nagajisの日不定記。
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最大瞬間風速72位を記録。そんなものなのか。
分量的にいうと、「廃道をゆく」はガイド(廃道紹介記事)が8割近くを占める。ガイドには3パターンほどあって、地図+写真(位置指定)という王道のガイド、簡単な地図とそれとは独立した写真からなる見開き1ページ、それを縮小した形の1ページ記事。例えば地図つきガイドはこんな感じ。写真と地図は離れているが、写真キャプションを順に読んでいけばだいたい流れを掴むことができる。
地図ガイドなしの見開きパターンは写真を大きめに使って。贅沢なダイジェストである。
小ネタというべき1ページものは上記を縮小したもの。
全体として写真を大きめに使い賑やかな感じの誌面である。見て楽しめる本といえるかも知れない。ちなみにキャッチや小見出しは編集Oさんがつけてくださった。このお陰で1冊の統一感が強くなっているはずである。個人的には「トンネル界のシーラカンス!」が地味に気に入っている。
「廃道本」のガイドはAmazonの中身紹介を見ていただくほうがよいだろう。こちらはすべての記事に地図ガイドがつく。写真が小さいかわり点数は多く、微に入り細に入っている。多分、本文を読みながら逐一写真と対比していく読み方には向いていない。
後半のガイドは白黒になってしまうが、これはnagajis担当分なので問題ナシ。その分後半の企画ページにカラーが入るという贅沢。なのにアレという。
「廃道のガイド」(地図+写真+本文の組み合わせ方)というのはORJを作りながらいつも悩む。これがベスト!というやり方がない。htmlのように写真の隣に本文を入れて(写真キャプションの連続として)縦にズラズラ並べてしまうのは(htmlの1パターンというよりも、わかりやすいガイドとしての)一つの解ではあるのだが、記事としての締まりがなく、メリハリもない。それならば割り切って本文と写真とを分けてしまったほうがいい。
他には地図の上に写真とキャプションを載せていくパターンもあるが、これはガイドの進行方向と目の動きとの兼ね合いで必ずしもうまくいくとは限らない(文章は上から下に読んでいくが、必ずしも北→南という探索ばかりで無い。地図を回転させるという手はあるが地形図には使えない)。地図のアキスペースと写真点数、本文分量との兼ね合いが予測しづらく、作るのも大変だ。そのうえ、全体のバランスがうまく取れたとしても「ここを見て!」というポイントを出すのが難しい。かえってごちゃごちゃするというか、目移りするというか。とはいえ、否定的なことばかり書いてしまったが、地図載せパターンは成功すればもっとも面白く、わかりやすいガイドとなる。
今回2冊の廃道本で計らずもすべてのパターンを試すことができた。残念ながらORJでこの通りを再現することはできない。紙媒体だからうまくいくレイアウト、pdfならではのレイアウトというものがあるのさ。といって逃げる。
zwiebelさんからpdf届く。nagajisは何もすることなし! これを初校として編集部に回す。最初に回せって? アレ? 見てなかった?
東紀州はとりあえず「明治県道・熊野街道自転車旅」とか何とか名前をつけてみた。もっと自転車旅っぽい内容にしたくもあるがこの区間にはこれといった見どころなし。
その他旧橋、TUKA氏岩城5をできるところまで上げておく。