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旧道倶樂部録"

nagajis不定記。
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2008-05-01 ちと変更 [長年日記] この日を編集

[ORJ] OFF

ばたばたしている。今日夜出発を諦めて明日早朝出発にする。阪急+山陽で姫路まで、そこから播磨新宮へ、8時ちょい過ぎ着。この日の行動は、実質的には影響ないはず。


2008-05-12 実質的に開店休業状態 [長年日記] この日を編集

[ORJ] あうあうあ〜

戦後処理に手間取ってなかなか進まない。全く何もやってないのではなく必死こいて書いたり描いたり掻いたりしているのだが進んだ気がしない。いまだにOFFの余韻に浸っているような感じ。それでもようやく2日目分までテキスト化し次号掲載分を荒仕上げした。ヨッキ氏すまぬ、まだプチ濃表紙のアイデアが浮かばんのだ。出掛けなければムラムラするし、出たら出たで遅延するしでロクな人間じゃないな>nagajis。

今回のOFFは、OFF報告にするとむちゃむちゃ長くなる。いろいろあり過ぎ。かえってそのせいで原稿着手が遅くなり、記憶が薄れてしまいそうなのが恐くて、いまのうちから書き溜めている。そうすると今度はデザイン、というか誌面配置のアイデアが出て来なくて困る。次号用の音水第一弾・第二弾をpdfにしたら特濃のバッタモンみたくなった。原稿の書き方も、構成もまずい。するならする、しないならするで徹底的にやらないとだめだ。何事も。半ば言い訳だが、今回はまだヌルい。次からもっといいものにする。

せっかく、大市図に大阪営林局の統計書が昭和4年からあるのだから、これを活用してみたく思うものの、用語や仕組みが微妙にわかりづらくて、断念した。もっと細かな、例えば山崎営林署だとか鳥取営林署だとかの年報みたいなものはないんだろうか。贅沢なのだろうな。

[独言] 共食いキャラ

画像の説明一宮町の辺りだったか、山崎のどこかだったか。噂の共食いキャラを発見した。ついに猪界にも侵出を果たした共食いキャラ、そのフロンティア精神にも瞠目するが、それより先に目についたのは妙に生々しいその肉部であった。今にも血が滴りそうな自らの肉をあどけない瞳が見つめる構図。それを見て自分の未来を悟ったか、がっくりと肩を落とす牛。なんとなく賢治風のちぐはぐな会話をさせてみたくなる。

「切られちゃったね」「少し寒いね」「今年は山の木の実が少なかった」「春なのにね」


2008-05-13 作業報告 [長年日記] この日を編集

[ORJ] 一気にカタをつける

北摂線描の地図を描き、末尾の間違いを修正して校了。プチ濃、さらに徹底して、扉も作成。手書きで飾り罫書く無茶をした。素材集なんて持ち合わせちゃいない。デザイン素人のくせに「素材集なんて“逃げ”だぜ!」などと息巻いているnagajis哀れ。誰かめぐんでくれ。

音水第一、第二の再校。デザインを少し変えておく。出方によっては第3も行くか・・・などと考えたがもう13日なんだよな。無理だわ悪だなぷらこって。親と金を同じでいつまでも大ネタがあるとは限らないしな。

明日は野畑へ行って花摘みを、じゃなかった地図記号の最終チェックをしなければならない。それが終れば廢毒校了。TRDBと旧橋は熟成済み。

改めて書いておくが、今回、ヨッキ氏の特濃!はお休みだ。そのかわりにちょっとテイストの違う「プチ濃!」が入る。あと徳川道もお休み。人気ないし、似たような調子の廃道ルポが重なるしね。

[] 別子銅山

お誘いが来ている。うーん。どうしよう。こういうのにすぐさま返事ができないnagajis。行きたいのは山々だし行きたい方面なのだがおいそれと行ける距離でないしな。Wait a moment please.

