nagajisの日不定記。
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長浜駅の北陸線電化記念館のレール。えっ、未来製? と思ってしまったがこれがセクションナンバーであるようだ。合同製鐵1995年11月製レール。JISマークのところだけほしい。
これくらいのものになると「古レール」とは言えないかも知らん、と思ってみたりする。記念館のために持ち込んだ新品であるようだし。
彦根駅の1番ホームの端っこに残っている旧屋根に。ベルギー・ウグレー社のレール。これも1923年製だそうで、この頃ヨーロッパから大量に入ってきた激安品の一つであった。福知山線柵では見られないメーカーである。判読不能の個所はドットで製造月が示されているそうだ。
これも記念館庭に移されているやつ。実物。隧道建設の由来記が刻まれている。逢坂山隧道もそうだったが扁額にこんな細かな文字を刻んでも誰も読めなかっただろう。それでも掲げであったところに昔の人の感覚が読み取れて面白い。曰く「読まれるかどうかは問題に非ず。在ることに意味がある(記録記念することに意味がある)」。あからさまに誇るものではないところに奥床しさを感じる。