nagajisの日不定記。
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いま相互リンクしてくださっている方々や希望する方に呼びかけて,企画アイデアを募ったり情報提供してもらったりできないか,という話になっている.原稿を書かなくてもORJに参加してもらえるように,というねらいから.要はTUKAさんのような形の参加.近々お誘いのメールをお送りします>皆様
先にお断りしておきますが,あくまでも任意参加でお願いします.変な義務感を持たれてはアレですので...価値観なりやりかたなりを押しつける積もりはありませぬ.
昨日の日記は予告通り表から外しました.部の録というには個人的すぎて見苦しいしね,読み返してみてもただの愚痴でしかなかったや.
nagajisの評価を下げるのにはいいけど,これ以上下がることもなかろうて.
廃道あるきが好きな人が全国にどれくらいいるものなのか知りたいというのがあって,こんなものを作ってみた.息抜きにどうぞ.
http://www.the-orj.org/cgi-bin/map2/map.cgi
#地図を拡大したいのは山々なのだけど,作業量的にこれが限界.
#あまり精確過ぎて居住地がバレたら嫌だしね.
#スペースがなくなったら飛地か最寄りの空白をお使い下さい.
今回の目的地は、京都府宇治市笠取町の山中にあるとされる旧隧道。学生服のヤマダさんにいただいたネタです。
場所はコチラ。現在の地形図では前後の道がなくなっており、かなり廃道化しているものと思われます。麓から約1km・150up。完全な山道歩きです。
ネットで調べてみると、
廃道の奥にひっそり残る明治隧道という絶好のシチュエーション。面白そうでないですか? 特に最後の一つは(今でも採れるかわからない。というか隧道自体通り抜けられるのか?)。
自分は自転車なので、最寄の駅まで輪行し、そこから麓まで移動します。廃道区間は歩きになると思う。だいたい次のようなスケジュールを考えています.
9:00 京阪宇治線・六地蔵駅着
9:15 出発
10:30 西側麓の神社に集合(下地図の場所にあります)
11:00 調査開始
15:00以降 適時解散
車やバイクで来られる方は10:30頃に神社で合流することにしましょうか。ただ、周囲に駐車スペースがあるかどうか解らないので、ちょっと右往左往することになるかも知れません。
いまのところ、天気予報は曇り。最高気温は9℃とやや低め。当日の京都南部の降水確率が50%を超えたら中止ということでお願いします(もちろん,このサイトでもお知らせします)。
→Yahoo!天気予報 http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/26/6100.html
それで、どのような形で隧道にアプローチするか悩み中。古い地図では西側の谷に沿って登る道があったようだが、南向きの斜面であることもあって薮が厳しそうだ。東側は大きく蛇行しながら麓に下っていて、正確にトレースすると時間がかかりそう。
の順で考えてるけど、実際にどれをとるかは現地で相談して決めましょう。
なにぶん,こんなOFF会を開くのは初めてですので至らないところが多々あると思います(特に車やバイクの勝手がワカラナイので・・・).その時はなにとぞご容赦&ご指摘ください.
_ TUKA [そうですか・・・。 土砂降りでもゴアのレインスーツ着て突入する、 おかしいのはオイラの方でつか?]
先日宇治市の市役所に行ってきた.本当は自分の知りたかったことと先方さんが伝えたかったことが齟齬していてアレだったのだけど、ずっと疑問に思っていたことが解決したのでよしとしよう.
OFF会で目指す隧道について書かれた資料によると、隧道のある道は「里道」なのだという.これは俗称ではなくて、ほんとに「里道」というカテゴリがあるのだ.明治9年に道路が「国道」「県道」「里道」の3つに分けられたとき、どんな小さな道でもすべて国の所有物となったため、山道や田畑の畔道も「里道」に加えられた.のちに大正8年、近代的な道路法が作られたとき「国道」「府県道」「郡道」「市道」「町村道」の5つに再分類され、ほぼこの通りで今日に至っている.大正の旧道路法が成立したとき、明治時代の里道のうち主なものについては市道・町村道に編入されたが、それ以外の小さな里道は法的には道路とみなされず、「里道」という名称のまま、国の所有する公共物とされた.それがつい最近までずっとそのままだったらしい.これらの忘れられた道は道路法などの法律で規制されない公共物という意味で「法定外公共物」と呼ばれているそうである.
所有者は国だが、管理は市町村が担当する.ちょいとねじれた構造だ.それを正すために、昨年、市町村に返却されることになった.現状で道の機能があるものは無条件に、それ以外の里道も申請すれば無償で貰えたそうである.
結局何が言いたいかというと「あの道の所有者は誰?」ということだ.実は私有地で無断立ち入り云々というヤヤコシイことになりはせぬかと心配し、それで市役所に行ってみた訳である.が、結局あの道は、もとより里道ではなく、市町村道として登録されてあったのだった.まあ、これで大手を振って歩けるのだから、どちらでもいいといえばいい.
これも初めて知ったこと.市町村では町村道を記した「道路網図」という地図を販売している.10,000分の1という結構な縮尺の地図に、赤線でびっしりと市道が書かれている.地形図にも道が書かれていないような山のなかにも赤線が引いてあって、ホントカヨ!と思わずにいられない.しかしやっぱり、法律上登記上は道なのだ.いったん道として登録されるとそれを「道でなくする」ことはほとんどないと担当者氏.
ただ、こんなことも言ってはった.市道に認定されていても、現地に明確な境界線があるわけでもない.何分古い時代の話だから、いつのまにか「私有地化」しているものもあるだろうと.公道だからといってずかずか入り込むのも考え物かも知れない.あくまで最後の逃げ口としてとっておくべきかも.
...いやー,結局,隧道はペチャンコになっていてですね.跡形もなく.お目当てのものも何もありませんでしたorz せっかくみなさんに参加していただけたのに.残念.
nagajis個人の感想は「『全く新規のネタ』でOFF会するのはやっぱり難しいなあ」.発見があればもっと盛り上がったと思うのですが,今回みたいにハズレくじを引いてしまうと,ちと悲しいものがある.もっと事前調査をしておくべきだったのかなあと反省しております.でも,はっきり「ある」と解ってしまうと,発見の楽しみが減ってしまうかも...何かそういう「発見」のあるOFF会を目指してみたいなあと思ってます.あと,周囲の休憩場所も把握しておく必要がありましたね(汗
なんにせよ,参加された絹路さん,レオの兄貴さん,taiheiさんには改めて感謝! (写真をいくつかお借りしたいのでまたご連絡しますね).
詳細は改めて「日本の廃道」誌上にてご報告します.次号(4月1日号)に間に合うかな? そして懲りずに次の企画を考え中のnagajisでした.
_ TUKA [> nagajisの評価 責任感が強くて、頑固な所がいい所でもあり、また(ry 「遊び」がないと鋏は動きませんよ。]