[独言] 看板

画像の説明波賀町日ノ原にて、警笛鳴らせ。奇跡的なまでにきれいな旧標識。サイクリングロード(林鉄線跡)に置かれていたのが勝因?なのかも知れない。案外林鉄向けに建っていたものだったりして(マサカ)

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ multi [>無理だわ悪だなぷらこって なんともナツカシキネタをw]


2008-05-14 [長年日記] この日を編集

[ORJ] 泣きたくなる夜

泣き言を言っている暇も叫びを埋める穴を掘る暇もない。手首がイカれてきた。続きは明日晩だ。

前職は、生きるために仕事をしているのか、仕事をするために生きているのかが解らなくなって、嫌気がさした。趣味を仕事にするようになって何かが変わるだろうと期待していたが、そこに「趣味のために生きているのか」が加わって三つ巴になったただけで、実質的には何も変わっていない。吉住氏住川氏吉川氏による三角関係、みたようなものだ。

楽に生きたいんじゃ、ないんだ。徹夜なんかしたくないだけ。そして、やっつけ仕事をやっつけ量産したくないだけだ。

メールが遅延しているすべての方へ。申し訳ない、また遅れる。


2008-05-16 25号雑感 [長年日記] この日を編集

[ORJ] うらばなし

最後の最後でドタバタとした加除があった。アンケートの項目がひとつ抜けているのはそのせいだ。ここまであたふたし、短時間のうちに決定を下さなければならなかったのは久しぶり。最後にえいやっと投げて公開した。好評であればあったで安心なのだが、一方で「そういう位置付けなのか・・・」という寂しさが募ることだろう。そういうのには慣れているつもりでも後からボディーブローのように効いてくるに違いない。

だがな! ここにおれは宣言する。G.W.OFFのすさまじい3日間は、まだ1/10も伝え切れていない。音水林鉄網報告第1回は前座も前座に過ぎんのだよ。その後に続く、第2、第3、そして戸倉と、沢川の。

自分は「煽り」をするのが苦手で、それは煽ってしまったことへの罪悪感だったり、煽り以上の何かを書けなかった場合を慮ってのことだったりするのだが、こうして書いてしまった以上、もう退路はない。そうやって自分を追い詰めてみるきっかけが本当は欲しかったのかも知れぬ。

諸般の事情で向こう4カ月間が忙しくなりそうな塩梅だ。この先生きのこるためには茸でも何でも栽培しないと駄目(突如意味不明)。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ ヨッキれん [きのこ大好き!]


2008-05-17 G [長年日記] この日を編集

[独言] オマエは今までに打ち込んだ文字の数を覚えているか?

これまで25号作ってきて、自分が何を書いたのかを全部覚えているわけではない。漠然と「あれ書いたよな」というのはあっても書いた文章までは覚えてない。

久しぶりに書いたものを見直す機会があって、「隧道ノ崩壊モオドニ関スル考察」を読んでゲラゲラ笑ったりしている。なにこのイカれっぷり。いちばんのお気に入りは猪野隧道だ。

画像の説明「絶妙な下膨み加減で立ち上がる側壁とそれにつながるアーチが構
成する曲線美。所々を裸蛍光灯に照らされたヴォールトが坑口間際
で発散し垂直崖になる、その連続構造と色彩の濃淡がいたたまれな
い躍動感を生み出す。この一洞に怖れを抱くか、それともムンクを
見い出すかで審美眼が問われることになるだろう。
個人的にはお多福さんか、ちょっとビリケンさん風にも見える。」

有料化の初期に作って没になった某隧道のpdfも久しぶりに開いた。ちょっと懐かしく、こういう書き方もできたんだなあおれ、などと灌漑に耽ったりする。カナールで溺れつつもう一度読んでみたら、今度はアラが目立って仕方ない。ああここはもっとスムーズに流さんと、とか、そこの句読点は要らんだろ、とか。これもしばらくは日の目をみなさそうだ。

正直なことをいうと、自分の書いた文章を忘れた頃に見直すのが好きだ。まるで自分が書いたものではないような、それでいて自分好みの「未知」の文章に感じる。一種の自己愛? いーや、ただのGだ。ハレンチを突き抜けてネクストプレビアス・ステージへ突き進むnagajis。

