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2022-01-20 [長年日記]

[D] 1/20

早めに寝て暑くて起きたAM2:00頃までに見た夢と、寝直して見た夢の2本立て。

第一部は高校の卒業試験のようなものを受けている夢。1つ目の科目は作文。教室の居並ぶ机の一つに着席して、パソコンで何やら書いている。書いた内容のてにをははもちろんテーマさえも覚えていないが、いまこの歳にものを書くのと全く同じ感覚で、単語とか断片的な文とかしか出て来ず同じところを堂々巡りするような呻吟をしたのは確かである。その呻吟を実際に書いている時と寸分変わらない時間感覚およびまどろっこしさで書いていたように思い出されるのが不思議である。そして終了時間が近づき、「ええいままよ」という感じでモードが切り替わり(いわゆるゾーンに入った状態)、感覚的感情的なトゲをトゲのまんまで書き散らすような文章にまとめ上げることに成功した。たぶん『み~な』に書いたのがいちばん近いと思う。半ばヤケクソで何とか間に合わせたというようなものだが、その一方で「やった、これで勝つる」という思いもある。

試験はもう一科目あるのだが、それが始まる前に途中経過発表があった。うれしいことに最高得点らしかった。ほっとすると同時にああいうふうに書けたらそりゃそうなるだろうという思いもあった。自信過剰や自惚れでそう思うのではなく神懸ったテンションで書いたんだからそうなって当然だ(=自分の書いたものではない、二度と書けない類のもので、自分の血肉から出たものではないような感じがして、そこはうれしく感じられなかった。

第二科目は、なんといったらいいのか、アートな作品を何か作ることらしかった。これもすんなりとは思い浮かばず、これもまた半ばヤケクソに自分のコーディネート?自分を飾り立てて何か作る?みたいなことをやった。三編みおさげのカツラを被ってセーラー服を着て女装のようなことをしてみたり(自分自身が着たのではなかったな、自分に見立てたマネキンのようなものにあれこれやってゲージツ的なコーディネート?を作ったのだ)。シラフのいま考えると何でそれがアートなんだと思わずにいられないが、やっている本人は結構ノリノリになってきて(nagajisが女装なんて天地がひっくり返ってもあり得ないからな、そういう前代未聞なものを作ってみるところに些少の面白さを覚えたのだ)、しかもギャラリーの評価も上々だった。けれども調子に乗って進めていくうち、だんだん意味不明なものになっていって、何をしてもキマらなくなってくる。焦り始める自分。というところで前後不覚になる。

そんなこんなで試験は終了した。最終結果の発表の前、クラスメートと談笑している場面。ふと「これが終わったらもう勉強しなくていいってことだよな?」というような言葉が口を突いて出る。客観的な説明としては試験が終わった後の開放感が言葉になったということになるかも知れないが、感じていた感情は寂しさのほうが勝っていて、もう勉強することができないのか、というのが近い気がする。この歳になった今では生涯学び続けなきゃと(なんの衒いもなく、人間真理のひとつのように)思っていて、新たなことを知れた時には心から嬉しくなり、それに生きている意味を見出したりしているのだけれども、高校時代にそんなことを思ったことはない。

そうして試験結果が明らかになる前に目が覚めた。何かを書いて褒められたという記憶が心地よくて(悲しいやつだなあ)浮かれた気分で目覚めたように思う。だから夢の内容を反芻して、それで内容を覚えているわけである。


第二部は打って変わって自分の矮小さを見せつけられ、下層の人間たることを思い知らされるような夢だった。内容は忘れてしまったが、例えば仕事上のミスがバレないように取り繕って隠しているような、自惚れてやった行為が裏目に出て天狗の鼻を折られるような夢だったと思う。そうしてそんな嫌な気分で目が覚めた。第一部との落差の大きさ、全く正反対の思いをさせられる夢を連続で見たことが不思議で不思議で、そのことばかり考えたせいで内容を忘れたようである。現実の記憶もこれくらいコロッと忘れらたらいいのにと思う。


書いたものを褒められていい気になる、というのは罪の薄い自惚れで良いっちゃあ良いのだけれども、現実にないことを夢で補完しているようでもあり、そう考えると哀れでさもしい人生だなとも思う。そのへんは脇に置いておくとして、夢の中でものを書き、書き上げるというのは初めてのことのように思う。書いている間の呻吟の具合いとか(書いたり消したり前後を入れ替えたりするばかりでちっとも進まなかったりとか)、かかった時間のリアルな感覚とかは現実の通りであって、夢の中とは思えないようだった。


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