、か。苔縄の資料、どこやったっけ?
メールはwebで何とかなるしCD注文も今や手作業で1つひとつ追える量だから無事こなせている。昨日も無事受注・発送した。一番の問題は近世以前土木のリストがマトモにいじれないこと(Classic Macではいろいろ不都合が起こる・・・)。今月から峠追加するぞーと思っていたのに出鼻をくじかれた感じだ。トホホ。しばらくは手許でExcelで作るか。
も一つ、Windowsでのpdfの見え方が検証できないこと。修理が間に合わなければ最終手段に出るか。
先日何気なくサーバのログを見ていたら、データ転送量が連日4GB/日を越えていた。「そういえば創刊号の公開日は2GB越えてビビってたっけなあ増えたものだなあ」と微笑ましい思い出に浸ったりなどしたのだが、よく見ると1ケタでかい奴がちらほら。MAXは1日40GB超だ。幾ら何でもちょっとどうかと思う。
そりゃ、DLして貰えるのはとても嬉しいし、ガンガンDLして欲しいけれど、使っているレンタルサーバ(xrea)は一応転送量制限がある。それほど厳密ではないそうだが1日1GBが目安で、それを超える日が続くと帯域制限かけられるらしい。ちょっとドキドキする。試しに今一つDLしてみたけれど、あからさまな制限はかけられていないようだ。
そもそも偶数月の1日前後がパルス的に増加するだけだし10GB台というのも連日続いているわけではないから、まあお目溢ししてもらっているのだろう(今まで警告をもらったことがないしね)。ありがとうエクスリア。すごいぜエクスリア。よろしくメカドック。と取ってつけたようなお礼を書いてみる。実際のところ、XREAの言う「負荷率」から言えば50%以下だしな。DLにCGIを使わない作戦が功を奏したらしい。
XREAのサービスは費用対効果という意味ではとても満足している。価格自体安いし、使える言語は豊富だし、国内サーバなので回線も早い。機能だって結構geekなツボをついている。個人的にもおすすめです>XREA。そのかわり倉庫代わりとアダルト利用はbanされます。商用利用も制限あり(CD販売のページみたく責任者の住所氏名の表記が必要。伊達に「それっぽく作った」わけじゃないのよ)。
話は飛びますがアンケートは今週末を目指して頑張ります。
先日会社で、メモを取るための裏紙を探しながら「裏紙裏紙」と呟いていたところ、その次に口を衝いて出た言葉が
浦上天守堂
だった。ウラガミウラガミ、ウラガミテンシュドウ。
咄嗟に裏紙で作られた荘厳なるキリスト教教会ステンドグラス付きが脳裏に浮かんで、それが物凄くツボに嵌ってしまい、自分でもちょっとどうかと思う位に笑ってしまって困ったことだった。しかも実際こうして書いてみると、これほど詰まらない口合いはないではないか。「うんこぶちゅぶちゅ」で喜ぶ幼児並みの反応に我ながら呆れた。
もちろん浦上天守堂の、キリスト教迫害にまつわる悲しい歴史も、原爆による被災も知らない訳ではない。異国の教義に反感を持っていたりもしないし、むしろ信仰の貴さ・信仰のある人への畏怖の念は持ち合わせているつもりだ。けれども咄嗟のイメージ、特に奇妙なポテンシャルを有するものに対して、自分は余りに無防備に過ぎる。
人は何に笑いを感じるのか。興味深いテーマである。よく言われるのは突拍子もない事象同士の結びつきに人は笑いを催すのだという説。これは今に限ったことではなく、例えば松尾芭蕉の俳諧連歌なんかもイメージの連鎖とその破壊を楽しむものだったそうである(一句一句が描写するシーンはどんどん移り変わって、シーンとしては独立しているけれども、それぞれの句の間に微妙な関連があり、またその関連を突拍子もないイメージの句を付けることでわざと覆したりもする。その「間合い」を楽しんだものらしい)。
もう少し突き詰めると、人はなぜ笑いを求めるのかというテーゼにも至る。戦国時代には笑い話をすることを専門職とする「伽の者」が、武将の側にはついていたという。平安末期には「今昔物語集」などという実例もある。「日本人は笑わない」とは異国びとの評だけれど、案外日本人ほど笑いを求めている人種はいないのではなかろうか。
まあ、裏紙天守堂については明るい笑いということで勘弁していただきたい。単にnagajisが変なだけやし。
…と、ここまで書いて「浦上天守堂って「うらがみてんしゅどう」なのかなあ」と不安になり検索してみた。結果、読みは分らなかったのだが、ちょっとどうかと思うものを発見してしまった。某地図サイトのユーザーコメントらしい。
ひなびた山村にポツンと建っている天守堂。ミサのオルガンの音が聞こえてくれば、気分はもう隠れキリシタン。
ちょっと、それは、余りにもどうかと思う。隠れ切支丹に謝れ。
ようやくアンケートを公開した。
どうもこの頃動きが悪い。また喉が塞がりつつあったりして頭の血の巡りがひどく悪い感じだ。連日の暑さのせいか、CAMELの吸い過ぎか。いずれにせよ旅に出られない夏ほど辛く空しいものはない。今年もまた盆休みすらない8月。小人閑居をして不善ばかりしている。
PCは何とか復旧。アレコレいじって何とか追加出費せずに済んだ。しかしノートPCのほうはまだ直せず。寝ながら寝転がってここを書く日課ができなくなって間が空き気味だが、ま、ここはそんなものだから。
ふと気がつくとこの部録"、ツッコミスパムが大量についていた。2006年6月なんかは特に酷い。26000発ぐらいツッ込まれてデータが30MBにもなってた(汗。お前はpdfか。
そういえばサーバの負荷率もCGIの負荷がかなりを占めていた。転送量1Gを超えていてもそれだけORJがDLされた痕跡もない。恐らくコメントスパムの書き込みが関係していたのだろう。
a href=やhttp://の入ったコメントはスクリプトでざっくりと削除。巻き添えを喰った人は多分いない筈。今後もurl入りのツッコミは弾かせていただきますのでご了承ください。必要な時は2ch方式でどぞ。
_ 酷道774号 [ワロタ。面白杉]
_ nagajis [ありがとうございます。頑張って書いた甲斐がありました(汗 しかし、どのへんが奇妙なポテンシャルだったか...]