こんな感じで自己に没頭しなければならない事情の最中にある。pdfの修正は少し待っていただきたい。

というわけで、粗造濫造の歴史を作った。

  • 廃道を読む
    • (1)近代土木遺産ト云フ概念ニ就テ 0507
    • (2)道路隧道概史並ニ希有ナル隧道ノ例 0508
    • (3)峠ニ関スル二、三ノ極私的考察・壱 0509
    • (4)峠ニ関スル二、三ノ極私的考察・弐 0510
    • (5)隧道詳説壱【素掘隧道】 0511
    • (6)隧道詳説弐【石隧道】 0512
    • (7)隧道詳説参【煉瓦隧道】 0601
    • (8)隧道詳説四【コンクリート隧道】 0602
    • (9)峠名彙集 0604
    • (10)橋ノ形式ト名称ニ就テ 0606
    • (11)明治ノ道ヲ識ル 0608
    • (12)扁額を読む 0610
    • (13)参考文献ヲ読ム 0612
    • (14)「標高二千尺以上ノ峠」ノ今ヲ探ル 0702
    • (15)明治・大正・昭和初期ノ林道ニ就テ 0704
    • (16)近世以前土木構造物調査ニ就テ 0706
    • (17)「地方通信」ヲ読ム 前編 0708
    • (18)「地方通信」ヲ読ム 中編 0710
    • (19)「地方通信」ヲ読ム 後編 0711
    • (20)隧道ノ崩壊モオドニ関スル考察 0712
    • (21)竹筋コンクリートニ就テ 0801
    • (22)ねじりまんぽ礼讃 0802
    •     お笑い企画・ねじりまんぽをつくる 0802
    • (23)参考文献ヲ読ム web版 0803
    • (24)地図記号ヲ読ム 前編 0804
    • (25)地図記号ヲ読ム 後編 0805
  • 隧道レッドデータブック
    • (1)鐘ヶ坂隧道(兵庫県) 0507
    • (2)柱本の手掘り隧道(和歌山県) 0508
    • (4)旧池田隧道(和歌山県) 0510
    • (5)旧久戸谷隧道(大分県) 0511
    • (7)林田隧道(兵庫県) 0601
    • (8)狼川トンネル(滋賀県) 0604
    • (10)岡阪隧道(和歌山県) 0608
    • (11)毛見隧道(和歌山県) 0610
    • (12)川原隧道(大分県) 0704
    • (13)志戸坂隧道(鳥取県/岡山県) 0706
    • (14)川下隧道(大分県) 0711
    • (17)旧佐賀県道の素掘隧道(大分県) 0712
    • (18)竜化隧道・円山隧道(兵庫県) 0802
    • (19)安治川隧道(大阪府) 0803
    •    付録・昭和50年前後の安治川隧道内部写真 0803
    • (20)琵琶湖疏水インクラインねじりまんぽ 0805
  • 明治隧道project
    • 明治隧道project@兵庫縣 0510
    • 明治隧道project@和歌山県 0610
    • 明治隧道project@大分県(久住・三重・犬飼編) 0612
    • 明治隧道project@三重県 0704
    • 明治隧道Project@大阪府 0706
    • 明治隧道project@滋賀県 0712
  • 喪われた道の物語
    • 第一回 松風洞(京都府) 0608
    • 第二回 家棟川の天井川隧道(滋賀県) 0612
    • 第三回 瑞巌寺隧道(大分県) 0702
    • 第四回 須磨の「穴門」(兵庫県) 0706
  • 旧橋紀行
    • (7)岡山県・旭川橋梁 0706
    • (8)岡山県・京橋 0706
    • (10)京都府・鞍馬街道の旧RC橋 0708
    •   旧橋紀行メモランダム・秋元橋の特異性について 0708
    • (11)京都府・鞍馬鉄道の明治PG 0710
    •   旧橋紀行メモランダム・PGの部位名称と初期のPGについて 0710
    • (12)京都府・六軒橋 0712
    • (13)阪急宝塚線の明治橋梁(上) 0801
    • (13)阪急宝塚線の明治橋梁(下)0802
    • (14)兵庫県・最明寺川の無名橋 0802
    • (15)大阪府・浜中津橋 0803
    • (16)大阪府・心斎橋 0804
    • (17)大阪府・玉手橋 0805
  • 徳川道-西国街道付替道の末路-
    • 第一回(導入)0711
    • 踏査編第一回 住吉〜杣谷峠 0712
    • 踏査編第二回 杣谷峠〜有馬街道 0801
    • 踏査編第三回  有馬街道〜白川源流 0803
    • 踏査編第四回 白川源流〜白川 0804
  • 北摂線描
    • 丹州街道(1)横山峠 0801
    • 丹州街道(2)中山峠 0802
    • 丹州街道(3)岡の辻峠(4)小部峠 0803
    • 丹州街道(4)カイモリ峠 0804
    • 丹州街道(5)稲荷坂 0805
  • なぜ、廃道なのか
    • (1)私が廃道に出会うまで 0711
    • (2)洞峠との出会い 0712
    • (3)旧廃道を書くということ 0802
  • OFF報告(ルポ)
    • 高橋メソッドによる第1回ORJ OFF 会報告 0604
    • 第2回ORJ OFF会報告 特濃!廃道あるき第七回hacked  旧猪ノ峠隧道 0612
    • 第4回ORJ OFF 会報告 愛宕山鉄道鋼索線 探索OFF 0708
    • ORJミニOFF報告「行ってきました!」OFFしてきました。 0804
    • 2008.G.W.OFF報告 音水森林鉄道網をゆく 第1回 上野林道/万ガ谷林道 0805
  • 単発ルポ
    • 笹部トンネル見学報告書 0606
    • 阿手隧道下見報告 0606
    • 笠取へ 〜第一回ORJ OFF会 その後〜 0704
    • Das Entwerfen〜江浪峠行 前編〜 0711
    • Das Entwerfen〜江浪峠行 後編〜 0712
    • 旧道倶楽部活動報告書・由良洞(和歌山県) 0602
    • 旧道倶樂部活動報告書・蕎原隧道(大阪府) 0706
    • 旧道倶樂部活動報告書・箕面隧道(大阪府) 0706
  • 特集・報告
    • 特集 夏は廃隧道で涼め! 0508 *
    • 特集 道路遺構調査の実際と展開 夢の堀り方、教えます。 0508 *
    • 特集 日本の廃道NPO化計画 0511 *
    • 報告 NPO化の是非を問う討論会 結果報告 0512 *
    • 単発企画 新鐘ヶ坂トンネル開通記念イベント見聞記 0512 *
    • 上田口隧道調査 補遺 0601
    • 廃道探索「これが俺流。」 nagajis 編 0602
    • 日本の廃道36選 0608 *
  • 近代土木遺産、KINIAS
    • 探訪 近代土木遺産(2)琵琶湖疏水 0803
    • 探訪 近代土木遺産(3)湊川隧道(兵庫県)0804
    • 近畿産業考古学会 見学会報告 0706
    • 近畿産業考古学会 第2回見学会報告 0711
    • 日本土木学会土木史研究分野研究発表会 参加報告 近世以前土木構造物調査 続報 0708
    • ミニレポ 一庫ダム 第3の穴 0801
    • 猪名川水力電気・出合発電所水路遺構について 0802
    • 猪名川水力電気・出合発電所水路遺構について 補遺 0803

