nagajisの日不定記。
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なんとなくこんなことを考えている。
形而下 | |||
道の姿をしていない・ 道として機能していない (草ぼうぼう、崩落) | 道の姿をしている・機能している | ||
形而上 | 法的な道路でない | 第一種廃道 廃隧道・廃橋・バイパス廃道・林鉄 | 第二種廃道 近世以前の旧街道・明治里道 |
法的な道路である (国・県・主要地方・市町村道・林道) | 第三種廃道 国県道不通区間 | 第四種廃道 旧道・林鉄転用道路・(未成道路) |
ORJでは成り行き上いろんな道を取り上げてきた。一般的なイメージの廃道(草ぼうぼう・崩壊で通れない)と異なるものもある。今は使われなくなったかつての街道(登山道として残っている)だとか国県道の不通区間だとか。林鉄を車道に転用したものとか。そういうものを「広義の廃道」と考えて掲載してきたわけだが、そのへんを一度整理してみたいなと思った次第。
「廃道」といったときに、見た目の状態・現況として廃道である場合と、法的に道でなくなった場合とがあるだろう。とりあえず、その○×で4つの分類を考えてみようとしたのだが、いまいちだ。そうすんなり分類できない。
形而上形而下はうまい言葉がなくてとりあえず入れてある。要するに目に見える状態と目に見えない状態の2面を考えてみたいということ。未成道路は法的には道路だろうから(「区間の決定」がなされているはずなので)ここに入れたが、未成道路すなわち法的な道ということもあるまい。
もともとは「状態として廃道」か「法的な廃道」であれば廃道とする、みたいなことを考えていたはずだが、そのどちらでもない道(上表第四種廃道)も対象としてあり得ないわけではないのだな。保坂カルバートみたいに現役道路の付帯構造物もあるし。
第二種街道に「近世以前の街道」や「明治里道」を入れたのは、かつての賑わいを失ったという意味では廃道に近いと思うから。まあ旧道と言ってしまえばいいのかも知れないが。
うーん。やっぱり無理があるなあ。別の軸で考えないといけないのか。車道か否かで分けるべきなのかも。利用されていた当初の形態が徒歩道なのか・荷車道なのか・車道なのか。
思った以上に多くの方からプロポーザルをいただいたので整理に呻吟している。しばしまたれたし皆様。