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2019-02-27 [長年日記]

[煉瓦工場] 根底が揺らぐ

北海道庁拓殖年報を見ていて大変なことに気がついた。工場表の●は資料の発行年ではなくデータの年度時点(「○年末時点」とか)にあわせて乗っけていたのだけれど、「末時点」だったら○+1年のところに置かなければならないのではないか。例えば明治29年末時点データなら30年1月1日にはたぶん存在していたはずだから30年のラインのところに●を置いて30〜31年をダッシュにせねばならないのではないか。拓殖年報第11回は明治29年版で29年末データを載せている。となると明治30年ライン上に●となることになる。これまで作ってきたやつではM29に●している。

そう思って工場通覧などを見返してみると、M37版なんかはM37末時点の情報と書いてある。そうすると+1の必要が生じる。一方昭和の通覧は5年末データを7年版としていたりする(それを端数切り捨て的に5年に●&6年までヒゲにしていた)ので6年●7年ヒゲとせねばならないのではないか。

工場表のアイデアは泉南市埋蔵文化財センター年報から拝借したのだけれど、この年報では発行年を●としていた。そうすると昭和期の工場通覧などは+1年になってしまう。それに気づいてデータ年のほうに●を置くことにしたのだが、年度末データとなるとちょっと話が違うことになってしまわないか。

私家版の工場表は商工録系のデータも載せてある。これはデータの取得年次がはっきり書かれていないものが多く、それらは発行年の前年としていた。その年の前年末の調査を本年版に反映するイメージで。しかしそれも例えば昭和5年版なら4年末にはデータを持ってきているはずなので発行年前年をデータ年としていたが、やっぱり格闘する者に昭和5年に●なんじゃないか。 画像の説明 画像の説明

北海道の長野煉瓦工場で現状データと疑念晴らす形式とを作って比べてみた。開始年は変わらないがそれ以降が軒並み+1年になる。そこまで厳密に知るための表ではないのだけれども、こういう形式にしてしまった以上「17年まで存在してた」と臆断されてしまうのは避けたい。かといって全部のデータに+1年くらいの誤差ありますと記すのもマヌケな気がするし全データ+1修正するのはなおさらやりたくない。


いろいろ考えた末、どう考えても解決しそうにないので――そのうちnagajisは考えるのをやめた。


横軸の示し方がよくないのかも知れぬ。年の縦線の位置が○年1月というわけじゃないのだ。あくまでもその年のある時期には存在していたというくらいの意味しかないのだ。年を軸にすると連続的なものと思われがちだと思うがそうではなく離散的視点で作っている。それを一見でわかってほしいというのは無理だろうし第一自分が見て混乱したくらいだからな。

直感的であるようでそうでない、誤解を招きやすいという意味ではまったくダメなインターフェイスである。

だからといって「明治○年」の表記をずらして線-線間を1年と見せる(+縦線をずらす=線-線間に●をおく)というのも姑息でしかないだろうしなあ。

[煉瓦工場] というわけで

以前の取り方を踏襲して北海道庁拓殖年報と商工興信録のデータを反映。北海道は3分割に改めて、ついでに『函館区史』から函館製瓦の創業年を確認してM39.9.固定した。それ以前から大川通で操業していた工場を引き継いでいるようだがその前身会社がわからぬ。平製造所も金子も大川通なんだよ。

商工興信録からはM44頃の久保組の動向。岩越線の建設のために沿線各所に工場(分店)を作っておる。新潟県内には稲葉組工場と混在。


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