*印は一部担当。エッセイや広告、雑報ほかは省いた。念のために申し上げておくがリンクは個人的な覚え書きであって「買ってくだちゃい」というものではない。そもそも2008って何だ。s/([0-9]{4})/<a hrefほにゃらら$1">$1<\/a>/gしたのがバレバレではないか。

3年間かけてたったこれだけ、しかも自分の思うようなものは作れていない。文章も進歩がないように見える。100%納得行くものなんて永遠に作れないし書けないのだろう。それがわかっていながら他のことができないnagajis。パトラッシュ、ぼくもう疲れたよ。

[奇妙なポテンシャル] #47

そのくせPs(potential of strangeness)を考察したりするnagajisは、地獄の業火に焼かれることなど厭わない。さあ焼け。今すぐ自棄。

画像の説明GW中に見かけた看板。さまざまなベクトルの味わいを有している。これを見るだけで会社の名前に「発條」という言葉が入っていること、および「『発條』って何ですか?」と尋ねられることしきりで総務が飽き飽きしているに違いないことがわかる。心中お察し申し上げる。そして自社製品の優秀さよりも先に「発條とは!」を述べる辺りや「漢 語 的 表 現です」というツメの取り方に、その気概の程が伺えるというものだ。

それにしても、発條。良い言葉ではないか。

ばね定数 k

などというと、どこかふんにゃらした感じがして、質量mの重りをぶら下げてビヨーンしたら塑性変形してしまいそうだが、これが

発條定数 k

になると、いかにもビシーッとして、しかもよく弾みそうに思えてくる。kの値も自ずから大に違いない。

嘘だと思ったら声に出して読んでみてほしい。

ハツ・ジョウ・テイ・スウ・ケイ

どうだこの固さ。まるで密教の秘呪か何かのようだ。思わず胸の前で無闇矢鱈な印相を結びたくなる。ハッ!ジョウ!テイッ!スウッ!ケイッ! ブォワー!!! 巻き上がる護摩の火の粉。その横で伸びるばねばかり。

