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旧道倶樂部録"

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2016-11-13 [長年日記]

[D] 11/13

何かの調査会社の一員としてとある市街地の一角に来ている。場所に見覚えはない。強いて言えば大阪城東区の商業地と住宅地の渾然一体となった辺りをもう少し黄昏色にした感じだろうか。大きなビルもあれば民家もある、しかし一体的に古ぼけて見える場面である。

私はドローンに乗る役を仰せつかる。ドローンに乗る?というのも変な話だが、要するにプロペラのついたバックパック+骨格スーツのようなものを装着して飛ぶもので、ロスオリンピックの開会式で飛んでいたアレがプロペラ式になったようなものである。例えるならヘリコプターよりも「ドローンに乗る」が適当だろうと思う。

何を調査するのかという肝心なことがよくわからないまま私は飛ばされる。基本的にリモート・コントロールで飛ぶようだが自分の意志で向きを変えたり進行方向をずらしたりすることはできるようだ。ビルや住宅が建て込んだ中にある学校のような建物の周りを、その学校の屋上すれすれの辺りをぐるりと回っていく。中々爽快である。

画像の説明学校を回っていくと住宅街の中にある公園に出た。公園の縁には住宅が密集しているが、その手前、公園の縁に沿って、何やら不思議な構造物が並んでいる。二階建て構造三径間のπラーメンが等間隔に連なっている。まるで高架の線路のようだが、柱や路面に煉瓦が使われてあって、妙に古い感じがする。

それを見て急に、ここに高架鉄道の遺構があったことを「思い出す」。そうそうこんな高架橋がこの辺には残っていたのだ。それを調査しに来たわけではなかったはずで、夢の中の私は思わぬ発見として喜んでいる。

ドローンがその高架に沿うように飛んで行くのをいいことに、ちょっと軌道を変更させ、島状になった高架のひとつに降りてみた。両足でポンと着地した程度だったが妙にうれしかった。高架なものだから地上からアクセスすることはできないし、隣のπラーメンとの間に架かっていたはずのゲルバー桁は取り外されていて---よくもまあそんなリアルな設定を持ち出したものだ>夢---渡れない。こうでもしない限り上に立つことはできないのだ。高架を離れながらパンして眺めた高架の名残惜しいことといったらない。

そうやって軌道をずらしたことで予定コースから外れてしまった。両手をわっさわっさ振って一生懸命高度を稼いでみたり、体を傾けてスピードを上げてみたりして、遅れを取り戻そうとする私。それが上手く行き、無事出発地点に戻ってくることができた。周囲を回っていた学校の校舎前にある広場であった。

上司の指示に従ってドローンを所定の位置に戻し、さあ後は自由時間だとばかりに歩き始める。そうだ今度は地上から高架を眺めてみよう。そんなことを思いつき、高架のほうへ向かおうとする私。と、そこへ軟式テニスのボールが落ちてきた。

「おーい、6年、それ投げてくれ-」

上の方からそんな声がする。見上げれば校舎の最上階から身を乗り出して手を降っている学生がいる。なんで6年なのかと思ったが、そうかここでは級式なのだ(6級→5級→…→1級と進級するのである。と勝手に理解している)。投げねばならないのだな。

肩とコントロールにはそれなりの自身があるから、そのつもりでほいと投げた。が、あとちょっとというところで届かなかった。めいっぱい身を乗り出してわずかに足りない位置に投げてしまったのだ。いかんいかん、次はバッチリ決めちゃる、と本気を出そうとすると、場面はどんどんおかしくなり始める。校舎の建物が上に行くほど奥へ引っ込んでいって、その上に網が張られていて……何と例えればいいのだろう、甲子園の銀傘を1/3ほどにして、座席が3段のベランダになったような感じの構造物、その三段目のもっとも引っ込んだところに向かって軟式テニスのボールを投げている自分になる。あるいは映画館のスクリーンのところから映写機に向かって投げるような感じか。相手はもっとも引っ込んだところにいて、高く投げれば網に引っかかるし、低ければ無論届かないしで、中々上手くいかない。高めに飛んだボールがネットに引っかかって落ちて来なくなったりーーー網の上でポーンポンポン・・・と跳ねて「ああ」となるーーー、横投げで投げたら妙な変化がついて横へ逸れていったり、何故か真横に積み上げてあったCDの山に手をぶつけてコントロールを狂わせたり。結局、5、6球投げたが、相手の手に収まることはなかった(いつのまにか球の数が増えている)。

ちぇ、腕が落ちたなあ、とか何とか思いながらその場を去る。そうそうさっきの高架を見に行くのだった。確かこの方向へ飛んでいったはず、と思って向かった先には、校舎建物と隣接する住宅との間に開いた幅1mほどの隙間。あれ、さっきはこんなに狭くはなかったぞ、そうか上は開いているのだな。地上を通ればこうなるに違いない。隙間には金網などなく、向こうに公園が見え、子どもたちが遊んでいる姿もある。場所はあそこで間違いない。けれどもその隙間と公園との間には幅3mほどの溝川が流れていた。こんなこともあろうかと思って持ってきていた長靴に履き替え、渡り始める私。


久しぶりに細部を思い出せる夢だった。ドローンのプロペラがヘニャヘニャで、だからこそモノに当っても壊れないのだと理解したこととか、ボールが柔らかいせいでひどく投げにくかったこととか。基本的にたのしいゆめであるところもいい。しかし夢の中でも遺構に拘っているのは哀れというほかない。

して、煉瓦が夢にも浸出し始めているのは注意すべきである。溝川を渡る時にも何か煉瓦の構造物を認め、気を取られたような気がする。そのうち刻印煉瓦とか探し始めるんじゃないだろうか。実際そんな刻印探しの夢を見てしまっているような朧げな記憶もある。

夢を構成する論理は奈辺から生まれてくるものなのだろうか。何が夢の論理性を規定しているのだろうか。高架橋が三径間πラーメンとゲルバー部の繰り返しであることは、それを見ればそうだとわかるという程度にしか理解していず、夢に見るほど考えたことがあるわけじゃない。廃止されれば桁が外されるだろうこともまあ理解できるが現実には稀だ。あれか、この間阪急京都線に乗って淡路辺りの高架建設現場を見た記憶が沸いてきたんだろうか。にしても視点の高さが全く違うぜ。

ボール投げの場面なんかはどこかで経験したことがあるとは思えない。引っ込んだところに投げ込むことの難しさは容易く想像できるけれども。その「難しい」という理解が場面をどんどん歪曲していったようには思われる。逃げようと必死になればなるほど足が動かなくなるとか、犬が出てきたら嫌だなと思った途端に出てくるとか(私の夢ではあまりないことだけど)。投げる位置の隣に障害物ができて、腕がぶつかったらいやだなと思ったとおりにぶつけたり、天井にあがって落ちて来ないかもと思ったとおりの展開になったりしたのはきっとその類のものだ。上手く行くことを想像していたら上手く行っていたのだろうか? それだったら第一投で成功しているはずなんだが。ばっちり届くことを多分に想定して投げたからなあ。

自分が見る夢は細部の設定が妙に現実的。そのくせ一人乗りドローンのような非現実的なものをすんなり受け付けたりする。プロペラは確か1つしかなかったはずで、それであんなに安定して飛べるわけがない。


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