nagajisの日不定記。
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06年1月号の「特濃!」地図を上げ、一気に配置まで。こうして第一号から通して作業してみると、この号から始めた横イチデザインで(自分が)相当吹っ切れたのがわかる。なんだあの贅沢な写真の使い方は。
カミングアウトするわけではないが、ヨッキ氏の「特濃!」のデザインにはずいぶん気をつかってきたつもりだ。紙面にするとどう頑張っても「山行が」を越えられない。ヨッキ氏が希望していたような「山行が」とは別のもの、にもなり損ねていた(特にpdfの見にくさのせいで臨場感を全く出せていなかった)。山行が以上に気合いを入れて書いてくれていたヨッキ氏にも申し訳なく、初めの頃は毎号毎号デザインに苦労していた覚えがある。それがまあ、この号でようやく、山行が以外の別の優れたものとして作れたと思う。
バックナンバーCD用に組み換えるにあたっては(これまでさんざんこぼしてきたように)すべての地形図を書き直した。それは以前のアンケートで指摘していただいたように法的な面をクリアするためだけではない。もし自分が彼の原稿に応えるとしたら、これしかないと思うからだ。随所で地図を使えるようになり、(行程図の書き方も変えたので)初版よりは臨場感を出せるようになったはずだ。
とまあたっぷり捲し立ててしまうくらいに変なテンションになっているうちに、と思って最後の槇木沢橋にかかった。この回の地形図は槇木沢橋周辺の狭い範囲だから10m間隔だ。2時間ほどで等高線まで完了。
せっかくなので作業中のひとこまを紹介させていただく。これくらいならいいでしょ>国土地理院殿。
作業は大変単純だ。マップ画像を配置し、その上を鉛筆ツールでなぞっていくだけ。等高線の数だけこれをくり返す。動きを補完して曲線にしてくれるので、それなりに見られる線になるのがありがたい。一時期タブレットを使おうとしたことがあるが、かえって使いづらくて結局ほぼすべてマウス一つで描いている。集中し過ぎるとトランス状態になって神が降臨したりヤバくなったりするのでほどほどにしないといけない。以前にコレで人事不省になった。
等高線が終わったら道や家、地名などのパーツをレイヤーで載せていく。50m間隔だとすかすかになってしまうが、植生のマークや岩崖などを入れていくとそれなりに様になるようだ。山ほどトレースしたおかげでそんな記号のパーツがそれなりに揃ってしまった。今後何に使うというのか。
ええっと、御要望があれば地図書きしますのでお声をおかけください。できれば有料で。いや冗談です冗談