……脱線した。惜しむらくはこの会社、肝心の会社名がわからない。隣の小さな「社員募集中」看板にも社名は書かれていない。ばね(スプリング)の漢語的表現を無償奉仕で喧伝するだけの豪気な会社。たまにはそんな存在があっていいと思う。

だがしかし、ことえりよ、いい加減「発情」に変換するのはやめてくれ。

発情定数 k

これじゃあ手印ではなく手…いやよそう、今日はすでに下ネタを使ってしまっている。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ 一見客 [猪野隧道:老子の一説を思い出した。]

_ nagajis [不敢爲天下先、でしょうか(滝汗]


2008-05-18 修正 [長年日記] この日を編集

[ORJ] 25号、24号修正

ご指摘いただいた修正を反映させた版を作成。「焼過」か「過焼」かの件は、古い本の記述だと「過焼煉瓦」になっていて、そのほうが個人的には好きなのだが、JIS的には「焼過レンガ」というのが正しいもののようだ。いつも混乱する。今回は他の場面で「焼過」が2回出てくるのでそれに合わせた。

ついでに24号も修正版をつくる。今号の廢毒を作成しながら難漢字の読みを間違えていることに気づいていて、それをいくつか反映させる必要があった。漢字の間違いも一カ所ある。大変失礼した。また、発行後に心斎橋へ行く機会があったので、撮ってきた現況写真を追加させてもらった。こういう場でないと使わないような写真だしな。

購読期間を3カ月とさせていただいた結果、一番得したのは、実はnagajis自身なのかも知れない。慌てて更新する必要がなくなり、落ち着いて追記していくことができる。

そうそう、最新号のerrataは「メールで受け取る」のチェックを入れていようといまいと送りつけられる仕組みになっている。今はまだいいが、次号が発行されると送られなくなってしまう=購読期間なのに更新があったかどうか解らない、という事態になりかねないのでご注意いただきたい。最新号を購入されたらチェックボックスのチェックをお忘れなく。

[ORJ] TRDB原稿

逢坂山トンネルの記事を書き始めたら、案外膨らんできて、ここへ書く文章のタッチに影響が出るくらいにのめり込んでしまった。井上勝も国沢能長も面白い明治人だと思う。伝記があればぜひ讀みたい。

文章量に比して写真がないのが最大の懸念。周辺情報は少しばかり膨らませられるだろうが、それ以外の写真、足りるのか(西口の碑はとっちょらんけんね)。


2008-05-20 (完) [長年日記] この日を編集

[ORJ] 音水第3回。戸倉。

機能教徒で、もとい昨日京都で、ええい昨日今日とで将来のメイン記事を書きなぐる。音水"upper-layer"軌道はもう少し前から書いていたが、これであらかた完成だろう。戸倉は8割。異常に長くなった。少し汚いやり方をしたがいいレクイエムにはなるだろう。

残るは沢川。追い詰めろ、俺。


2008-05-28 #48 [長年日記] この日を編集

[奇妙なポテンシャル] #48

人それぞれの五月病。敬称略。

江田五月

 ついてもない「海」をつけられた挙げ句に空を飛んだり魚雷に突っ込んだりする潜水艦の艦長を連想されがち

片山さつき

 いつまでたってもチルドレン扱い

五月みどり

 寂しいので誰かに来てほしくなる

さつきみどり

 つるなしいんげん

雪野五月

 旧名が紛らわしい

草壁さつき

 久しぶりに見るとお鉢の大きいのがやたら気になって仕方なくなる

草壁メイ

 とうもろこしをとうもろこしと言えない。迷子になる

駆逐艦皐月

 ロシアからぶんどったやつなのか藤永田造船所で建造されたやつなのかわからなくなる

四葉五月

 肉まんをよく配る

五月人形

 最早本来の意図が忘れられている

五月山動物園

 ウォンバット復活。カンガルーの肩身は相変わらず狭い

さつき

 古風な喫茶店

さっき

 六甲行ってきましてん。何年ぶりかしらん

あさつき

 ツツジ科ツツジ属サツキ種の亜種

かさつき

 オロナインH軟膏がききます

まさつき

 元旦のことか?元旦のことなのか? あるいはゴシゴシこする器械

五月が丘

 五月病が蔓延しやすい環境

JA新津さつき

 プチヴェールが特産品

有賀さつき

 「更新が遅れてごめんなさい!」はデザイン画像に入れ込まないほうがいいと思います

神田さつき

 ダイナマイトヴォイスの人(違

札幌市立円山動物園のホッキョクグマ・サツキ

 むしろ相方の「デナリ」が気になる。デナリバカ。ウスマヌケ。トンチキ。ヘンマ。マ。

宮城さつき

 でも沖縄県浦添市出身。あいまいさは回避されない

さつき食堂

 今トイレ。薬菜飯店か。

nagajis

 こんなくだらぬことばかり考えている


2008-05-29 謹告 [長年日記] この日を編集

[ORJ][廃道本] 「廃道本」が出ることになった

唐突だが「廃道本」が出ることになった。時期は今秋。しかも2冊。nagajisも、というよりORJもそれに絡むことになった。

一方は「酷道をゆく」でおなじみの(と括ってしまうと失礼かも知らぬが)イカロス出版。もう一つは実業之日本社。カシミールをお使いの方ならよく名前を聞くはずの老舗だ。どちらもムック形式になる。

で、ヨッキ氏経由でnagajisのほうにもお鉢が回ってきて、書くことになった。来週その打ち合わせがある。

いろいろ言いたいことはあるのだが、まっ先に「不安」の2文字が浮かんでくる。2冊同時進行な上にORJもやらなきゃいけない。というかORJをやらないと完成まで生きていけない。(nagajis的には)阪神の“死のロード”もかくやという試練の道、たぶん前代未聞のことだから道づくりから始めなければならない。ナタとかシャベルとか以前の問題。進捗情況は可能なかぎり本部録"で独言する。また写真や情報の提供をお願いすることになるかも知れない。そのときはどうかよろしく御願致度候。

で、進捗情況その1。先に書いたとおり来週上京して打ち合わせがある。こういう機会でないと東京へ行けないnagajisなので、宿年の課題をいくつか解決してくるつもりだ。6月4日は新宿周辺とか埼玉県庁周辺で目撃される可能性大。7日はまだ決まってないが夜までどっかをうろついていると思う。石を投げたり背後からナイフをかざしたりするならこの時です>各位。

請求番号・大879、大874。これが5年間探し求めてきたものなのか、そうでないのかが、ようやくわかる。

[ORJ] 26号進捗

前回にも増してルスニスル期間が長い。早めに仕上げておかねばと思いつつ作業を進めている昨今。

ヨッキ氏はプチ濃と新企画1つで進めている。TRDBは逢坂山隧道でほぼ完成。GW.OFF報告はすでに出来上がっているが一部書き直す必要がある(その作業自体は終っている)。探近土、どうかなあと思いつつも、淀川改修の遺構(毛馬閘門周辺を中心に)を書き始めてしまって、8割方完成してしまった。全方位的記事でないこと、先にお詫びしておく。ついでにその延長で長柄運河の橋梁群を旧橋紀行化(旧橋本編は別にあるはず。つまり旧橋×2)。

その他の進捗がいまいちだ。北摂線描、少し飛んで高槻の亀岡街道旧道にしようと思いつつ、その資料が手に入らなくて、今日やっと入手した。しかし写真はちょっと手ブレが多くていまいち感がぬぐえない・・・。廃道を読むに至ってはテーマ決まらず。まあいつものことだが。いっそのこと休んでしまえと思わないでもないが廃道本にかまけてると思われるのが癪だ。徳川道は書けるのだが、ルポ重なるしな・・・つーか北摂線描のかわりに入れたらいいんじゃね?と思わないでもない。どっちにしても刺身の褄か菊の花に変わりはないのだから>nagajis

[独言] ロッコウサンノボレ

 画像の説明何年かぶりに六甲山へ登った。逆瀬川から白山神社までのサイクリング部TTコースだ。

 あまりに久しぶりで、しんどいことを忘れてた。まず上野の公園からゴルフ場沿いに登る直線部分で萎える。ああいう直線の登りは大嫌いだ。山口分岐のあたりは旧道を味わいつつ、何度も休みながら登る。最後の砂防ダムとその乗り越えラッシュは押しまくり。ようあんなところ、足つかずに登れたもんやわ。

 当然時間なんて計っちゃいない。現役の頃のベストが確か50分台だったが、その3倍はかかっているだろう。途中で写真撮ってたしね。おかげで沿道のガードレールに9kgレールが使われているのを発見したり、俺シバリハゲシバリの写真を入手したり。

 そもそも何で六甲かというと、昨年暮れに徳川道で落とした三脚の足を回収しに行ったのだ。あの後新規購入した安物がもう破損してしまい、しかもそれがあまりにクリティカルであった故に修理もままならず、それなら落とした一脚を探しに行って、旧三脚を修復したほうが早いのでは、というわけだ。もちろん見つかる訳がない。

画像の説明

六甲山の登山道路は大正末から昭和にかけて作られている。例えば阪急六甲駅から丁字ヶ辻へのルートは大正15年完成(ちなみにこのコースはKUCCのTTコースになってる)。昭和4年に兵庫県がそれを買収し、のちに阪神電車が山上の環状道路を作ったはず。記念碑台の道路脇にポツリとその記念碑が建っている。

逆瀬川に沿うルートは昭和9年に完成。しかしその年9月の水害で大打撃を受けた。山上の回遊ルートや丁字の登りも9年水害で大きな被害を被っている。全復旧は12年夏。このへんの歴史をまとめてみるのも面白いかも知れない。

[ORJ] 嗚呼

毎日.jpより引用。

メタル食品:大阪地裁に破産手続き申し立て、開始決定

 テレビコマーシャルで関西で知名度の高い「メタル印度カレー」を製造してきたメタル食品(神戸市西区)が28日までに、大阪地裁に破産手続きの開始を申し立て、開始決定を受けていたことが分かった。東京商工リサーチによると、負債総額は1億8378万円。

 「メタル印度カレー」は1952年創業のメタル食品工業が発売。同社が破綻(はたん)した85年12月からメタル食品が事業を継続してきた。カレールーのほか、香辛料なども扱い、95年3月期は7億9928万円の売上高を計上。しかし、近年は大手食品メーカーとの競合などで業績が低迷していた。【横山三加子】

画像の説明 存続はしてたんだ・・・工場は更地になってたのに(写真)。

画像の説明 事の序でに、印度カレーレトルト3者揃い踏み。ルータイプではその存在をついに見つけられなかった「甘口」が、レトルトタイプには存在していた。2002年7月、近江八幡市にて。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ 葛飾白菜 [酷道の次は廃道本ですかw イカロスさん、面白いところついてきますね。 私、まず間違いなく買うと思います。]

_ しとろん [いよいよnagajis氏も商業誌に登場ですか。 私も過去に何回か、今回ヨッキ氏が登場している本のライバル誌(私のせいか、今は無いw)に書いたことありますが、ものすごく苦労しました。 ORJも含める..]

_ nagajis [ありがとうございます。出来上がったらぜひ買って下さ〜い。 (ORJも・・・ゲフンゲフン]


2008-05-30 作業報告 [長年日記] この日を編集

[ORJ] 何故?

何故か何故廃道なのかを書いている。少し違う風味の記事があったほうがいいという思いから。テーマは廃隧道との出会い。いつも以上にくどくなってしまって苦労している。もうちっとスラスラ書けんものかいな>nagajis。

明日辺り、地形図をコピーしてこなければ。今日は探近土の続きをして、できれば終らせる。

[独言] 私を畑隧道に連れてって

・・・。単なる年代の符合で、想像でしかなかった想像が、少し、現実味を帯びてきた。浦和図書館のSさんにはこの場を借りてお礼申し上げたい。

情報を得て、改めて埼玉県の水害史と照らし合わせてみる。総務省消防庁の「災害伝承データベース」が添付史料が豊富で有難い。

http://www.saigaidensho.soumu.go.jp/

行方不明だったパズルのピースがどんどん埋まっていく。大きなシマを繋ぐ重要ピースは行ってからだ。

にしても4〜5人同時に探さなきゃいかんってのは大変だ。半日で読み通せるものかは。少なくとも畑隧道へ行く暇はない。

何となくFacebookを作ってみた。以上。


2008-05-31 作業報告 [長年日記] この日を編集

[ORJ] 次号企画

細いのどんどん上げる。

画像の説明音水第2回

今回辺りからようやく探索らしくなる。(水増し気味だが)全50ぺーじ。


画像の説明探訪 近代土木遺産

毛馬洗堰と閘門を見に行ったので、それと絡めて明治時代の淀川改修に触れてみよう、という意図で書き始めたもの。しかし……
まずもって、淀川改修史を要約するのが大変。端折って端折って端折り過ぎた感じがする。そもそも淀川改修なんて興味あるのだろうか? なんだかんだであまり広く取り上げられなかった。第二閘門、長柄運河と制水門と眼鏡橋、くらいまで。
淀川改修まで踏み込むんであれば、滋賀の砂防堰堤群から瀬田の洗堰、巨椋池、三川合流、大阪築港まで関連してくる。その連綿としたつながりが土木の面白さの一つだと思うし、こういうところでないとやらないだろうことだとは思うのだけど、一気にやるのは不可能に近い。


画像の説明TRDB

逢坂山トンネル。有名どころ。現状は安治川隧道の回に似た構成になってる。激しく雪の舞っている写真ばかりで季節感ナッシングだがご容赦いただきたい。写真のレイアウトは変えたほうがいいかも知れないな……


画像の説明旧橋

探近土と連動して長柄運河の橋を取り上げる。つもりが上淀川橋梁だとか上庄水管橋とかまで入れてしまったので統一感がない。いっそのこと十三大橋や淀川大橋まで入れて「淀川ファミリー」的括りにしたほうがよさげ。でも十三大橋、淀川大橋はそれだけでいろいろ書けるネタだからなあ。そもそもまた大阪だしなあ。


画像の説明なぜ

刺身の褄。しかもリサイクル。船場吉兆さんもびっくり。さん付けに深い意味はない。


[ORJ] 忘れてた

留守中、振替口座への入金には対応できない。CD発送も。慌ててHEADLINE。

[廃道本] #1

いまのところメールでやりとりしているだけのnagajisなので、どんな内容になるかは正しく理解してない。こういうの、というのは伺っているけれども、生半可な状態では書かないほうがいいのだろうな(出るってことの告知はOK貰っているけど)。なのでしばらくは自分情報しか書かない。あしからず。

書くとしたら関西より西ということになるのだが、自分の持ちネタを見てみると、実質的に関西ばかりなのが引っ掛かっている。新たなネタもごく少ない。古いネタの使い回しになるだろうことは先方さんも了承済みなので、あとは自分がいかに書き変えるか、そこに新情報を追加するかが問題田。また電話攻勢せなあかんのやろな。

それもあって四国のOFFには行きたかったのだけれど、14日実施が確実とのことなので、諦めた。何か代替案を考えておかないといけない。

そもそも紙媒体のターゲット⊇ORJ読者層であることを正しく理解できてない。紙媒体だから新ネタを突っ込まなきゃいけないというわけではないことを、自分自身がちゃんとわかってないのだ。既に掲載したネタでもみなさんに楽しんでもらえるかどうか。それが気になっているが、たぶん杞憂。そのへんはプロに任せたほうがいい。

個人的には紙媒体(商業誌)に乗るか否かが問題なのではなくて、人も自分も納得させられるようなものが書けるかどーかが不安なのだ。自分も読者も騙していかにもそれらしいことを書き、それで稼ぎを得て生きてくことに納得が行ってれば、前職辞めたりしちゃいないさね。

…わっ、ナンカエラソウナコト書イテヤガル。去ね去ね。所詮は日陰者のやっかみだ。自慰的作文しか書けないやつのたわごとだ。

[奇妙なポテンシャル] #49

キュウリは英語でcucumber。カナに直せばキューカンバー。すなわちキュウリはキューカンバー。

キュウリ=キューカンバー、という事実が気になって仕方ない。左記関係式は間違ってはいないはずだが、「キュ」が同じなだけではないか、と突っ込まれればそれで終るような気がする。「でもアメリカではキュウリのことをキューカンバーっていうよ」と言ったところで相手にされないようにさえ思う。しかしキュウリはキューカンバーであり続ける。微妙な相似形を保ったままで。それ以上の何をも為すことができない。心の中で「キュウリはキューカンバーなんだ!」と叫ぶことしかできないのがもどかしく、辛い。

東海漬物株式会社にはキュウリのキューちゃんという漬物ブランドがある。キュウリのキューちゃんキューカンバー。蹴って蹴られて蹴り殺された、みたいな躍動感があっていいと思う。しかしそれも、冷静になって考えれば至極当たり前のことを言っているに過ぎず、眼前の事象を言葉に表したに過ぎず、深い考察なり背景洞察なりが一切含まれていない。そんなことでは立派な大人になれないと思う。


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